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作成日時:2023.08.08
更新日時:2023.09.22

【全日本U-18フットサル選手権大会】すみだファルコンズが前回王者・町田U-18を下して悲願の初優勝!

PHOTO BYフウガドールすみだ

8月3日から8月6日の4日間、浜松アリーナで「JFA 第10回全日本U-18フットサル選手権大会」が開催された。U-18年代の日本一を決める大会は今年で10回目を迎え、全国9地域の予選を勝ち抜いた16チームが頂点を目指して激闘を繰り広げた。

決勝は、フウガドールすみだファルコンズと大会初の連覇を狙うペスカドーラ町田U-18が対戦し、1-0で逃げ切ったすみだが初優勝を飾った。

前回“ダブル優勝”の2チームが再戦

16チームが4グループに分かれた予選ラウンド、上位8チームによる決勝ラウンドを勝ち上がり、決勝の切符を手にしたのは関東地域第1代表・フウガドールすみだファルコンズと、関東地域第3代表・ペスカドーラ町田U-18だった。

予選ラウンドを全勝で突破したすみだは、準決勝で関東地域第2代表・東急SレイエスFC フットサルU-18と対戦した。

試合序盤にオウンゴールから先制を許すも、4分、高校1年生ながら主軸として戦う行木詩心優のゴールで同点に追いつく。さらに、今シーズントップチームでデビューし、Fリーグ最年少得点記録を更新した羽生恒平の追加点を含め、第1ピリオドから優位に立って、6-2で決勝進出を決めた。

グループ2位で予選ラウンドを突破した町田は、準々決勝で北信越地域第1代表・遊学館高校と対戦した。昨年の第9回大会は、複数名の新型コロナウイルスの感染が疑われたことにより決勝が中止となり、史上初の“ダブル優勝”となった。その両者が、同じ舞台で再戦する機会が巡ってきた。

両チームとも、前回大会を経験する選手が主軸として戦うなか、第1ピリオドで4点を先行した町田が主導権を手にする展開に。23分には倉科玲佑が5点目を奪い、27分、38分に失点したものの、5-2で試合は終了。1年越しの決着は、町田に軍配が上がった。

町田は準決勝で四国地域代表・香川県立高松北高校に3-0で勝利し、2年連続のファイナリストとなった。



第4回大会の初出場から6年目の悲願

8月6日に行われた決勝は、すみだと町田という、いずれもトップチームに多くの選手を輩出するFクラブの育成組織対決となった。

序盤から町田が試合を優位に進めチャンスをつくるも、すみだのGK・入江悠斗がファインセーブでピンチをしのぎながら、0-0で試合を折り返す。第2ピリオドは拮抗した展開が続くも、迎えた34分、すみだが先にスコアを動かした。

石井想一郎が相手フィクソからボールを奪って速攻に移ると、GKの所作を見極めた股抜きシュートを沈めて先制に成功した。大会史上初の連覇を狙う町田は、ここからさらにギアを上げていくが、すみだも譲らない。攻める町田と、守るすみだ。終わってみれば、町田はすみだの23本を大きく上回る32本のシュートを放ったものの、相手の牙城を崩すことができず1-0のままタイムアップを迎えた。

現トップチームのキャプテン・畠山勇気を擁して頂点を狙った2017年の第4回大会は3位、昨季限りで引退を決めた佐藤雄介がキャプテンを務め、つい先日のFリーグで初ゴールをマークした甘利斗亜などタレントを揃えた2018年の第5回大会は初のファイナルを戦うも、帝京長岡高校に敗れ準優勝。歴史を重ねがら挑んだ昨年の第9回大会は、まさかの予選ラウンド敗退。その悔しさを知る入江がゴールを守り抜き、石井が試合を決めて、たどり着いた頂点。すみだファルコンズが悲願のU-18年代日本一の栄冠をつかみとった。

なお、高松北と東急Sレイエスが対戦した3位決定戦は、第1ピリオドに3点を先取した高松北が3-2で逃げ切って3位に輝いた。



JFA 第10回全日本U-18フットサル選手権大会

決勝
フウガドールすみだファルコンズ 1(0-0)0 ペスカドーラ町田U-18

優勝 フウガドールすみだファルコンズ
準優勝 ペスカドーラ町田U-18
3位 香川県立高松北高校

詳細な結果は大会ページへ(日本サッカー協会)

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