更新日時:2022.01.11
【現役引退】バルドラール浦安の藤原潤、滝田学が10年以上のキャリアに今季限りでピリオド。
PHOTO BY高橋学
12月12日、バルドラール浦安は藤原潤と滝田学が今シーズン限りで現役を引退すると発表した。
共にリーグ戦300試合以上に出場。10年以上の代表キャリアを持つ
先月23日に39歳の誕生日を迎えた藤原は2002年に静岡県のPraria Grandeでキャリアをスタート。2008年にシュライカー大阪でFリーグデビューし、2010年に浦安へ移籍。12シーズンに渡り浦安のゴールマウスを守り続けてきた。リーグ通算出場数は歴代3位の388試合(12日時点)。
また、2007年から2017年の10年間、日本代表選手としても戦ってきた。藤原はリリースを通じこれまでのキャリアで関わってきた人たちに感謝の意を述べ、「まだリーグ戦も全日本フットサル選手権も残っていますので、選手生活はもう少し続きます。ホームゲームも残り3試合残っていますので、コロナ禍で制限のある中での観戦にはなりますが、ぜひバルドラール浦安アリーナにご来場いただき、浦安を応援いただけたら嬉しいです」と呼びかけた。
引退後については「まだ未定ではありますが、フットサルに関わることがあれば浦安のために何かできれば嬉しいです。その時はまたよろしくお願いいたします」と挨拶を残している。
同じく引退の発表された滝田は、ペスカドーラ町田の選手としてFリーグ初年度の2007年にデビュー。2019シーズン途中に12シーズンプレーした町田を離れ、スペインのパルーロ・フェロールへと移籍。
2020シーズンの開幕前に帰国し、浦安へ入団した。Fリーグ出場数は歴代8位の356試合(12日時点)。日本代表としても2009年から2020年まで長きにわたってプレーした。
「良いことも悪いこともたくさんありましたが、充実していたと心底思います。もちろん悔しい経験も数えきれないほどしました」と滝田はリリースを通じてコメント。その中で「選手として最大の失敗だった」と2016年に日本代表のキャプテンとして臨んだワールドカップ予選を兼ねたAFCフットサル選手権についても言及。
スペインへ移籍した際のことや現役最後のクラブになった浦安に対する感謝を伝え、最後に「シーズン残り僅かですが、バルドラール浦安の選手として引退できることを誇りに、最後まで全力で戦いますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします!」と意気込みを綴った。
クラブは2人の引退記念グッズも制作するそうで、そちらについては改めて発表するそうだ。
引退を表明した2人のコメントは以下のとおり
藤原潤
「今シーズン限りでの現役引退を決めました。選手としてやり残したことも悔いも無いと思っています。
私がフットサルを始めたのは2002年頃、静岡のPraria Grandeというチームで選手キャリアをスタートしました。フットサル選手としての原点がPraria Grandeでしたので、2007-2008シーズンまでともに戦えたこと、そして静岡で私に関わってくださったすべての方々に感謝しています。その後はシュライカー大阪に移籍し、2シーズン戦いました。大阪時代にも本当に多くの方々にご指導いただいたことを鮮明に覚えています。また、2009シーズンには、現ペスカドーラ町田のピレス・イゴール選手とも一緒にプレーをさせていただきました。イゴール選手とともにプレーできたことは私のキーパー人生に多大な影響を与えてくれました。ともにプレーできたことを大変嬉しく思っています。
そして、2010年にバルドラール浦安へ入団し、今季まで12シーズン在籍させていただきました。私がここまで長い選手生活を送れたのは、チーム関係者の皆様、今までともに戦った監督、コーチ、選手たち、そして11年間選手生活を支えてくださったオリエンタルバイオ株式会社様をはじめとした各スポンサー企業の皆様のご支援があってのことです。そして何より、この歳まで選手としての競技人生を支えてくれた家族、両親に心から感謝しています。本当にありがとうございました。
また、このクラブを観客席からいつも暖かく支えてくださっている浦安ファンサポーターの皆様。どんなに少ない人数であろうともホームアウェイに関わらず会場まで足を運んで変わらぬ熱い声援を送ってくださったこと、これからも忘れることはありません。もっとたくさんの勝利を届けることができず申し訳ない気持ちもありますが、どんな時でもゴール裏から選手を支えてくれたこと本当に感謝しています。ありがとうございました。まだリーグ戦も全日本フットサル選手権も残っていますので、選手生活はもう少し続きます。ホームゲームも残り3試合残っていますので、コロナ禍で制限のある中での観戦にはなりますが、ぜひバルドラール浦安アリーナにご来場いただき、浦安を応援いただけたら嬉しいです。
この12年間、バルドラール浦安でプレーできたことは本当に幸せでした。
今後については、まだ未定ではありますが、フットサルに関わることがあれば浦安のために何かできれば嬉しいです。その時はまたよろしくお願いいたします。引き続きバルドラール浦安へのご声援をどうぞよろしくお願いいたします」
滝田学
「本当に多くの方の支えがあっての競技者人生でした!良いことも悪いこともたくさんありましたが、充実していたと心底思います。もちろん悔しい経験も数えきれないほどしました。2016年、日本代表キャプテンとして挑んだワールドカップ予選のアジア大会。
結果は予選敗退。
選手生活を終える前にすべて振り返ってみても、やはりこの大会を失敗で終えたことが、選手として最大の失敗だったと言えます。日本フットサル界にとっても多くのものを失った年でした。今でも責任を感じています。ワールドカップに出場し、結果を出すという夢も叶えることができませんでした。今でも悔しさはありますが、全力でやり続けたチャレンジに後悔はありません。直近でいうと、スペインでプレーできたこともとても思い出深いです。日本でプレーできる環境を失い、引退も考えていたなか、縁あって世界一のリーグに移籍することができました。新型コロナウイルス感染症の影響によりリーグ戦も最後まで戦うことはできませんでしたが、海外リーグでのチャレンジは刺激に満ち溢れていて、フットサルの魅力を再び感じ続けられる毎日でしたし、一度きりの人生、本当に何があるかわからないと身をもって経験しました。
そして、スペインから国内リーグへの復帰移籍を考えているなかで、唯一手を差し伸べてくれたのがバルドラール浦安でした!
当時、浦安への移籍は違和感しかありませんでしたが…何より、自分のようなベテラン選手に手を差し伸べてくれたということが本当に嬉しかったです。クラブ関係者に加えて既存の選手たちも両手を広げて受け入れてくれました。そして浦安ファンサポーターの皆さんにも本当感謝しています!現在、選手全員が納得のいくような成績は残せていませんが、現役最後にして未来ある最高のクラブでプレーできていると実感しています。本当にこのクラブに来られて良かったと感じていますし、現役の最後を浦安で迎えられて幸せです。
シーズン残り僅かですが、バルドラール浦安の選手として引退できることを誇りに、最後まで全力で戦いますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします!」
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