更新日時:2018.09.07
【F1第12節/湘南×立川・府中】湘南は敗戦も指揮官が高溝のプレーを評価「今後に期待できる内容のプレー」(湘南 奥村敬人監督)
PHOTO BY軍記ひろし
9月7日(金)にDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 共同開催 大阪ラウンドが開幕した。初日の第2試合では湘南ベルマーレが、立川・府中アスレティックFCと対戦し3-5で敗れた。
立ち上がりから相手陣内に攻め込むことはできていた湘南だが、ゴールを奪うことはできず時間が経過。すると16分、17分に立て続けに失点して前半を終えた。
後半は27分に小門勇太のシュートが相手のオウンゴールを誘い、1点を返すことに成功。しかし再び2点を失いスコアは1-4に。35分には高溝黎磨がネットを揺らし、直後に開始したパワープレーから鍛代元気もゴール。しかし反撃は及ばず、湘南は2ポイント差で追いかける立川・府中とのシックスポインターを落とした。
一喜一憂せず1プレーにこだわる
奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)
大阪の平日の夜の試合で、たくさんのファンやサポーターが来てくれたことに感謝しています。試合は応援がありながらも波に乗れなかったです。応援を後押しに力を発揮できなかった印象でした。相手はジョー選手が入ってきて、映像をみんなで確認して分析しましたが、実際にやったときに予想以上の幅、体の入れ方、運び方のうまさがあって失点しました。こちらは植松(晃都)がいなくて、(立川・府中には)彼が入ったことが、試合の点差に現れたのかなと思います。ただ、歯が立たなかったわけではなく、セットプレーで失点して、自分たちで首を締めた試合でした。気がついたら1-5になって、今までならそこで6点目、7点目を取られていたことろで2点取れたことは今後に繋がるのかなと思います。あと、高溝(黎磨)がスタメンで出て、期待以上のプレーをしてゴールも取ってくれました。いつも言っているのは、お前が成長しないとうちは厳しいと話していました。その部分では今後に期待できる内容のプレーをしてくれました。これから試合はまだまだ続きますし、一喜一憂せずに1プレー1プレーにこだわって戦うことが大事だと思います。負けて残念ですが、明後日には試合があるので切り替えてフウガ戦に臨みたいと思います。
──1点差に迫ったところで林田選手を起用してリズムが良かったように感じたが、彼への評価は。
彼はチョロQと言われていて、チョロQのように走り回って相手を撹乱させる役割があります。後半の相手が足が止まったときに彼のスピードが生きると思っています。ボール回しはあまり得意ではないので、足が止まった時。後半はそこでリズムができて、その流れのチャンスで鍛代がクロスバーに当ててしまいました。その後にジョー選手に決められたので、本当にそういう部分だと思います。たら、ればはないですが、そういうところを決めて入れば今日の試合も違ったと思います。ただ、決められなかったというところが今のチームの実力です。2-1で耐えなければいけない場面でした。そこで我慢しきれない部分が今後の課題で、今季は点が取れていないので守備で今まで以上に耐えなければいけないです。その結果が、連勝ができないところに繋がっています。ジョー選手はここまでの3試合でシュート6本で0得点。アシストは良いパス出す印象でしたが、あそこまで真ん中でプレーしていたことはなかったです。それだけチームにフィットしてきたのかなと思います。これからもっと脅威になると思います。インサイドで止めて相手をずらして、体をぶつけてから勝負する選手はなかなかいないので、日本人のフィクソのディフェンスが成長する良い教材だと思います。日本にとっては素晴らしい選手がきてくれたなと思います。
刈込真人(湘南ベルマーレ)
やっていても歯が立たないような感じではありませんでしたが、ジョー選手の個人にやられてしまいました。3点目を取られたのも僕のマークミスです。そこはもう少し分析が必要だと思います。今日は肌で感じて、うまさや強さがわかりました。今日負けたのですが、試合は続きますし、フウガ戦を落とさないようにチームで1つになって戦っていきたいと思います。
──ジョー選手と対戦した印象を具体的に。
点を決めきる力はすごいなと感じました。もらい方、トラップなどはどの外国人選手もやることで、自分のミスがあっての失点でしたが、チャンスを決め切るところがすごいなと。シュートのコースもそうですし、GKフィウーザからしっかり決めるところ、痛い3点目でした。
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