Y.S.C.C.横浜は12月8日、田村佳翔の今シーズン限りでの現役引退を発表した。

Ｆリーグ10年目で、現役生活に区切り

2014-2015シーズン、Fリーグ参入初年度のフウガドールすみだに加入した田村は、開幕戦デビューを飾り第2節のシュライカー大阪戦で初ゴールをマーク。2017年にトルクメニスタンで行われたアジア・インドアゲームズに出場した。

すみだでは6年間プレーしたのち、2020-2021シーズンに出場機会を求めてボアルース長野に移籍し、得点能力、対人、パスワークと随所で技術の高さを発揮。2年連続でのＦ１・Ｆ２入替戦では闘志あふれるプレーでチームをけん引した。

昨シーズン終了後に長野のＦ２降格が決まり「引退しようとしていた」タイミングで、Y.S.C.C.横浜から声がかかり現役統行を決断。

今シーズンはキャリア10年のベテラン選手として横浜を支え、特に怪我人が続出したリーグ後半戦には、苦しい状況でも得点源として活躍していた。

公式ホームページをとおして田村は、「Ｆリーグに参入した10年前の6月27日。 そして初ゴールで観客席に向かって行ったあの瞬間は今も鮮明に覚えています」とデビュー当時を振り返り、「大きな怪我なくプレーできた自分の身体を褒めてあげたい」とこれまでキャリアを歩んだ自身に激励を送った。

一方、「ボールを蹴ることが大好きなので、フットサルを辞める事はありません」とどんな形であれ、競技自体は続ける意志を明かし、「人生を賭けて第一線でプレーするのはここでおしまい。本当に楽しかった！」と10年間の“Fリーガー”としてのキャリアを締め括った。

【トップチーム】引退選手のお知らせ　（クラブリリースより）

■プロフィール

【名前】田村 佳翔（タムラ カショウ）
【生年月日】1992.1.27
【年齢】31歳
【ポジション】FP
【経歴】ソシオス─FIRE FOX FUCHU─フウガドールすみだ─ボアルース長野

■コメント
2023-2024シーズンを持ちまして、Ｆリーグの舞台から引退することを決めました。

Ｆリーグに参入した10年前の6月27日。代々木体育館での開幕戦。
入場で鳥肌が立ち、緊張しすぎて何故か試合中ずっと頭の中で世界に一つだけの花が流れていました。
そして初ゴールで観客席に向かって行ったあの瞬間は今も鮮明に覚えてます。

あれから10年、当初自分が思い描いていたキャリアは歩めませんでした。
フウガドールすみだでの6年間、ボアルース長野での3年間。
本当に苦しい事が多かったけど、どのチームでも仲間に恵まれました。
長野を降格させてしまいもうトップリーグでプレーはできないと思い、引退を考えていた時にもう一度プレーするチャンスを与えてくれたY.S.C.C.横浜。

1年間でしたが本当にこのクラブでプレーする事ができてよかった！
早起きはしんどかったけどみんなとボール蹴るのが楽しすぎて毎日の練習が本当に楽しかった！
若い選手が多く、みんなとんでもなく上手くて、心の底からフットサル界の未来は明るいなと思います。

フットサルが大好きでボールを蹴ることが大好きなのでフットサルを辞める事はありません。
競技者として、人生を賭けて第一線でプレーするのはここでおしまい。

これからは趣味として楽しくボールを蹴ろうと思うのでどこかの個サルなどで出会うかもしれませんね！！笑

最後に…共に戦ってきた仲間やスタッフ、ずっと応援してくれたサポーターの方々、目標となり道を示してくれた先輩方、クソ生意気だけどバケモノ揃いの後輩たち、どんな決断も尊重してくれた家族、本当に感謝しかありません。
少しずつ恩を返していけたらと思います。

そして10年間大きな怪我なくプレーできた自分の身体を褒めてあげたい。

本当に楽しかった！Ｆリーグ！ありがとう！！
バイバイ！！