更新日時:2021.02.20
【両チーム記者会見/F1大阪 vs 長野】勝てば自力で残留のボアルースがシュライカーに4発完封負け。
PHOTO BY高橋学
2月19日(金)、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1のシュライカー大阪とボアルース長野による試合が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、大阪が4-0で勝利。試合後、記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席しました。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
攻略できなかった部分が第2ピリオドは攻略できた部分に変わった
永井義文監督(シュライカー大阪)
──試合を振り返って。
ABEMAさんのインタビューでもお話しましたが長野さんの引いたディフェンスからのハイプレス、縦を切るディフェンス、あとはピヴォに入った後の強さ。相手の守備に対して第1ピリオドに攻略できなかった部分が第2ピリオドは攻略できた部分に変わり、試合の勝敗を大きく変える展開になりました。そこをモノにできたことが試合を決定づけたと思っています。
──第1ピリオドのプランと第2ピリオドのプランが大きく変わったように見えました。計盛良太選手が得点したシーンは「モビリティを上げろ!」という指示を飛ばしていたから生まれたのではないかと思いますがどんな戦術で試合に臨んだのでしょうか。
第1ピリオドから点を取りにいくという狙いを持ってやっていました。第1ピリオドうまくいかなかった部分と第2ピリオドうまくいった部分についてですが、一つ目の狙いとしては相手をフラットにさせる。フィクソの選手が真ん中に留まることで相手をフラットにさせて、そこからピヴォ当てをして、相手の1ラインを崩してフィニッシュにいくプランで、それで崩せると思っていました。ですが彼らはそれを上回るディフェンスをしてきたので、第2ピリオドは修正してフラットの仕方を少し変えました。
ラインカットの動きという、ボールに対して、開いて逆サイドからまた死角から入ってくるような動きを入れて、ピヴォ当てだったりパラレラ、ワンツーという自分たちの攻撃のスイッチを入れて、相手の守備の1ライン目に対する攻略の部分を少し列を降す動きで、モビリティを加えた。それが修正点で、そこが第2ピリオドは良くなったからピヴォにもボールが入りやすくなったし、逆サイドの攻略もしやすくなりましたし、アラに対するプレッシャーも軽減できたことが改善した部分です。
──先週復帰した檜山選手が今日は無失点勝利に貢献しましたが復帰後の彼のパフォーマンスはどう感じていますか?
今日の試合に関しては要所も抑えてくれましたし非常に満足しています。ただ、細かい部分でもっとできると思っています。ビックセーブを多くしましたがそれを未然に防げるコーチングが彼の魅力ですのでもっと未然に防げたのではないかと。もちろん守備の選手の責任もありますが、彼はもっともっとできると思っています。彼にはもっと成長してほしいし、本来持っているパフォーマンスをどんな試合でも続けてほしいです。
田村友貴(シュライカー大阪)
──試合を振り返って。
立ち上がりから相手が引いてくるという難しい状態に対して、自分たちの攻撃がうまくいかない難しい時間が続いていました。ですが第2ピリオドは自分たちが狙いとしている形から2点入ったことが大きかった。パワープレーでも、スタッフがしっかりとスカウティングしてくれた通りに自分たちの守備できました。難しい試合でしたけど勝ち切れたことはよかったと思います。
見ていて楽しいフットサルになってきた
横澤直樹監督(ボアルース長野)
──試合を振り返って。
我々の今の立ち位置はY.S.C.C.横浜さんよりも勝ち点1だけリードしていますが、最終目的である「F1定着」を達成するために大阪戦に挑み、勝ち点3を獲得したかった。やはり大阪さんのピヴォからの攻撃もそうだし、カウンターの質に苦戦しました。我々は失点を許してしまいましたが、今は得失点数よりも(重要なのは)勝ち点を挙げることなので湘南ベルマーレ戦に向けてパワープレーを試しました。もちろん勝ちにいったパワープレーですが最後の試合も視野に入れながらなんとか準備していきたいと思っています。
──パワープレーをやってみての手応えと課題、短い間にどんな修正を施そうと考えていますか?
パワープレーでいくつか崩し切ったシーンはあったので、コミュニケーションを高めてそこの質を高める。あとは当然、この試合を湘南さんは見ているので、それをうまく利用して(スカウティングの)逆をつく戦略も考えます。パワープレーだけでなく、基本的な攻撃も守備も大阪に引けを取らないと思っています。練習や最近の試合を見ていても、僕自身、選手に対して期待しかないですし、見ていて楽しいフットサルになってきたとすごく感じます。最終戦とはいえ、勝つか負けるか、F1定着するかしないかの本当に崖っぷちですけど、必死に挑んでいきたいと思います。
──今日は無得点に終わってしまいましたが手応えは感じている。
そうですね。残り1試合なので、前を向いて進むだけです。
西巻広直(ボアルース長野)
──試合を振り返って。
今日の試合は自分たちのやりたいことを大阪さんにやられてしまった。セットプレーからのゴールやピヴォ当てからの攻撃もこちらが目指していたフットサルでもあるので、そこで力の差を感じましたが第1ピリオドは0失点と耐えることができましたしカウンターなどができていた。勝つチャンスはあったと思いますが、そこで得点が奪えなかったことが今日の敗因。残りの湘南戦では自力で何がなんでも残留を決めたいです。
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