更新日時:2023.02.10
すみだの宮崎曉が現役引退へ。ホーム最終戦で見せた今季初得点&アシストが、ファン・サポーターへの“言葉以上”のラストメッセージに
PHOTO BY高橋学、ABEMA
3日、フウガドールすみだは宮崎曉の現役引退を発表した。
文武両道の愛されキャラが、14年間過ごしたクラブに別れ
宮崎曉は、暁星高校サッカー部出身のフウガの系譜を継ぐ、チーム最古参のプレイヤーだ。高校を卒業後、東京都社会人リーグのアストラ倶楽部でサッカーを続けたのち、フットサルに競技を転向した。
2009年にすみだに加入し、相手チームを敗北に導く「死神」、一転して仲間に幸せを与える「妖精」のあだ名でチームメイトやファン・サポーターから愛され、14年間すみだ一筋でプレーを続けてきた。
ピッチ外では物腰が柔らかく控えめな印象を受ける宮崎だが、試合ではサイドで切れのあるドリブルを披露し、ピヴォ当てから強烈なシュートを放ち勝利に貢献した。とくに、2019-2020シーズンにはガリンシャ(現バルドラール浦安所属)との“ガリミヤコンビ”で得点を量産し、キャリアハイとなる17ゴールを残している。
今シーズンは出場時間が限られるなか、ゴールを奪いきれず、0得点でリーグ戦終盤を迎えていた。しかし、5日に行われたボルクバレット北九州戦、試合終了まで残り2分を切った時間にゴールネットを揺らし、自身のキャリアの引き際に花を添えた。
試合終了後、宮崎と同じく現役引退を発表した岡村康平と佐藤雄介を送り出すセレモニーが実施された。
引退選手を代表し岡村が感謝の言葉を述べたあと、「ミヤからも一言メッセージを」とマイクを渡そうとするも、シャイな宮崎はなかなか受け取らず、押し問答が続く。
岡村からの猛プッシュに屈した宮崎は、溢れる涙をこらえながら「14年間、ありがとうございました!」と一言コメントを残し、ホームアリーナのピッチで、最後までらしさを発揮した。
【フウガファミリーからの“卒業式”を公開中:ABEMA】
https://abema.tv/video/episode/38-376_s620_p35
今シーズン限りで、荻窪孝監督と富澤孝GKコーチの退任も発表されているすみだは、チームを離れる仲間と戦う最後の全日本選手権で、タイトルを掴み取ることができるか。
リリースは以下のとおり
宮崎曉選手 卒業のお知らせ
この度、宮崎曉選手が2022-2023シーズンをもってフウガドールすみだを卒業することとなりましたのでお知らせいたします。
背番号 : 6
氏名 :宮崎 曉(みやざき さとし)
ポジション : FP
生年月日 :1988年9月5日
身長/体重 : 180cm/70kg
Fリーグ通算:245試合/91得点コメント :
今シーズンをもちまして、フウガドールすみだを、退団することになりました。
このチームでは、関東リーグ時代から14年間プレーし、辛いこと、楽しいこと、たくさんの経験をさせてもらいました。
そして、このチームには辛い時にいつも暖かく支えてくださる方々がたくさんいました。そのおかげでここまで続けることができました。
本当に感謝の言葉が尽きません。
まだ残りのリーグ戦と全日本選手権が残っています。
最後にフットサルを楽しく、全力でプレーしている姿で、恩返しができればと思います。
長い間、本当にありがとうございました!
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