更新日時:2020.09.09
【両チーム記者会見/F1第1節 北九州 vs 湘南】湘南が3点差から追い上げるが1点及ばず、北九州がF1初陣で初勝利!
PHOTO BY高橋学
9月6日、三重県営サンアリーナでFリーグ2020-2021 ディビジョン1 第1節 ボルクバレット北九州 vs 湘南ベルマーレが行われた。試合の結果、初めてのF1を戦った北九州が3-2で勝利。試合後、オンラインで記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席した。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
勝ったことは良かったですができないことの方が多かった
馬場源徳監督(ボルクバレット北九州)
──試合を振り返って。
今日の試合ですがあまり自分たちが思うようなプレーができない時間が特に後半は目立った。それを必ず改善して次節以降につなげていきたいです。ただし前半から守備で規律を保ちながらある程度相手のゲームを封鎖して、自分たちのリズムを作り得点するところは成功したと思います。そういう意味では50点。勝ったことは良かったですができないことの方が多かったと思います。
──12月に昇格が決まりましたが今日の開幕を迎えるまでにどんな準備を進めてきましたか?
選手が北九州に来てからフットサルのコンセプトを共有し、基礎技術の浸透をしてきました。 そこから特化した戦術の中での分岐、分担した作業、もしくは特化したポジション別の特性などを出すにはまだまだ時間がかかると思っています。今は選手たちに全体戦術の共有する初期段階だと思っています。
──試合も多い中、この激しいプレスを長丁場で続けられるのでしょうか?
プレッシングは、この試合より高い強度を全試合出せると思っています。今日の試合は難しい時間もありましたし緊張などもあると思いますがこの先必ず上がっていくと思います。プレッシングに関しては生命線ですし、チーム全体で意識してトレーニングしています。選手もプレッシングすることを楽しんでいると思いますので、問題ないかと思っています。
──今後のボルクバレット北九州の発展において今日の初勝利はどのように感じていますか?
プレシーズンのインタビューで言ってますが、結果を出さないとこの世界は何を言っても通用しないと思っています。まずは勝ち点3が私たちの街のクラブに入ってきたことを心から喜んでいます。勝てるチームを人は応援します。勝てるチームに人はお金を使うと思っているので、自分たちのある財源の中で限界のパフォーマンスを出して勝ち点を挙げることでフットサルの人気にもっとつながっていければと思います。
小林謙太(ボルクバレット北九州)
──試合を振り返って。
F1に上がって初めての試合でした。昔からF1で戦っているチームとの試合だったのでやはり速い、強い、うまいというのを身に染みて感じた試合でした。2点返されましたが3点取ったことで危ない試合でしたがギリギリ勝ち切れたことはすごく良かったと思います。
北九州さんのプレスが素晴らしかった
奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)
──試合を振り返って。
お疲れ様です。まずはFリーグを開催するにあたって、ご尽力されてくださった方々に感謝したいです。ありがとうございます。7月からチームが始動して、開幕に向けてチーム一丸となって頑張ってきましたが、今日の試合に関しては北九州さんの前プレに引っかかってしまった。そこを回避する練習をしてきましたが、回避できなくて、何度か引っかかってしまいそこを得点に結びつけられた。守備の面で自分たちが得意にしている前からのプレスの距離が遠く、彼らに自由を与えてしまって自分たちのリズムを作れなかった。
そこからハーフタイムに修正して自分たちの持ち味である1対1もそうですし、相手ディフェンスのライン間をうまく使った攻撃でリズムを作っていきましたが、試合は40分の中で勝敗が決まるスポーツです。前半の20分に自分たちが寝てしまっていたことが今日の敗因なのかなと思います。そこに関しては試合中もそうですし練習中もそうですが、自分がしっかりとリードし切れなかった。選手たちは本当に頑張ってくれたと思いますし、いろいろな条件の中で最後までやり切ってくれた。そこで結果を出せなかったのは監督である自分の責任。しっかりと検証して反省して次の浦安戦に向けて頑張っていきたいと思います。
──立ち上がり、うまく入れなかった要因はどのように感じていますか?
選手たちが実際に体感した予想より強かったこともあるかもしれないです。久々の公式戦ということで、緊張から来る視野の確保ができないとか、コントロールがうまくできないとかのいろいろな要因もあると思います。ですがそれは相手も同じこと。頭の回転を早くしないとあのプレスを回避するのは難しかったのかなと思います。スタッフの送り出し方についても、どうだったかももっと検証する必要と思いますが、北九州さんのプレスがはやり素晴らしかったと思います。同サイドのパスに対して必ずジャンプしてきて、そこでの迫力もすごかったですし、そこをうまく縦にドリブルして間につければ良かったのですが、間にも人が入ってこれなかったということで少し浮き足立っていたのかなと思います。
上原拓也(湘南ベルマーレ)
──試合を振り返って。
シーズン開幕ができたことは少なからず僕らだけの力ではないと再認識しました。開幕できたことは嬉しかったです。試合に関しては、監督は「監督の責任」と言いましたが選手たち一人ひとりが練習からもっともっと結果にこだわってやらないといけません。僕らがもっともっと成長しなければいけない。今日の試合を次の(バルドラール)浦安戦に向けて切り替えたい。僕らがしっかりもっとやれるようなチームに変わらないといけないと思いました。チャンスはたくさんあったので、そのチャンスを決め切ることと、ゴレイロとしては来たピンチ0に抑えることが仕事。自分にフォーカスしながら次へ向けてしっかり反省しして準備したいです。
──湘南のサポーターはFリーグで一番なくらい規模も大きく熱量があります。彼らがいない影響というのはやはり大きかったですか?
湘南ベルマーレのサポーターは、日本一のサポーターだと思っています。僕らも無観客試合というのは初めての経験。いざ試合に入るといつも聞こえるサポーターの声援が聞こえないので、いつもと違う雰囲気はありました。その中でいつもあるものがないというのは僕らにとっても難しかったと感じました。やはり苦しいときにサポーターの声援が力になっていましたが、無観客試合の中で声が聞こえないというのは選手としてはすごくやりづらかったです。それは選手皆んなも感じていますし、スタッフみんなも感じていると思います。改めてすごく偉大な存在だなと気付かされました。
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