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作成日時:2024.01.07
更新日時:2024.01.08

【F1ファイナルシーズン|記者会見/浦安vs大分】キャプテンが見せた意地の同点弾!浦安・石田健太郎「やりたいことはできたが、もっとできた」|上位リーグ第25節

PHOTO BY本田好伸

1月7日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグ2023-2024 ディビジョン1ファイナルシーズン上位リーグ・第25節が行われ、バサジィ大分とバルドラール浦安が対戦。1-1で引き分けた。

連敗を止めたい浦安と6連勝中の大分の対戦は、攻守の入れ替えが激しい立ち上がりに。カウンターからピンチを招くも、ピレス・イゴールの好セーブで難を逃れる。一方攻撃陣は、得点ランキング4位につけていた本石猛裕がコンディション不良で欠場。決定機を仕留めきれず無得点で前半を折り返す。

試合が動いたのは24分。ハーフライン辺りで回していたボールを奪われると、数的不利の状況を作られ失点。それでも28分、左サイドをあがっていたキャプテン・石田健太郎がファーストタッチから素早くシュートにうつる。トーキックで決め切り、同点に。その後は最後まで得点を狙うも両者譲らず、1-1で試合を終えた。

試合を終え、小宮山友祐監督と石田が記者会見に出席した。



優勝を決められるシーンは二度と見たくない

●バルドラール浦安|小宮山友祐監督

──試合を振り返って。

タフなゲームになったと思います。本石(猛裕)がいなかったですけど、誰が出ても質を落とさず、積み上げてきたものをピッチ上で表現してくれました。やってきたことを全部出し切れたので、そこに関しては満足しています。

でも引き分けという結果に納得するわけではなくて。今日は健太郎が点を取ってくれましたけど、残りの相手ゴールまでの10mで決め切る力はもっとフォーカスしないと。いい崩しも、いい前進もしているし、押し込んでいる時間は長かったですけど、最後決め切る力が足りなかった。上位リーグで勝てていないですけど、試合内容的には悪くないと思います。悲観することなく、最後まで表現したい。

また明日も試合はありますし、我々はタイトルの可能性はないですけれど、タイトルがかかった町田との試合は選手たちも燃えると思います。目の前で優勝を決められるシーンは、2年前に名古屋が我々のホームで優勝を決めたのを見たときに、二度と見たくないと思いました。そういう意味では明日も勝って、リーグを面白くするというよりかは、自分たちがやってきたことをしっかりと表現したいと思います。同じ相手に3回負けるのは嫌なので、準備していいパフォーマンスを発揮できるよう選手たちを導きたいです。

──第1ピリオドの残り9秒にタイムアウトを取ろうとしていましたが、残り4秒に取ることになり、そこでどんなことを選手に伝えましたか?

僕が出したタイムアウトを取ろうとしたタイミングは10秒近くあったのですが、マイボールじゃなかったので(笑)。違うことをやろうとしていたんですけど、残り4秒になってしまったので、そこでできることになりました。最後シュートまでの形をやろうと思いましたけれど。大分がキーパーに対するディフェンスでルーズな部分があったので、押し込んでなにができるかが見たかったです。もう少し時間があればよかったですが、しょうがないですよね。

──1-1でお互いファウルのトラブルもないなかでの、打開策は?

大分の背中は取れていると思っていましたし、うちの選手も何人もいい飛び出しができていて、ボールも入っていました。サイドから打たされている印象で、センターレーンからのシュートはあまりなかった。もっとど真ん中で力強くプレーできることが、今の課題です。柴山(圭吾)とかも頑張ってくれて、長坂(拓海)も吉田(圭吾)もサイドで1対1を仕掛けましたけど、サイドレーンからシュートを叩き込める選手はあまりいないと思います。いいシュートだとしても、いいGKだと簡単に入らない。もう少し真ん中で崩しができるといいですね。

でも選手たちにも言っていますけど、いきなりシュートが強襲になるわけではない、何度も何度も前進して、ゴールに近づくということ。セカンドポストにもボールは通っていたので、あそこで最後誰かが触ればというところ。10mで入らないなら、6m、5m、4mと近づけばというところ。どっちにフォーカスするかですけど、私は両方にフォーカスしているので。シュートも強くなってほしいし、前進する回数も増やしたいです。

相手の優勝に関係なく、勝ち点3は必ず取りたい

●バルドラール浦安|石田健太郎

──試合を振り返って。

今日の試合はタケ(本石猛裕)がいないこともあって、いつもと違うメンバーでスタートしました。入りは悪くなかったと思いますし、いい流れで試合運びができました。ただ相手のディフェンスも最後まで体を張ってきたので、そこを崩しきれなかった。全体的にはやりたいことができたと思いますが、もっとできたと思うので、明日に向けてやっていきたいです。

──石田選手はゴールを決めましたが、さらにどんな部分を突き詰めたいですか?

自分のゴールがたまたまああいうかたちで、いいプレーになりましたけれど。相手コートに押し込む時間は多かったですが、他の選手が仕掛ける際に1対1の状況しかできていませんでした。もう少し動きを入れてもよかったかなと思います。

相手がディフェンスを頑張るチームで「遠目からのシュートは打たせてOK」と相手の監督がベンチで言っていました。ゴールのシーンだけで言うと、そこを聞きながら僕は自分のマークがリシだったので、自分につかせておくようにポジショニングをとっていました。全員が運べる選手なので、わざと自分がサイドレーンにいて高い位置取れたらと考えていたので。相手コートに入った後の動きとか、特にピヴォのいないセットでは動いて、もう少し相手を乱していけたらよかったです。

──明日、引き分け以下ならペスカドーラ町田の優勝が決まる試合ですが、石田選手としての意気込みを聞かせてください。

今、自分たちは4試合勝ちがない状況です。勝利をすることは本当に大事で、相手の優勝がかかっていようがなかろうが、勝ち点3は必ず取りたいです。監督も先ほど言っていましたけれど、目の前で優勝されるのは嫌ですし、絶対に勝ちたいと思います。



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