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作成日時:2024.02.17
更新日時:2024.02.18

【ディビジョン1・2入替戦|ミックス/北海道vs仙台】“チャレンジャー”を跳ね返す、強者のメンタリティ。北海道・関口優志「アドバンテージがなくなったという捉え方で、明日勝てばいいだけ」

PHOTO BY本田好伸

2月17日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にてFリーグ2023-2024ディビジョン1・2入替戦の第1戦が行われ、エスポラーダ北海道とヴォスクオーレ仙台が対戦。北海道は2-3で敗れた。

Fリーグの“絶対王者”・名古屋オーシャンズから、6年ぶりに古巣に帰ってきた関口優志。

膝の大怪我から“完全復帰”して臨んだ今シーズンは、関口が目標としていた「タイトル獲得」とは程遠いリーグ戦の結果に。その悔しさを押し殺し、クラブ史上最大の危機からチームを救うべく、ピッチに立った。

ところが、立ち上がりから相手に押し込まれる展開が続き、前半で2失点。

直後は思わず感情的になり転がるボールをゴールに蹴り込んだ関口だったが、敗戦が決まった試合後、冷静さを取り戻した関口が口にしたのは、これまで何度も“チャレンジャー”を跳ね返してきた、強者らしさあふれるコメントだった。



明日こそ今後の選手人生に関わる、大きな分岐点

──率直に試合を振り返って。

負けてしまい悔しい気持ちがありますけど、まだ明日試合があるのでそこに向けて全力で臨みたいなという思いです。

──前半の立ち上がり途中まで押し込まれる展開が少し続きましたが、後ろから見てどう感じていましたか。

立ち上がりから不安定な部分があり失点後もなかなかリズムをつかめませんでした。後半はペースをつかめましたけど、前半ももう少しいい戦いができたら、ちょっとは結果も変わったのかなという思いはあります。

──2失点目のあと、少し感情的になったシーンもありました。

大事な試合だという認識は自分はもちろんもっていますし、チームとしても勝たなきゃいけないなかで、緩んでいたわけではないですけど、ちょっとチームとしてもったいないミスが出てしまったので、「悔しい」という感情が出てしまいました。

──今シーズンの流れでいくと、複数失点するとそのままさらに失点を重ねてしまう流れでしたが、後半はすごくいい入りをして、北海道さんのペースで試合を進められていました。

2試合の合計ではあるので、仮に負けるとしても点差を広げられないようにしようと、みんなが少し冷静になることができ、さらに「明日のためにやっぱり今日勝てるように」と意志が統一されて、後半の20分に望むことができました。

──そのミスの点について、関口選手からハーフタイムに喝を入れるというか、何か話をしたりしましたか?

ミスのポイントや、相手の調子を消すような指示はもちろんしましたし、監督からも話はありました。そこをしっかりと後半は修正できたことは、負けた試合だったとしてもよかった点かなと思います。

──今日はたくさんのファン・サポーターの方が応援に来ていて、失点後もピッチに向けてポジティブな声が飛んでいました。

いい雰囲気で試合ができることは本当にフットサル選手としてうれしいことですし、もちろん入替戦の経験はしたくないですけど、これだけ応援してくれてる人たちの前でフットサルができるのは、選手に冥利に尽きるなと。しっかり勝ちきれなかった悔しさが残りますが、明日もまた同じような雰囲気で試合ができるはずなので、今度こそ勝たないといけない。僕たちにとっても、今後の選手人生に関わってくるような大きな分岐圏だと思うので、全身全霊で臨みたいなと思います。

──追い上げる立場であること、また体力的な面でも、明日は北海道が少し優位なのかなと思いますが、その点については?

試合数も違いますし、年間とおしてF2よりも高強度でシーズンを過ごしている点は、メリットではあるので、間違いなく有利にはなってくると思います。そこでいかにハードワークをして、最後まで戦い切れるかが勝利の鍵になると思うので、そこは突き詰めて、戦いたいです。

──どういうところがポイントになると思いますか?

今日は最低限の負け方と言いますか、その1点差で負けてアドバンテージがなくなったっていうような捉え方で。もう明日は勝てばいいだけなので、勝利を目指して明日残り40分戦い切って、必ず残留します。



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