更新日時:2021.06.14
【日本代表】森洸、田村友貴が代表デビューも第1戦は低調・日本が加藤未渚実のゴールのみに終わりタイに敗戦
PHOTO BY軍記ひろし
日本代表は23日、新潟県のシティホールプラザアオーレ長岡で国際親善試合のタイ代表戦を行い、1-2で敗れている。
加藤未渚実が一矢報いるも…
2020年に行われるリトアニアワールドカップの予選を兼ねたAFCフットサル選手権2019に向けた東地区予選が10月に開催される。大事な大会を前に行われた今回の強化試合は、アジアで力をつけてきているタイ代表との対戦となった。
日本はゴレイロに関口優志を起用。1stセットは星翔太、仁部屋和弘、吉川智貴、皆本晃がピッチに立つと、まずは2分にアイソレーションで左サイドを個人技で抜ききった仁部屋がこの試合最初のシュートを放つ。良い入りを見せた日本だったが、その後はピヴォを使った攻撃がうまく機能せずに停滞していく。
3分には2ndセットに森岡薫、西谷良介、加藤未渚実、滝田学がピッチに立つも、ここでも森岡にボールが入った後の攻撃がうまくいかずに、フィニッシュまで持ち込めない。6分には3rdセットとして森村孝志、室田祐希、堀米将太に代表デビューとなった森洸がピッチに送り込まれた。しかしこの3rdセットは室田以外が代表での経験が浅く、相手に押し込まれる場面が続いてしまう。
一方のタイはピヴォをうまく使った攻撃でシンプルにフィニッシュまで持ち込んでいくが、関口の好セーブが光りスコアはなかなか動かず。我慢の時間が続く日本だったが、10分に左CKでウォンケーオがファーサイドに大きく蹴ったボールを、ソーンウィチアンがダイレクトで捉えるとこのシュートがネットを揺らしてタイが先制する。
日本も直後の11分に左CKから吉川が大きく蹴ったボールを、皆本がダイレクトで捉える。セグンドに流れたボールはゴール前に詰めていた吉川に渡りシュートまで持ち込んだがクロスバーを叩いてしまい、日本が同点のチャンスを逸する。14分にも再び左CKから今度は森岡がダイレクトボレーを放つが、ここは相手に当ててしまいここも決めきれず。同じく14分には、再び3rdセットがピッチに立ち、森に代わって今度は田村友貴が代表デビューを飾った。
その後も日本は、星、森岡、森村のピヴォを使った攻撃を仕掛けるが、相手フィクソとのマッチアップで後手となり連動した攻撃を見せられない。さらに前半も残り40秒で星のバックパスから相手に間接FKを与えてしまうと、ウォケーオのピサーダから最後はトゥエンクラーンに豪快に蹴り込まれて2失点目。前半はそのまま終了を迎えた。
後半に入ると日本はゴレイロを関口からピレス・イゴールにチェンジ。2点を追いかけるなか、21分には森岡が個人技で抜け出して決定機を迎えるが、相手選手に倒されてシュートまでは持っていけない。逆に23分にはチェムチュルーンにフリーで打たれたシュートがクロスバーをたたくなど危ない場面が目立つ。27分に芝野創太がピッチに立ったことでメンバー全員が出場となった。すると29分にはその芝野が左サイドでマークを剥がして入れたシュートパスに室田が飛び込むが、わずかに合わせることができず。31分には加藤のシュートがクロスバーに阻まれ、32分には森岡が抜け出してゴレイロと1対1を迎えたが、相手ゴレイロの好判断でシュートを打てないなどゴールが遠い。
すると35分からはゴレイロに仁部屋を送り込んでパワープレーを開始。吉川を底辺に右サイドには西谷、加藤、左サイドには仁部屋、森岡が並んでゴールをこじ開けにかかる。旋回や相手のギャップをうまく使いながらパスを回すが、ここでもシュートまで持ち込めずに時間だけが経過。残り2秒ではカウンターの形で吉川から森岡に繋ぎシュート。ここは阻まれるが、こぼれ球を拾った加藤がキックフェイントで相手の動きを止めてシュートを蹴り込み1点を返す。しかし日本の反撃もここまで。タイ代表との第1戦は厳しい敗戦となった。なお、第2戦は25日に愛知県の武田テバオーシャンアリーナで行われる。
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