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作成日時:2018.11.12
更新日時:2019.01.19

【F1第21節/町田×大阪】 引き分けに指揮官も複雑な心境「勝てなくて悔しいけど、上位対決の結果としては悪くない」(大阪 比嘉リカルド監督)

PHOTO BY軍記ひろし

11月11日(日)にDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 第21節が行われ、シュライカー大阪はペスカドーラ町田に1-1で引き分けたた。

2位につける大阪は、4位の町田との上位対決に慎重な試合運びを見せた。立ち上がりこそ前線のプレスを仕掛けたものの、その後は徹底してハーフからの守備で応戦。相手にボールを持たせながら、リスクを排除してチャンスをうかがった。

攻め込まれる前半を無失点で耐えた大阪は後半、少しずつペースを上げて、31分に先制点を奪取。中央のアルトゥールのシュートのこぼれ球に、芝野創太が反応してゴールネットを揺らした。37分に相手のパワープレーから同点にされてしまったものの、38分には、エリア内でファウルを受けるとともに、相手が退場者を出してビッグチャンスをゲット。

しかし、チアゴのPKを防がれてしまったばかりか、その後も攻撃もことごとくふいにされ、大阪は勝利を呼び込む絶好の機会を生かせず。この結果、前節まで続いた連勝は「7」でストップしたが、8試合無敗をキープして上位対決を終えた。

前半はディフェンスのタイミングがズレていた

比嘉リカルド監督(シュライカー大阪)

──今日の試合を振り返って。

前半は正直、苦しかったです。いつもディフェンスしているところがハマらず、タイミングがズレているプレーが多かったです。そのためによく打たれてしまった印象でした。攻撃も、相手のプレスがかかってうまくいかなかったですし、自信を持ってやれていませんでした。後半は一つのセットは引いて、もう一つは前に出ていくことで、ボール回しなどいい試合の運び方ができました。相手の勝ちたい気持ちを押さえて、僕らのペースになって点を取ってリードできました。しかし、勝てるチャンスがありましたし、PKや(残り2分を切って相手が退場したことで)4人対3人で攻めたり、前半より悪い結果ではないですが、勝てたところ(で引き分けたこと)が悔しかった。でも、町田との直接対の結果としては(引き分けは)悪い結果ではないです。(試合が終わったばかりで)考える時間がないですが、ちゃんと修正して次の名古屋戦につなげたいです。

──相手はケガ人や出場停止で主力4人が出られない中で、前半からハーフで守っていました。どんなプランで臨んだのでしょうか?

勝ち続けているのは、攻撃で点を取れているところです。その攻撃のスタートとしてボールを取らないといけないですし、いいディフェンスができています。相手がどんなメンバーで出てくるとかではなく、自分たちのプランで同じことをやりたかった。でも今日はディフェンスのタイミングができていなかったので流れが悪かった。相手よりもまずは自分たちのプレーをすること。リスクを起こさないように、攻撃で自信をつけさせるようにすること。ハーフよりも前にいきたかったが、そこで止まったことで逆に安定できたのかなと。

──後半は、前半できなかったことを立て直せたということですが、前半のうちに修正したところは?

タイムアウトを取ったり声をかけて切り替えるなど、選手によって違います。本当はチームに対して、冷静にしたりセットを組み替えたりしないといけないが、そこはうまくできていませんでした。選手は自分の意図をよく理解してくれていたし、そのおかげで流れを変えられたと思います。

──後半のゴールシーンは、前半で見せていた1stセットと2ndセットのメンバーを2人入れ替えて、アルトゥール、小曽戸允哉、(チアゴではなく)芝野創太、(加藤未渚実ではなく)田村友貴でした。そのセットにしたタイミングでゴールが生まれたが、どう評価している?

フィジカルや疲れ、左利きなどがあります。未渚実は左ですし、(稲田)瑞穂は両足が使えるので、前半でかなり長めに使ってしまいました。それにチアゴは、ケガの影響で今週の木曜からしかトレーニングできていませんでした。コンディションがいつもより良くなかったので、芝野などいろんなセットを試しました。今日は(チアゴの状態が良くはないので)ピヴォなしでいかないといけないと思っていましたが、思ったよりもよくやってくれていました。

小曽戸允哉(シュライカー大阪)

──今日の試合を振り返って。

流れが悪かったり、思うようなプレーができなかったりする中で、後半に点を取ってリードして勝ち点3を取れるギリギリのところまでいけたのは、勝ち切る力をつけるためにも必要なことです。パワープレーで守ることや最後に決め切る、チャンスで決めること。それがリーグ戦で上位を目指すために必要なので、この先のリーグに向けてまた修正していきたいと思います。

──相手は主力が不在という中では、勝ち切りたかったのでは?

そうですね。そこは誰が出ているとかではなく、(順位が拮抗していて)勝ち点を争うチームなので勝ちたかったです。今日、勝っておけば2位で引き離すことができましたし、名古屋も引き分けていたので(勝ち点差を詰められたので)そう考えると特に勝ちたかったです。相手どうこうではなく。

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