更新日時:2019.01.19
【F1第18節/湘南×F選抜】シーズン5連勝目となったが指揮官は不満を露わに。「いいところが全く思い浮かばない試合でした」(湘南 奥村敬人監督)
PHOTO BY軍記ひろし
10月12日、DUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1の第18節、6クラブ共同開催の初戦が行われた。
小田原アリーナで行われた初戦は現在4連勝中と波に乗るホームの湘南ベルマーレ対3連敗中のFリーグ選抜。試合は湘南が主導権を握っていたもののあと一歩もところでゴールが割れなかった。しかし前半の11分、右コーナーキックを鍛代元気がスライディングで押し込んで先制に成功。
後半、更に突き放したい湘南だったがゴールは生まれず鍛代のゴールが決勝点となり試合終了。勝利こそしたものの、奥村敬人監督はゲーム内容に対して言及した。
悔しくて情けない
奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)
いろいろ終わってから考えてるんですけど、いいところが全く思い浮かばない試合でした。その中でも勝ってサポーターやファンの方が喜んでた姿が観れてよかったかなというところですね。フットサルの魅力って相手との駆け引きや正確なトラップや数センチもズレないパスとか。そういったところが魅力であるのに、それを全く出せなかったことが悔しくて情けないというか、これでいいのかなと思ってしまいました。
折角、小田原でこの大きな舞台を作っていただいて、金曜日の昼間という貴重な時間を頂いた方に果たして何を見せれたのか、全く思い浮かばないです。勝てたことはよかったですけど、それではフットサル界が盛り上がらいのはやってきてわかりますし、一人ひとりがひとつのプレーに魂込めて、プライドを持ってやる必要がある。それは僕らだけに限ったことではないですけど、そうでないとフットサル界が終わってしまうかなと。それをしてしまったのが僕たちで恥ずかしいというか悔しいです。そういう試合はもう2度としたくない試合だったなと思います。
明日はプレーオフを争う上で強敵のシュライカー大阪と試合なのでこれでいいのか自問自答してもらって前回対戦のように大敗しないようにと思っています。終わってしまった事なので切り替えて明日こそはいい試合を見せれるように頑張りたいです。
──湘南には新しい選手が出てくる中で、次のフェーズが向かっていると思います。チームとしてもう一つ上がるためにどんなことを考えているんでしょうか。
去年、躍進をしてその中ですべてがいい試合ではありませんでしたが、今まで厳しい落としてきた試合を勝ち上がったという部分で、そういう試合を落とさなくなったというベースはできたと思います。それ以前にフットサルって、緻密な選手同士の関係でそういう中で、見ている人が予想できないびっくりすることがフットサルの面白さと思います。ですけど、そこの一人ひとりの意思疎通の部分ですね。去年は個人で勝てたことがありましたが今年は個人が警戒されているので、もっともっと阿吽の呼吸というかフィーリングの合ったプレーが増えてこないと対策されるのそこで崩せない。そういったことが続いているのかなと。
とにかく一本のパスにこだわらないのが僕の中では許せないです。僕は11年前にプレーしていた時のミスは今でも覚えてるんですよね。それぐらいの想いをもって、色んな状況があるのは経験しているのでわかりますけど、こだわり方は見ていてわかるんですよね。そこが足りないというか、本当に一人ひとりが名古屋に勝とうとしているのか。
今勝てばいいんですけど、目指しているのはどこなのか。そこをまとめるのが僕の仕事なので足りない部分があったと思うんですけど、このスポーツをメジャーにして自分たちが主役になる気持ちを強く持たないと戦う以前にただ練習こなしてゲームこなして、ファンの方に喜んでもらって。それでいいのかなとは感じます。質問の答えが違うかもしれませんけど。僕はこのスポーツが好きでこのスポーツををもっといろんな人たちに見てほしいので、今のままではフットサル界が変わらないなと。危機感しかないかなという感じですね。
刈込真人(湘南ベルマーレ)
勝ったことはよかったかなと思いますけど、内容がよくなかった試合でした。大分遠征から帰ってきて今日まで時間もなく、練習もそこまでできなかったので、コンディションも難しかったかもしれませんがそれでも「平日に来てくれたお客さんを魅了するフットサルをしないといけないなと思います。それも明日、取り返すために大阪は強いですけどしっかり準備して湘南らしい、いいフットサルをして勝ちたいです。
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