更新日時:2024.11.07
【F1第10節|記者会見/立川vsしながわ】古巣・アリーナ立川立飛で“アウェイ側”に立つ難しさを痛感。しながわ・比嘉リカルド監督「あの雰囲気ならないように、自分たちは4点目をとらないといけなかった」
PHOTO BY勝又寛晃
10月14日、 アリーナ立川立飛にてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第10節が行われ、立川アスレティックFCとしながわシティが対戦。3-3の引き分けで試合を終えた。
試合を終え、しながわの比嘉リカルド監督とサカイ・ダニエル・ユウジが記者会見に出席した。
ディフェンスも緩んでしまったし、全然走れていなかった
●しながわシティ|比嘉リカルド監督
──試合を振り返って。
残念な結果になりました。
第1ピリオドは先制点を取られても同じリズムで自分たちの攻撃を続けて、2点リードすることができました。ただそこで満足してしまい、ディフェンスも緩んで、試合終盤は全然走れていませんでした。優勝を目指すチームとしては、見過ごせません。
とにかく今日は、相手を自由にプレーさせすぎました。本当に優勝したいなら、もっと走ってアグレッシブなディフェンスをしないといけないと思います。
順位自体はバルドラール浦安と名古屋オーシャンズが引き分けたことで前節と変わらないので、切り替えるしかありません。
──この2カ月間で、特にチームに伝えてきたこと、強化してきたポイントは?
ディフェンスですね(笑)。アグレッシブな、パワーのあるディフェンスをこの中断期間に取り組みました。だから今日は、やってきたことがまったくできなかったということです。
一人ひとりが1対1で負けない、球際に負けない。そういう意識として、戦術どうこうよりも「戦う気持ち」がもっと必要だと感じています。
──第1ピリオドについては、その姿勢もすごく感じられていたように見えましたが……。
途中まではいいリズムでやっていました。ただ3-1になっても僕らが追加点を取るか、相手が点を取るかという部分は変わらないはずなのに、下がりすぎてしまいました。正直、僕の指示の責任もあると思いますが、これから修正すしていくしかないですね。
──白方秀和選手、瀧澤太将選手がメンバー外だった理由は?
コンディション不良です。
──3年間指揮した古巣との初対戦になりました。中断期間の間に変化したこともあると思いますが、新体制のアスレと対戦してみて、どんな印象でしたか?
やり方は変わりましたが、いいプレーをしているなと感じたし、相手としてはすごく嫌でした。選手たちみんなの成長が感じられたことは、指導者としてうれしかったです。
はじめは僕が伝えてきたディフェンスの部分をベースにしていたと思いますが、攻撃についてはクワトロをうまく取り入れて、切り替えてやっているなという印象です。
──対戦相手としてこの会場の雰囲気を味わってみて。
反対側のベンチ、反対側のロッカーにいるのはすごく変な感じがしましたけど、試合になったらスイッチが切り替わりました。
ただやはり、立川はこの会場での試合になると強いですね。フロントもいい働きをして、たくさんのファン・サポーターが集まるし、たくさんの応援がチームの成績にもつながっていると思います。
相手としてやり辛かったし、あの雰囲気ならないように、自分たちは4点目をとらないといけなかったと思います。でも、こうして対戦できることはうれしいです。次勝てるように頑張ります。
次の試合に向けて、苦い薬になったと信じたい
●しながわシティ|サカイ・ダニエル・ユウジ
──試合を振り返って。
第1ピリオドは非常に良かったと思いますが、第2ピリオドは残念な内容になりました。次の試合に向けて、苦い薬になったと信じたいです。
前半の20分と後半の20分でこれだけ差が出てしまうのは、優勝を目指すチームとしてあり得ません。上位との直接対決で集中力が切れてしまうとこうなることがよくわかる試合になったと感じています。
──第2ピリオドうまくいかない時間が続くなかで、キャプテンとしてチームにどんな声かけを?
スポーツは、その日によっていろいろ変わってくるものなので、今日起こった問題は対応できる日もあればできない日もあると思います。
もちろん攻守で具体的に改善できるポイントはいくつかありますが、選手個人の心理的なところでのエラーは、その日のうちに修正するか答えを出さないといけません。キャプテンとして、周りのモチベーションを高めるためにできることはしますが、それも限界があります。
できるだけ前向きに、先ほども話したようにこのドローを「薬」にできるように、それぞれが反省をして学びにしてほしいです。
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2025.03.31