更新日時:2019.06.23
【F1第5節/大阪×北海道】善戦を繰り広げたが勝ち点を奪えず……。「非常にもったいない試合だった」(北海道 小野寺隆彦監督)
PHOTO BY軍記ひろし
6月23日(日)、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1第5節、シュライカー大阪vsエスポラーダ北海道が武田テバオーシャンアリーナで行われ、0-1で敗れた。
試合は大阪に主導権を握られる時間帯が長かったが、素早いプレスで攻撃を阻止する。しかし12分に先制点を許してしまい1点ビハインドで前半が終了する。
迎えた後半、高い位置でボールを奪われあわや失点という場面を和田拳斗がバイシクルでクリア。間一髪で何を凌ぐ。北海道もカウンターから攻めるが小島翼のシュートがポストを叩くなどゴールが決まらない。
そして0-1のまま迎えた後半37分堀米翔太をGKにパワープレーを開始。大阪を最後まで苦しめたが結局ゴールを決めることができず試合終了。善戦を繰り広げながらも勝ち点を得ることはできなかった。
守備に手応え。あとは決定力。
小野寺隆彦監督(エスポラーダ北海道)
──試合を振り返って。
昨年の対戦では全く歯が立たなかった大阪さん相手にディフェンス面からハードワークしてくれて結果は0-1。惜しい試合は演じてくれましたが2試合続けて0得点。それでは勝つことはできないので、大きなチャンスをしっかり決めていけないとこの先が厳しくなります。「いい試合だったな」と言えるのはもちろんいいのですが、十分勝つことも可能な試合でした。非常にもったいない試合だったなと感じています。
──前半と後半で内容が変わったように見えましたがハーフタイムでどんな指示を出しましたか?
ディフェンスの部分では後半は自主的に、ポジティブにプレッシャーをかけてくれました。前半、ある程度五分五分で戦うことができたので選手たちも自信を持ってプレーできたことは間違いないです。多少昨年の怖さもあって、若い選手もいます。言葉が適切かわからないですけど、おっかなびっくりな部分があったと思います。ですが十分戦える自信が彼らの後半だった。特に守りがここ数試合しっかりしているので、あとは攻めるだけです。そういう意味では去年と違って「あとは決めるだけ」の課題のクリアで(上位へ)いけると思っています。あと一歩ですけど選手たちが試合の中で一つ成長できたゲームだったと言えるのではないかと思います。
水上玄太(エスポラーダ北海道)
──試合を振り返って。
開幕戦で大敗してしまいましたがそれ以降ここ数試合はしっかり立て直して監督が言ったようにみんながハードワークしてディフェンスできています。その部分、今日もしっかりできた。ですが攻撃の面でまだまだ厚みのある攻撃ができていない。カウンターをしっかり決めれるように、今後は厚みも出せるようにトレーニングしていきたいです。勝てなかったことは残念ですけど、もっともっと上位に食い込んでいくようなチームになれると思っています。来週は(バサジィ)大分、名古屋(オーシャンズ)と競合との連戦ですがしっかり勝ち点取れるように頑張りたいです。
──結果としては勝ち点0でしたが開幕節、フウガドールすみだに大敗したときの勝ち点0とは意味が違うのではないでしょうか?
すみだ戦に関しては、開幕まで自分たちがやってきたプレスをかけるディフェンスが全くハマりませんでした。前の方にずれてずれて、相手に(プレスが)回避されての失点でしたが次の試合からしっかり修正しディフェンス面ではてハードワークできて自分たちの規則に基づいてできました。
今日はまたひとつ違って、前半はハーフからプレスをかけて相手もそこまで運動量が豊富でなく嫌がっていました。なので後半は前の方から強めにプレスをかけては知り合いに持って行きました。そこで惜しい場面までいきましたが決めるところで決めきれなかった。同じ勝ち点0でも、「前向きな勝ち点0」という言い方をしていいのかわからないですけど、「あともう少しだね」という試合でした。うちのチームだけではないですが「決定力とかチャンスの面でどう決めるか」というのが課題ではあります。
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