更新日時:2018.08.28
【F1第10節/すみだ×浜松】1600人超の平日ナイターで快勝!「僕らはカフーを呼びたい」(すみだ 須賀雄大監督)
PHOTO BY軍記ひろし
8月27日(月)にDUARIG Fリーグ2018/2019ディビジョン1の第10節が墨田区総合体育館で行われ、ホームのフウガドールすみだはアグレミーナ浜松に3-0で快勝した。
この日は年に一度の「ひがしんデー」。オフィシャルパートナーの東京東信用金庫の1000人近い大応援団が大挙して訪れた試合は、声援に後押しされた選手たちが躍動。11人に左サイドを突破した春木啓佑が強烈なシュートを決めて先制すると、17分には右サイドの春木からのパスを中央の宮崎曉が押し込んで追加点。前半を2-0とリードした。
後半もすみだペースは変わらず、34分に渡井博之がダメ押しゴールを奪って勝負あり。7月6日の第4節以来、6試合ぶりに先発したゴレイロ・大黒章太郎を中心に40分間、集中したディフェンスを見せて、無失点で4試合ぶりの勝利を飾った。
50人を連れてくる選手が20人いれば1000人になる
須賀雄大(フウガドールすみだ)
──今日の試合を振り返って。
チームの狙いがしっかりと浸透した上で、トレーニング積み重ねてきたことをピッチで表現してくれた試合でした。ただこれまでも、負けた試合であっても手応えを感じた試合もありますし、やはり今は、もちろん勝ち点3を取りにいくことも大事ですが、それ以上に、日頃からやっていることをピッチで表現できているかどうかというところからも目を逸らしてはいけないなと。どんなに苦しい状況であっても、そこを超えれば成長できることを僕たちは知っています。次の試合でもプロセスを大事にしていきたいです。
──今日は春木啓佑選手が躍動していました。チームの「躍動感」を最も表現している選手で、ピッチ内外の彼の姿は(テンションコーチの)金川武司さんを思わせます。改めて春木選手への評価をお聞かせください。
春木は、彼のいいところを残りの4人が生かそうというマインドになることで生きる選手ですし、彼自身もそのことへの感謝の気持ちを忘れずにプレーできているので、いい流れになっていると思います。
ただプレーの特徴は似ているようで違います。金川は技術の高い選手で、インサイドパスなどもズレません。彼のその基礎は、国士舘高校でひたすらスライディングの練習をして培ってきたもので、そういうタイプの選手です(笑)。逆に春木は、今日の試合でも見せたように両足ですごい強いシュートが打ててゴールゲッターになれますし、自分でも仕掛けられるという選手です。
周りをリスペクトして、周りからも信頼されて、チームが「こいつのために」となるところは似ているのかなと。今日は(3つ作った)セットを崩さなかったのですが、(ゴレイロを含めた)5人が連係して、ダメな時に誰が撤退して、どう封じるのかといったところを含めて、守備でも集中力の高いゲームをしてくれました。
──リーグは今、ロベルト・カルロス氏の参戦などで話題を集めていますが、すみだも独自の盛り上がりを作っています。結果はもちろん大事ですが、ここからのリーグ戦をどのように盛り上げていきたいですか?
僕らはカフーを呼びたいなと……というのは冗談で、その資金力がないですし、選手が今やってくれているところもあるのですが、うちは関東リーグ時代から、大きな力に頼らずに、自分たちでFリーグに上がろうというマインドがありました。
集客も1人が30人を呼べば600人が来るよね、それで選手としてピッチで表現できるものがあればお客さんがまた来てくれるよねと。最近は、そうしたことはクラブの広報がやればいいというマインドになりかけていましたが、今は田口元気を中心に、たくさんの観客の前でやれることが報酬だというマインドになっています。
1人が1000人、2000人連れて来るのもすごいですが、50人を連れてくる選手が20人いれば1000人になります。うちは後者の考え方でやっていますし、それによって一人ずつの個性が立って魅力的なチームになります。コツコツと向き合ってやっていきたいと思います。
──次節に向けて。
次はすぐ、金曜日にホームがあります。サラリーマンの方がたくさん来てくれるようなゲームになるのかなと。土日の試合の客層とは違った人が来る試合なので、これは新規ファンを獲得できるチャンスでもあります。試合に勝つことも重要ですが、それに対して、すべてのプロセスでフウガらしさを出せるように。清々しい気持ちでお客さんに帰ってもらえるような試合をしたいと思います。
諸江剣語(フウガドールすみだ)
──今日の試合を振り返って。
大観衆のホームでしっかりと勝ててよかったです。最近は失点が多かった中で、今日は大黒(章太郎)を中心にゼロに抑えられたことは、次の試合に向けても良かったと思います。
──次節に向けて。
すぐにホームでできるので、ワクワクしています。次はシュライカー大阪との対戦ですし、力のあるチームなので、今日以上に苦しい時間も増えると思いますが、集中してできたらと思います。
▼ 関連記事 ▼
-
2024.11.22
-
2024.11.21
-
2024.11.21
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.19