日本代表は14日、国際親善試合でアルゼンチン代表と対戦した。開始4分で先制点を決められたものの、最後残り1分で追いつき、2016年のFIFAフットサルワールドカップの優勝国に1-1で引き分けた。

体格の勝るアルゼンチン代表を相手に、スピードを武器に堂々と渡り合った日本の10番・金澤空。

試合を終え、金澤に話を聞いた。

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南米王者に一歩も引かない球際の攻防

──アルゼンチンを相手に試合をしていかがでしたか？

南米の人は体格が日本人とは違いますし、フィジカルも強いです。それを剥がしていくために、自分たちは細かくたくさん動くことをずっとトレーニングしていました。それを少しは出せたんじゃないかなという風に思います。

──当たり負けをしていない感じがしましたね。

この1年間、南米のチームやヨーロッパのチームなど、たくさんのチームと試合をしてきたので、慣れてきたわけではないですけど、試合を重ねることで経験値も上がっていると思います。

球際の部分で負けてしまったら、勝っていくことが難しいので「球際で負けない」ということは、どんなスタイルのフットサルやるにしても、前提としてチーム全員で共有しています。そういう意味では、少しずつ成長できてるかなと思います。

──金澤選手を見ていても、そのパススピードで特に相手をかき乱している印象がありました。ご自身でも通用しているなと感じた部分はありましたか？

自分が今まで練習してきたことを出せるシーンも多くあったと思うので、それを一つ自信にしながらも、もっともっと精度とか運動量とかもっとあげられるようにトレーニングしていきたいと思います。

──同じチームの吉川選手などは、チームでプレーするときと、代表でプレーするときに違いは感じますか？

フットサルは色んなスタイルがあるので、監督が求めてる形というのはもちろん違います。名古屋は名古屋、代表では代表のやり方があるので、それはうまくスイッチを切り替えながらみんなやれていると思います。

──40分間（パフォーマンスが）落ちないことはないと思うんですけど、かなり維持できたのかなという印象ですが。

（高いパフォーマンスを）続けることが日本の今後を占うためにも大事だと思うので、やっぱり運動量。日本人が得意なところ、最後までしっかりと集中切らさないことなどを1つの武器にしながら、全員がこのチームでやっていきたいなという風に考えていると思います。勝ちたかったんですけど、いい試合ができたかなと思います。

──北海道の帯広でもう一度対戦しますがどのように戦っていきたいですか？

アルゼンチンも、今日勝てなかったことで1つまたギアをあげてくると思います。だから自分たちもさらにギアを入れて、2日間短い時間ですけど、全員でいい準備をして、もっともっと魅力的なフットサルができるように頑張りたいです。