12月25日と26日に、Ｆリーグ2021-2022 ディビジョン１の6試合が各会場で行われた。

最下位・長野は11位との勝ち点差を縮められず…

25日に、武田テバオーシャンアリーナで名古屋オーシャンズとペスカドーラ町田の一戦が行われた。試合は開始早々に動く。49秒に、高い位置でクレパウジ・ヴィニシウスがボールを奪うと、ディフェンスを引きつけて甲斐稜人にラストパス。甲斐がゴレイロの肩口を抜くシュートを決めてアウェイの町田が先制する。

しかし、名古屋もすぐに追いつく。2分、吉川智貴が左サイドを突破し、ファーサイドにパスを送るとスパウット・トゥエンクラーンが決めて試合を振り出しに戻す。

ところが、同じく2分に、甲斐がこの日2点目となるゴールを決めて町田が再びリードを奪う。そして、5分に名古屋の星翔太が退場処分となると、数的優位を生かした町田が毛利元亮のゴールでリードを広げる。3-1まま第1ピリオド終了かと思われた20分、ガブリエル・ペネジオのゴールで名古屋に点差を「1」に縮められてハーフタイムへ。

第2ピリオド、町田は序盤から防戦一方に。攻勢に出てくる名古屋に対し町田は守護神のピレス・イゴールを中心に体を張って守り続ける。スコアは動かずに試合終盤を迎えると、名古屋はパワープレーを開始。残り17秒にオリベイラ・アルトゥールからのパスを受けたペネジオに失点を喫し、土壇場で同点に追いつかれる。

このまま試合は終了し、3-3の引き分けとなった。首位に立つ名古屋は、この町田戦を含めた年内の3試合すべてに勝利をすれば2021年でのリーグ優勝を決めることができていたが、引き分けたことでそれは年明けに持ち越しになった。

26日に、ことぶきアリーナ千曲でボアルース長野とバルドラール浦安の試合が行われた。残留争いをしている最下位の長野にとっては負けられない試合となった。

しかし試合は6分に、ディドゥダのキックインからのゴールでアウェイの浦安に先制されてしまう。ホームで負けられない長野は、7分に松永翔のゴールが決まって試合を振り出しに戻す。しかし、8分にセットプレーからのこぼれ球に詰めたガリンシャのゴールが決まって浦安に再びリードを奪われる。さらに9分に、大島旺洋に強烈なシュートが決められる。17分には、ガリンシャにこの日2点目を許してしまい、長野は3点を追いかける形でハーフタイムへ。

第2ピリオドは、負けられない長野が攻め込むもゴールを奪えない時間が続く。すると30分に、滝田学からのパスを受けたアサノ竜也に左足のループシュートを決められ浦安が5点目。アサノはこのゴールがＦリーグ初ゴールとなった。試合終盤にパワープレーを開始した長野は、38分に松原祥太が左足の強烈なシュートを叩き込んで1点を返すも、反撃もここまで。5-2でアウェイの浦安が勝利。長野の勝ち点は「8」のまま。

この日、勝ち点「12」で11位のエスポラーダ北海道はボルクバレット北九州と対戦し、1-3で敗戦。長野と共に敗れたことで勝ち点差は変わらなかったがリーグ戦は残り2節。2試合で順位を逆転できなければＦ２王者・しながわシティとのディビジョン1・2 入替戦に回る。

今節の結果は以下のとおり

■試合結果

12月22日（水）※第11節延期分

12月23日（木）※第9節延期分

12月25日（土）

12月26日（日）

■順位表

■次節試合日程

12月28日（火）※第8節延期分

12月29日（水）※第9節延期分

1月7日（金）

1月8日（土）

1月9日（月）

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