10月29日と30日にＦリーグ2022-2023 ディビジョン１第10節の6試合が各会場で行われた。

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鉄人・水上が2戦連続2ゴール！

開幕戦から全勝中の王者・名古屋オーシャンズは町田市立総合体育館に乗り込み、ペスカドーラ町田と対戦した。スコアは、キックオフからわずか8秒後に動く。八木聖人が底辺でロングパスを蹴ろうとした際、足を出してきた山中翔斗にボールが当たる。この時、GKの田淵広史はプレス回避のために持ち場から離れていたため、無人のゴールへボールは吸い込まれていった。

予期せぬ形で先制点を与えてしまった名古屋だが、第1ピリオド2分に早速ゴールを取り返す。パラレラの形からダルランが左サイドでボールを受けると、強力なシュートを放つ。これは相手GKのジオヴァンニに弾かれるが、八木がスライディングでこぼれ球に詰めて1-1。自らのミスをゴールで取り返してみせた。

開始早々に2ゴールが生まれる展開になったが、その後は得点が決まらず1-1で第2ピリオドへ。25分、水谷颯真がミドルシュートを放つと、これがエリア内の日根野谷建の腕に当たりPKを獲得。このビッグチャンスをオリベイラ・アルトゥールがしっかりと決めて、名古屋が逆転に成功する。

このPKが決勝点となり、2-1で試合は終了。リーグ6連覇を目指す王者が開幕から続いている全勝記録をキープした。

前節終了時点で3連勝と波に乗るエスポラーダ北海道は、ホームの函館アリーナにシュライカー大阪を迎えた。第1ピリオドはスコアレスのまま時間が経過していったが、残り1分42秒に得点が動いた。北海道が右サイドでCKを獲得すると、ボールを受けたニアの室田祐希が相手をかわしてシュート。これは相手GKに防がれたものの、ファーポストにいた水上玄太がこぼれ球を詰めて1-0とした。

第2ピリオドも先にゴールを決めたのは北海道だった。24分、本郷輝の縦パスをゴールに背を向けた状態の山田優介がヒールで流し込むという、おしゃれなシュートを決めて2-0。しかし29分、相手GKの高見政顕がロングシュートを放つとボールがディフレクションしてゴールイン。これまでファインセーブを連発していたGK戸田貴英の牙城がついに崩されてしまうと、30分にはカウンターから失点してしまい同点に追いつかれる。

32分、室田が敵陣でボールを持ち運びミドルシュートを放つ。一度は相手ディフェンダーに当たって跳ね返るも室田は再び一度右足を振り抜くと、シュートはゴール左上に突き刺さって北海道が再び勝ち越しに成功。

36分に自陣左サイドのキックインから野村に強烈なボレーを叩き込まれ、三度同点とされてしまうが37分、北海道が追随してくる大阪を突き放す。敵陣でこぼれ球を回収した堀米将太からパスを受けた水上が逆足で左隅へシュートを決めてスコアは4-3に。9月に手術を行なっていた“北の鉄人”が2戦連続2ゴールを挙げ、試合はこのまま終了。北海道が8年ぶりのリーグ4連勝を飾った。

今節の結果は以下のとおり

■試合結果

10月29日（土）

10月30日（日）

■順位表

■次節試合日程

11月5日（土）

11月6日（日）