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作成日時:2020.09.22
更新日時:2020.09.22

【両チーム記者会見/F1名古屋 vs 大阪】Fリーグ版“クラシコ”。勝負を制したのは、開幕3連勝中だった名古屋に。

PHOTO BY高橋学

9月22日、武田テバオーシャンアリーナでFリーグ2020-2021 ディビジョン1 名古屋オーシャンズ vs シュライカー大阪の試合が行われ、3-1で名古屋が勝利した。試合後、オンラインで記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席した。

■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)

勝って修正できるのはいいこと

フエンテス監督

──試合を振り返って。

このような試合を勝てて嬉しく思います。ピッチの中は上位対決にふさわしい戦いでした。大阪は監督も変わって、選手も変わっていますが(昨シーズンまでの)ベースを保っていた。過去を振り返っても、大阪とは今までも常に重要なゲームを戦ってきましたので、ゲームには一人ひとりが集中して入らないと勝てない対戦相手です。

ポジティブな部分は、前回の試合から感覚の短い中、準備も含め選手の疲れも抜け切っていない中での大阪との試合でしたが、選手たちは厳しい状況に打ち勝ったゲームだったと思います。この連戦をここでうまく勝ち点6を取れたことはチームとして大きなものになりました。

──過密日程もありながら開幕から4戦全勝していることについては監督自身、どう捉えていますか。

今日の試合もそうですが、課題もあったゲームでしたが、悪くはなかったと思います。前半(第1ピリオド)は12分くらいまで私たちは試合の流れを作れていた。そこから相手に押された時間帯もありましたが、そこはシーズンを通すことで解消されるはずです。今シーズンは例年よりも長いプレシーズンの期間があったので、ゲーム感覚が戻って課題解決も含めてチームは今後、良くなることでしょう。

質問でもあったように今シーズンは過密日程です。いつもと違うスケジュールなので課題も直しながら良くしていくことを考える中でも、勝ち点3は今まで以上に重みがあります。どんな形でもいいので勝ち点3はやはり積み重ねていかないといけない。さらにタイトなスクジュールなので勝利に関して私はいつも以上に喜びを感じますし、毎試合ほっとしています。今シーズンは欲張らず、まずは勝ち点3をとにかく取ることに重点を置きたい。そこから細かいことを修正したい。ただ、今回のスケジュールみたいにその試合に向けて細かく準備できるわけではない。そういったところも踏まえた心の準備をしていかないといけないです。

──第2ピリオドの最中、身振り手振り選手にどんなことを伝えていたのでしょうか。

前半は先ほど話したように12分くらいまでいいパフォーマンスを出せていましたが、後半(第2ピリオド)は私たちの動きが少なくなってしまい、流れが悪い時間帯でした。相手がゲームの中で上回ってきている嫌な感覚がありました。後半の1-0の状況でしたので次、どちらのチームに得点が入るかでゲームが大きく左右されると感じたので、「前半のようにまたパスアンドムーブで動きを増やそうと」指示を出しつつチームにショックを与えました。

相手はマンツーマンでしたので、私たちはエントレリネアスなどの短い動きで間の動きを取りにいきました。ただ、そこの効果があまり感じませんでした。なのでパラレラを仕掛けたり、裏のボールを狙うためにも運動量を上げなければいけなかった。それにプラス、自分たちでもう少しメリハリをつけていこうという指示が一番でした。自分たちの流れが作れていけるように盛り上げようという、そういった指示でした。

そういう意味でも、流れが少し悪くなってしまってここでの失点は危ないなという雰囲気だったので27分にタイムアウトを取って「そこで一度リセットしよう」と声をかけました。そこからチーム全体として盛り上げてくれて、少しずつゲームの流れが作れました。そこで2点目が入って、相手はパワープレーをせざるを得ない状況が生まれました。選手みんな、冷静にそこは吸収して理解してくれて、盛り上げてやれたことはよかったです。

星龍太(名古屋オーシャンズ)

──試合を振り返って。

勝ち点3を取れたことが一番かなと思います。流れはそんなに悪くなかったと思いますし、シュートにいける部分も多かった。勝って修正できるのはいいことだと思います。

負けは負けなので、次に切り替えていきたい

永井義文監督(シュライカー大阪)

──試合を振り返って。

負けは負けなので、次に切り替えていきたい。次節へ向けては日にちも少ないのでしっかり準備して次の試合に臨むために、切り替えていきたいという気持ちです。

──フィジカルの強い相井忍選手がフィクソの位置でプレーすることが多かったと思います。その意図はなんでしょう?

名古屋さんはタレント揃いなので、立ち上がりで失点を重ねてしまうと難しいゲームプランになります。本来はピヴォの位置が得意な選手ですけども、今日の彼の役割はフィクソとして後ろを締めてもらう役割を与えていました。その中で彼はしっかり仕事をしてくれたと思いますし、ゴールも決めてくれたので評価しています。

田村友貴(シュライカー大阪)

──試合を振り返って。

展開的には、自分たちの用意していたゲームプラン通りに進んでいきましたが、やはり名古屋の勝ち切る力が非常に強かった。自分たちはそれに対応できず負けてしまった。まだシーズンは長いので練習で修正して、切り替えてやっていきたいと思います。

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