3月25日、日本サッカー協会（JFA）は3月27日から4月2日にかけて行われるUAE遠征のフットサル日本代表メンバーを発表した。

UAE代表、サウジアラビア代表と試合予定

木暮ジャパンとして初の海外遠征となるUAE遠征のメンバーが発表され、全日本フットサル選手権大会で優勝した立川・府中アスレティックFCから初選出の黒本ギレルメを含む、最多4名が選出された。

初選出の黒本は全日本選手権の決勝では名古屋オーシャンズからシュートを48本浴びながら無失点勝利に貢献し、大会MVPに選ばれた。決勝戦の後、「日本に来てから代表に選ばれたいという思いがある」と話していた黒本は2013年に来日。2020年に日本国籍への帰化が認められていた。

「帰化するまでに時間がかかってしまったり、帰化をしてから大きなケガをしてしまったり、苦しいこともありましたが今も目指しています」と話していた矢先での選出になった。

日本代表は12月、1月の国内合宿を経て、今回は海外遠征で強化を図ることになる。

遠征ではUAE代表とサウジアラビア代表との国際親善試合が予定されており、木暮賢一郎監督は「チームとして待ち望んでいた、国際試合を通してチームを形作っていくことがやっとできるということに、スタッフともども、わくわくしています」とコメント。「長距離移動や短い準備期間のなかでも力を発揮すること、そしてそれを繰り返すことで、チームを強くしていきたいと思っています。意義のある遠征になります」と意気込みを示した。

日本代表として初の試合に臨む選手も多いが、この遠征を通してチームとしての完成度を高めていきたい。

新体制初となる海外遠征でどのような結果を残すのか、注目が集まる。

リリースされたメンバーとコメントは以下のとおり

【フットサル日本代表候補トレーニングキャンプメンバー】

GK

FP

*フットサル日本代表初招集選手

コメント

小西鉄平　フットサルテクニカルダイレクター
国際試合を通したチーム強化を軸とするなかで、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、代表チームとのマッチメイクを常に監督と模索してきました。今回、UAEとサウジアラビアとコンタクトを取り、様々なタイミングが重なって西アジアの強国との試合が実現しました。Ｆリーグ、各所属クラブ、JFA各部門、そして何よりUAEサッカー協会の協力に感謝します。
我々にとっては、9月末に開幕するAFCフットサルアジアカップに向けた強化が大きな目的となります。木暮監督が就任して初めての国際試合。チーム内、そして対戦相手との競争に取り組み、選手個人、そしてチーム全体のレベルアップを図ります。
フットサル日本代表は、2024年のFIFAフットサルワールドカップでベスト8以上の成績を挙げることを目標としています。ワールドカップへの第一歩として今年のAFCフットサルアジアカップで優勝し、一つ一つのフットサル日本代表の活動からもフットボールファミリー全体に活力を届けられるよう進めていきます。

木暮賢一郎　フットサル日本代表監督
チームとして待ち望んでいた、国際試合を通してチームを形作っていくことがやっとできるということに、スタッフともども、わくわくしています。長距離移動や短い準備期間のなかでも力を発揮すること、そしてそれを繰り返すことで、チームを強くしていきたいと思っています。意義のある遠征になります。
今回は、Ｆリーグ終盤戦と全日本フットサル選手権で高いパフォーマンスを発揮していた選手と、12月、1月のフットサル日本代表活動でのパフォーマンスを踏まえ、ポジションバランスを考慮して14名を選出しました。初めてフットサル日本代表として国際試合を戦う選手も多いですが、勝利しながらチームの成長につなげていきたいと考えています。