更新日時:2020.10.08
【両チーム記者会見/F1名古屋 vs 北九州】スペイン人指揮官のハイプレスvsスペイン流のハイプレス。接戦を制したのは名古屋に。
PHOTO BY高橋学
9月27日、武田テバオーシャンアリーナでFリーグ2020-2021 ディビジョン1 名古屋オーシャンズ vs ボルクバレット北九州の試合が行われ、3-1で名古屋が勝利。試合後、オンラインで記者会見が行われ両チームの監督とキャプテンが出席しました。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
スペインのリーグを思い出しました
フエンテス監督(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
緊迫した試合で、両チーム共にアグレッシブで、両チームとも勝ちにこだわっていました。スペインのリーグを思い出しました。スペインのチームはアグレシッブに前からプレッシャーをかけてきますが、今日の試合は両チーム共に同じ姿勢で前からプレッシャーをかけてきました。相手は質も高く、簡単に勝てるゲームではなかったので緊迫した中で勝てたことは本当に良かった。今シーズンのリーグのスケジュールを見てもここまで4試合をこなして、代表組も多いのでプラスもう1試合と考えて、この短いスパンで5試合をこなして今日のような結果を出せたことに対して選手には感謝しています。しっかりと休んで次の対戦相手に向けて準備したいです。
──今言われたように過密日程もあり、ボアルース長野戦や立川・府中アスレティックFC戦のような大量得点が決まっていませんがここ数試合の結果については?
短いスパンでのスケジュールが今シーズンは長く続きますし、今シーズンは試合数も少ない。間に代表活動も入ってきます。このような(コロナ禍の)中でそれだけの試合をやれることはいいことですが、通常のシーズンとはまったく違います。選手ともよく話をしていますが毎試合が決勝のようなイメージです。特に、私たちが対戦相手の場合はプラスアルファ、モチベーション高く臨んできます。毎試合決勝のような状態でしたらこのような緊迫したゲームが続くはずです。なので今シーズンは昨シーズンの結果や前の試合の結果はあまり基準にはならない。あくまでデータで残すものだけ。毎試合大事に戦うことがとても大事になります。
──ベンチにゴレイロを2枚入れている理由は?
レギュレーション上、U-23の選手を一人入れなければいけないので田淵(広史)選手をベンチに入れています。彼には期待をしていて、田淵選手は(サテライトの選手の中で)唯一トップチームで練習している選手。そこにU-23の選手を入れなければいけないレギュレーションもあって田淵を入れています。毎試合フィールドプレイヤー11人が入れ替わりながらメンバーの枠を争っている。11人いれば十分戦えるということも踏まえた上で、今シーズンはU-23から一人以上必要ということでゴレイロを2人ベンチに入れています。
──次節はルイス・ベルナット監督とのスペイン人指揮官同士の対決です。ペスカドーラ町田の印象は?
最初、半分冗談で両チームとも監督はスペイン人というようなことを言いましたが、私よりも町田の監督よりも今日の馬場(源徳)監督の方がスペイン人らしいコアなフットサルをしてきて、熱を感じました。私よりもスペイン人っぽかったです。次の対戦相手に関してはスペイン人監督ですが、町田は今日の北九州と同じで守備のところでは強度強く来るはずです。非常に組織的で[4-0]が非常にうまいチームなのでその対策をしっかり立てなければいけない。ピッチの中では戦いになると思いますが、よりフットサルらしいゲームが見られる相手になると思います。
星龍太(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
監督の言った通り、ディフェンスがアグレシッブで両チームとも強度が高かったので、ピンチもチャンスも普通の試合よりは少なかった。崩す部分を突き詰めてシュートにいける回数を多くすることが大事かなと。一度、通常どおりのルーティンと言いますか、来週は週末にゲームのあるスケジュールに戻りますけど、通常に戻るだけなので気を緩めないように1週間しっかりと取り組んでいきたいです。
どのチームとも確実に勝利を目指せるチームを作りたい
馬場源徳監督(ボルクバレット北九州)
──試合を振り返って。
まずは前半(第1ピリオド)立ち上がりからの失点、後半(第2ピリオド)同点からの失点はチームの規律をまだ守れていない、そういう戦術的な乱れから失点が生まれてしまったシーンでした。そういうシーンをなくさない限りこのF1リーグでは戦えないと思っています。トレーニングからそういう規律のエラーを根本から改善し、どのチームとも確実に勝利を目指せるチームを作りたい。そういう意味でまだまだ足りませんでした。
──今日はどういうゲームプランを想定していて、どこまでうまくゲームを運ぶことができましたか?
ビデオを振り返ってみないと少し何とも言えない部分はありますが、勇敢に、自分たちのコンセプトをしっかりと守りながら守備を中心にリズムを掴むという意味では、できていた時間もあったと思います。ただし先ほども言ったようにこのスポーツでは得点が大きくリズムを変えてしまう。我々の失点のところがもったいなかった。プランとしては守備を中心にしっかりと押し上げて自分たちのフィニッシュを探すという意味ではできていた時間もありました。トランジションに関してもしっかりと抵抗できていた。セットプレーもしっかりと守備で対応できていたという意味では、できた部分もあったと思います。
澤野亮太(ボルクバレット北九州)
──試合を振り返って。
監督からあったように、自分たちの不注意と言いますか、気が切れた部分から失点を重ねたことがもったいなかった。自分たちのかたちで得点できていたので、自分たちで流れを崩してしまったのは本当にもったいなかったと思います。
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