Ｆリーグ2023-2024ディビジョン１のレギュラーシーズンも残すところあと1節。約2週間の中断期間を経て、12月22日からは、最終順位を決定するファイナルシーズンがはじまる。

1年を締めくくる優勝争い、残留争いに向け、レギュラーシーズン最終節も見どころが満載だ。

上位進出1枠をつかむのは、大分か横浜か。

一番の注目は、6位・バサジィ大分と7位・Y.S.C.C.横浜による、上位リーグ進出をかけた争いだ。

12月10日に、大分はシュライカー大阪と、横浜はエスポラーダ北海道と対戦。現在勝ち点差は1で、得失点差を考えても横浜は勝利が絶対条件となり、大分の結果次第で順位が入れ替わる可能性がある。

昨シーズン最終節まで残留争いに巻き込まれ、最終順位を11位で苦しい戦いを強いられた大分は、今シーズン新加入選手を9名迎え復調に成功。前節も勝ち点3をつかんで、横浜の順位を追い抜いた。

一方の横浜は、開幕から矢澤大夢、高橋響、安井嶺芽、堤優太、菅原健太の“不動の1stセット”が躍動。8月までは町田と名古屋に次いでリーグ3位につけていた。ところが、シーズン途中に守護神・矢澤と2ndセットの要だった北野聖夜が全治9カ月の大怪我で、戦線を離脱。大きな痛手を負い、7戦未勝利が続いた。

直近5試合の戦績は大分が4勝1分、横浜が1勝1分3敗となるが、1巡目で大分は大阪に敗れ、横浜は北海道に勝利している。互いにホーム最終節で残り1枠をかけ、どんな戦いぶりを見せてくれるのか。

12月10日（日）

【上位リーグ進出条件】

大分勝利→大分
大分ドロー、横浜ドロー→大分
大分敗戦、横浜ドロー→大分

大分敗戦、横浜勝利→横浜

逃げる町田と、追う名古屋

もちろん、ペスカドーラ町田と名古屋オーシャンズによる、優勝争いも見逃せない。すでにレギュラーシーズン1位が決定している町田は、12月10日にバルドラール浦安と対戦。2位・名古屋はボルクバレット北九州と一戦を交える。

現在勝ち点が4離れ、名古屋は自力優勝の可能性がない状況だ。しかし町田が一戦でも落とせば、ファイナルシーズンの直接対決で順位を入れ替えるチャンスが訪れる。負傷により欠場が続いていた絶対的エース・アンドレシートも前節ベンチメンバーに復帰し、名古屋にも追い風が吹いている。手に汗にぎる首位攻防戦に期待したい。

12月10日（日）

し烈な残留争いにも注目！

そして、今シーズンは残留争いからも目が離せない。現在、最下位の北海道と8位・湘南ベルマーレとの勝ち点差は8。間に、北九州、しながわシティ、すみだと団子状態で順位が並ぶ。今後6試合で最大18ポイントが動き、いわゆる“6ポイントマッチ”だらけになる下位リーグは、激しい順位の変動が起こるだろう。

“死闘”が予想されるファイナルシーズンを前に、12月9日には湘南vsすみだ、12月10日にはしながわvs立川アスレティックFCが行われる。「Ｆ１残留」を目標にするチームがここで勝ち点3を得ることができれば、大きなアドバンテージとなる。

12月9日（土）

12月10日（日）

見逃せない試合だらけのレギュラーシーズン最終節を、現地で、そしてABEMAやＦリーグTVで楽しもう！

■順位表