更新日時:2023.07.20
【女子F第5節|記者会見/浦安vsさいたま】“女王”相手に粘り強い守備を見せるも、5失点で敗れたさいたまサイコロ・小倉一幸監督「ゴール前でのパフォーマンスは、チームとして大きな課題」
PHOTO BY海野伸明
7月16日、日本女子フットサルリーグ2023-2024の第5節、バルドラール浦安ラス・ボニータスvsさいたまサイコロが行われ、5-0でさいたまが敗れた。
試合を終え、小倉一幸監督が記者会見に出席した。
課題は守備のあとの攻撃
──試合を振り返って。
今節は金曜日から多くの方にご協力いただき、私たち女子リーグの試合ができることにまず感謝いたします。私の個人的な話になりますが、このアリーナは自分の弟が浦安の男子チームに所属していたので、よく応援に来ていた会場でした。男子と女子とチームは異なりますが、同じ浦安さんを相手にこの場所で試合ができることは、個人的にテンションが上がっていました。何とかしてやろうという思いでしたが、うまくいなされてしまい、0-5という結果になりました。なかなか勝ちが遠い状況ですが、次の試合まで少し時間も空くので、チームとして修正していきたいと思います。
──今日の試合は、1点目を奪われてから2点目の失点までの時間は、チームとして手応えを感じられる時間だったように見えましたが、そのあたりを監督から振り返っていただけますでしょうか。
浦安さんとはシーズン前に練習試合もしましたが、やはりうまくいかないことが多かったです。ただ、自分たちも失うものはないので、とにかくしっかりと前からプレスをかけていこうという話はしていて、見ていただいたとおり、1失点目と2失点目の間の時間帯は自分たちに流れを引き寄せられたと思います。ただそのなかで、守備でいいプレーをしたあとに攻撃に転じて、そこでまた一つギアを上げることができたら、得点を奪うことができたかもしれません。昨日もお話しさせていただきましたが、ゴール前でのパフォーマンスというところは、クラブとして大きな課題なので、次のアニージャ湘南戦には改善できるように取り組んでいきたいです。
──連覇している、強いチームを相手に難しいゲームだったかと思いますが、4番の新井敦子選手や、15番の長谷川詩花選手は、前からのプレスをしっかりと行っていて、かなり押し込んでた場面もありました。その2人に対する評価を教えていただけますでしょうか。
まず新井に関しては、わたしが監督に就任した2年前から関東リーグのチームから加入して、中心になってくれていた選手ですが、去年1年間は仕事の都合で海外に行っていてチームを離れていました。今シーズンまた海外から戻ってきて、ようやく元のコンディションに戻ってきたなという印象なので、彼女の持ち味の粘り強いディフェンスを見せていってほしいです。ただ課題をあげるとすれば、奪ったあとの1本目のパスの部分ですね。しっかりと次の攻撃につなげられるプレーを増やしていければよりいいかなと思います。
15番の長谷川に関しては、ありがたいことに今年の5月に日本代表合宿にも呼んでいただきました。まだ高校生なので体格の部分も出来上がっていないですが、リーグの戦いをとおして成功したり、失敗したりしていくなかで、いろいろと学んでいってほしいという思いで彼女を起用しています。ただ、メンバーに入れるのは練習のなかで彼女が一生懸命やることが絶対条件なので、それは彼女に厳しく求めてやっていきます。
──昨日も同じ質問があったかもしれませんが、WEリーグを引退した山崎円美選手が競技転向してメンバーに入りました。加入の経緯と、山崎選手に期待したいことを教えていただけますか。
わたしたちが活動している埼玉県には、WEリーグのクラブが3つあります。たとえば、先ほど名前が出た長谷川も、ちふれASエルフェン埼玉U-15でプレーしていた選手です。クラブとしてもWEリーグ、あるいはWEリーグの育成組織の選手にアプローチをしているなか、ご縁があって加入してくれました。フットサルを初めて間もないので、ルールを覚えるところからスタートしているんですが、山崎自身もキャリアのなかでチームを転々としながら、どのチームにもすっと入っていけるっていうのはすごいことだなと思っています。そういう良さを生かしつつ、うまくチームにいいものを還元してもらえたらなと思います。
▼ 関連リンク ▼
- 女子Fリーグ2023-2024|試合日程・結果|試合会場|放送予定|SPOTV NOW
- 【女子F第3・4節|試合結果】2点ビハインドも、新加入の江口未珂が躍動!首位攻防戦を浦安が制す!西宮は、4戦無敗で暫定2位に浮上!
- 【女子F第2・4節|試合結果】アニージャ湘南が8得点でリーグ初勝利!“ホーム開催”の宇部は連敗も前田真鈴が2得点!
- 【女子F開幕節|記者会見/さいたまvs神戸】昨季2位・神戸に完敗……。さいたま・中太美樹が感じた大きな差「ボールを持ったプレーに不安はないが、足りないのは強度の部分」
- 【女子F開幕節|試合結果】女王・浦安が新参入の湘南に完封勝利で4連覇へ好発進!立川は脅威の23得点!すみだは初の開幕戦勝利!
▼ 関連記事 ▼
-
2024.11.22
-
2024.11.21
-
2024.11.21
-
2024.11.20
-
2024.11.20
-
2024.11.19