9月1日から3日にかけて、Ｆリーグ2023-2024ディビジョン１第13節が各会場で開催された。

北海道の“ベテラントリオ”が、今節も躍動

9月2日には、バルドラール浦安アリーナにてバルドラール浦安とエスポラーダ北海道が対戦した。

8月27日に未消化分の第11節を戦い、3500人を超える観客の前で大勝した北海道が、またも劇的な勝利を収めた。

立ち上がりから攻守が激しく入れ替わるなか、先にチャンスをつくったのはアウェイを戦う北海道だった。3分、ボールを奪った小原風輝が、水上玄太に預けて右サイドを駆け上がりもう一度パスを受けると、ゴール前のディフェンスを交わして、GKとの1対1にもち込むもシュートには至らず。

試合は徐々に浦安のペースに流れ、ボールの主導権を握られる北海道だが、ゴール前の守備を固め決定機を回避し続ける。守護神・関口優志のロングスローを織り交ぜ、相手陣内でのキックインから得点を狙う北海道だが、決めきることはできずに、スコアレスで試合を折り返した。

続く第2ピリオドでは、22分、今節でＦリーグ通算300試合を迎えた加藤竜馬にゴールを決められ、北海道は先制点を許すも、同分、左サイドからの折り返しを室田祐希が右足で突き刺し、すかさず同点に追いついた。

ところが36分、ボレーからのこぼれ球を決められ再びリードを許してしまう。追いかける北海道はパワープレーに踏み切ると、39分、小原の折り返しをファーサイドに詰めていた水上が決め、スコアは2-2に。そして試合終了まで残り1秒、相手のシュートを止めた関口が正確なロングシュートを蹴り込み、ボールは無人のゴールへ。前節でもゴールを決めた“ベテラン3人衆”が今節も大活躍し、今シーズン初の連勝を飾った。

名古屋相手にシーズン1勝1分

同じく9月2日、岸和田市総合体育館ではシュライカー大阪と名古屋オーシャンズが熱戦を繰り広げた。

第7節の対戦で6年ぶりに名古屋に勝利した大阪が、今節も“絶対王者”を追い込んだ。

試合開始後7分、大阪はキックインのミスからボールを奪われ失点すると、続けて9分、7月に名古屋に加入したギレルマオにＦリーグ初ゴールを決められ、2点を追う展開に。すると15分、コーナーキックのチャンスから、樋口未樹也の落としをナカマツ・ルアンが触って1点を返すと、18分には、田村友貴からの斜めのパスを右サイドの清水寛治が中に折り返し、最後は加藤 翼が流し込んで、第1ピリオドのうちに試合を振り出しに戻した。

さらに第2ピリオド開始からわずか10秒、キックインからのマイナスのパスを、井口 凜太郎が低弾道のミドルでゴールに突き刺し、勝ち越し弾をマーク。会場はこの日1番の歓声に包まれた。

手堅い守備とGK・樋口就大のセーブでピンチを凌いだ大阪だが、37分、パワープレーに踏み切った名古屋に同点ゴールを許し試合は3-3でタイムアップ。シーズンダブルこそ逃したものの、名古屋相手に2戦負けなしの快挙を成し遂げた。

■試合結果

9月1日（金）

9月2日（土）

9月3日（日）

■順位表

■次節試合日程

9月8日（金）

9月9日（土）

9月10日（日）