更新日時:2020.09.20
【両チーム記者会見/F1第5節 立川・府中 vs すみだ 】東京ダービーは両者譲らず!3度の同点で勝ち点1を分け合う
PHOTO BY高橋学
9月19日、町田市立総合体育館でFリーグ2020-2021 ディビジョン1 第5節 立川・府中アスレティックFC vs フウガドールすみだの試合が行われ、3-3のドローに終わった。試合後、オンラインで記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席した。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
3戦未勝利も手応え掴む一戦に
山田マルコス勇慈監督(立川・府中アスレティックFC)
──試合を振り返って。
3試合目としてかなりプレッシャーを感じていました。ケガ人もいて、セットのバランスを考えて、そこのバトルもありました。試合の途中までは試しながらやっていて、やっと見つけて攻撃のソリューション(答え)を出せていましたが、守備はバランスを整えられない中で失点してしまいました。
後半は相手の強さであるピヴォを消せたと思います。名古屋戦から守備システムを変えて臨みましたが、そこは自信になりました。攻撃もポジティブ。でも守備ではまた(後半に)2失点してしまい、そこはチームの課題です。ナーバスになっていますが、これは一勝で変わると思います。ナーバスになっているからこそ、アンバランスになっているのかなと思います。
──中央のレーンで内田隼太選手を中心に攻撃が光ったが、監督として手応えは?
内田選手のセットは、アンバランスな状態だったと思います。クオリティが高い選手が揃ったセットでしたが、バランスが悪くて一人ひとりの役割が連動できるよう調整することに苦労しました。
金澤空選手が練習で活躍していたのでオプションとして入りましたが、試合の途中で上村選手が入り、元のクアトロセットに戻しました。その結果、リズムを取り戻せたと思います。選手たちもやり慣れているので、内田選手がさらによくなったのかなと。
いいリズムでボールを回せて、パスコースが見えるなどバランスが整うと(さらに)リズムがよくなります。
上村充哉(立川・府中アスレティックFC)
──試合を振り返って。
今日は、先制され、逆転して、最後はあまり良くない追いつかれ方をしましたが、去年は先制された試合で負けていたので、そこを考えると逆転できたことをポジティブに捉えたいです。でも勝ちきれていないので、そこに目を向けて来週も頑張っていきたいです。
──後半は名古屋戦で大敗したチームとは思えないパフォーマンス。この一週間どんなマインドで臨んできたか?
大敗したとは思えないくらいポジティブでした。その中でもみんなナーバスだったと思いますが、何人かの選手が引っ張って、元気を出せていたのでムードも良かったし、強いアスレを取り戻そうという気持ちでした。
優勝に向け開幕2試合で未勝利に危機感
須賀雄大監督(フウガドールすみだ)
──試合を振り返って。
立川・府中とは練習試合をして、公式戦2試合もスカウティングしていました。ボールを持った時の攻撃力があるし、今まで無得点だったのが不思議。内田隼太を中心に得点力があり、そこを抑えることがポイントでした。
同点は自分たちの望む結果ではないし、課題もあるので、改善して次の試合のピッチで表現できないと優勝争いは難しい。もう一度、クラブの基本である、競争に向き合ってやっていけたらと思います。
──2巡しかない中で、今季の優勝ラインをどこに定めているのか?
名古屋が例年のように勝ち続けると、1巡で1敗1分が一つの最低ライン。他力にならないラインです。なので、実際2試合で1分1敗で苦しいと思っています。ただ、やはりどのチームも今季は通常通りではない。
うちもアクシデントがあり、ありえないようなケガ人の人数が出ています。やはり周りの勝ち星がどうこうではなく、自分たちがやるべきことをやるのがポイント。名古屋がいつものようにやるなら、勝ち星を落とすと優勝争いから脱落することに直結する。
──今季は、これまでの宮崎曉選手とガリンシャ選手のラインではなく、田口元気選手とガリンシャ選手のラインが際立っていた。
前半はやりたいイメージでフィニッシュまでいけていました。そこは満足しています。宮崎曉からがガリンシャのラインはどこも研究しているので、角度を変えたところから田口が関係を狙っていく。
もしくは、諸江剣語が逆アラの高い位置を取る。相手が切ってきたときに、違う選択肢をもつことに取り組んでいました。逆に言えば、ミヤとガリが驚異だから別が生きている。今季は全員が相手の脅威になることを求めているので、そこで田口が非常に脅威になれていると思っています。
──開幕は岸将太だったが、今日は石黒紘久が良かった。GKの競争については?
岸は怪我で欠場しましたが、開幕戦は悪くなかったです。育てる枠の選手ではなく、純粋に3人で競争しています。
大黒章太郎も2週間前から戻ってパフォーマンスを上げているし、練習から競争しているので、そこが彼らの強さにつながっています。石黒紘久も勝ち点1に満足していないと思うし、良いパフォーマンスだったけど、勝ち点3をもぎ取ることをGKに求めたい。そこを期待しています。
──前半後半で3rdユニフォームから2ndユニフォームに変わるという珍しいことがありました。
実は僕も後半からジャケットを脱いでいます。そこに気づいていたか。そこまで見れていたらすごいですよね。
見づらいということだったので、後半変えたほうがいいよねと。今季は3rdユニフォームまで作っているのですが、Fリーグで3rdまで作っているクラブはなかなかないです。そのメリットが出ましたね。ファンやスポンサーの方にも、少しでもユニフォームも楽しにしてもらえたらいいですね。
諸江剣語(フウガドールすみだ )
──試合を振り返って。
最低限の結果を残しましたが、得点ではセットプレーとパワープレーからの1点なので、逆にシステム攻撃で取れていないのは課題ですし、失点もセットプレーの2失点は修正が必要です。エスポラーダ北海道戦まで時間があるので、もう一つチームとしてあげていけるようにしたいと思います。
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