更新日時:2023.02.14
【入替戦第2戦|試合結果】第2戦の難しい立ち上がりを乗り越え、しながわが3年越しに悲願のF1昇格を果たす!
PHOTO BY高橋学
2月12日(日)、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1・2 入替戦第2戦のボアルース長野vsしながわシティが行われ、3-4でしながわが勝利した。この結果により、11日に行われた第1戦でも勝利したしながわが2連勝でF1昇格の果たした。
■この試合のハイライトはこちら(ABEMAビデオ)
開始1分半からのパワープレーに苦しむ
第1戦を1-4で制し、F1昇格に大きく近づいたしながわシティだが、昨年同様、簡単ではない第2戦の戦いだった。
試合の立ち上がりから、長野の強度の高いプレッシングで自陣内に押し込まれるしながわは、さらに開始1分半から早くもパワープレーを受けて、相手にゲームの主導権を握られてしまう。そして3分、左サイドの田村佳翔が入れた鋭いパスを田中智基に押し込まれて得点を許し、その後も相手にボールを握られながら思うような攻撃に持ち込むことができない時間が続く。
9分が経過し、少しずつ相手陣内に入り込めるようになったしながわは、チアゴ・セウバックのシュートでチャンスを作るものの、相手ゴレイロに阻まれた。さらに11分、再びパワープレーの連係から、今度は田中のシュートパスを田村にファーで合わせられて点差を広げられる。勢いや会場の雰囲気がさらに長野のペースを加速させる。
しかし15分、その流れを断ち切るように、フリーキックのチャンスを瀧澤大将が右足で突き刺し、1-2で第1ピリオドを終えた。
第1ピリオドの流れを断ち切り、3得点を奪取
第1戦後の記者会見で「朝集合したときから、昨年とは雰囲気が違う」「浮かれている選手は誰もいない」と話していた、しながわシティの指揮官・岡山孝介監督。続く第2ピリオドは、その言葉のとおり、“昨年とは違う”しながわシティの強さを見せつけた。
1点差を追うしながわは、24分にシュートブロックからこぼれたボールを中村友亮が押し込み、2-2の同点に追いつくことに成功する。
直後に、またもパワープレーの流れから田村の豪快な一発によりリードを奪われるも、26分には自陣内で相手からボールを奪った瀧澤が、ロングシュートでゴールネットを揺らし再び同点に追いついた。
そして29分、ゴレイロの岩永汰紀のロングスローを相手が頭がクリアし、そのボールを中村が拾ってチアゴ・セウバックへ。一度浮かせたボールをボレーシュートで押し込んで、ついにこの試合で初めてしながわがリードした。
最後までこれ以上の失点を許さず4-3でゲームを終えたしながわは、第1戦につづき第2戦にも勝利。トルエーラ柏時代も含め、3年越しのF1昇格を掴んだ。
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