更新日時:2019.01.19
【F1第22節/浦安×浜松】6試合ぶりの勝利に歓喜。「選手は肩の荷が降りて、少し楽になったと思う」(浦安・アルベルト・リケル監督)
PHOTO BY軍記ひろし
11月17日(土)にDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1 第22節が行われ、バルドラール浦安はホームでアグレミーナ浜松に2-1で勝利した。
序盤からリズムの良いパス回しを見せた浦安は3分、三浦慎太郎が左コーナーキックからの浮き球をボレーでジャストミート。浦安セグンドから再昇格してきた三浦のFリーグ初ゴールが決まって浦安が先制に成功した。
その後、チャンスを作りながらもリードを広げられない浦安は後半、25分に同点に追いつかれてしまう。ピヴォを入れ替えながら前線に起点を作ろうと試みたがハマらず、試合は膠着した。しかし38分、中央の宮﨑岳が相手を引きつけて左に流すと、タメを作った加藤竜馬がゴール前にラストパス。そこに走りこんできた石田健太郎が落ち着いて決めて、ついに勝ち越しに成功した。
相手が直後にパワープレーでゴールを狙ってきたものの、浦安が凌ぎ切ってタイムアップ。直近の5試合で2分3敗と勝ち星から遠ざかっていたが、敗れた試合はいずれも1点差。この試合も手に汗を握る展開となったが、最後に決定力を見せた浦安がようやく、待望の勝利を手にした。
サポーターの皆さんに勝利を届けられた
アルベルト・リケル監督(バルドラール浦安)
──今日の試合を振り返って。
今日は、熱くて緊張感のある試合になったと思います。選手はホームということもそうですし、これまでの(勝てていない)流れもあって勝ちたい気持ちを出して、重圧とも戦いながらしっかりとやってくれました。前節の大分戦で(2-2で引き分けて)1ポイント、今日の試合で3ポイント取れたことが大きいです。あとはこの経験を重ねて、次につなげていきたい。それと、今日の勝利で、いつも応援してくださっているサポーターの皆さんに勝利を届けられたことが良かった。この勝ちで肩の荷が降りて、少しは楽になったのではないかなと思います。
──三浦慎太郎は今日も(2ndセットの4人に組み込まれて)長い時間起用していた。改めてどこを評価しているのか。
三浦には、フィクソの部分、ディフェンスを特に買っています。そこが良い部分で、大分戦も今回も起用して、良い結果を出してくれました。他のテクニックなどは他の選手と同じくらいのところもあるが、彼は学ぶ気持ちやうまくなろうという態度が見えるので、試合で使いながら、練習でも成長してほしい。今日のような大きな緊張感の中での経験は成長につながると思うので、どんどんやっていってほしいです。
──同点から勝ち越した場面は、1stセットの野村啓介のところに石田健太郎を入れて、その石田が決勝点を決めました。セットの起用はどのように考えていたのか。
3-1をやったりクワトロ(4-0)をしたりがありますが、自分たちは両方をしています。試合のシチュエーションや相手に応じた戦術も考えながらやっています。今日も3-1は使っていましたが、形を入れ替えていこうということですね。相手のディフェンスが慣れてしまい、彼らがやりやすいようになってしまわないように、少しずつ変化を出していく。3-1でもクワトロでも、そこから前に蹴る出すのは簡単ですが、うちがやりたいのはボールを回していくことです。
──1-1に追いつかれて、数プレー後にタイムアウトを取ってからはピヴォの組み合わせを変えて、青山竜也や丸紘生(や長坂拓海)を前線に置いて起点を作ろうという、3-1に特化していたように見えた。
竜也はリズムを変えられる選手なので、相手の慣れに対する変化ですね。丸は前半でも起用したが、後半もセットプレーでも使った。あとは、出ている選手の体力や精神的な疲れもある中で、(終盤の競り合いを想定した上で)ローテーションしていこうということで使っていきました。
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