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作成日時:2024.11.16
更新日時:2024.11.17

【女子F第15節|記者会見/西宮vs浦安】“歴史的な死闘”の末、痛恨の逆転負けで連覇ストップ…指揮官が絞り出した一言。浦安・米川正夫監督「勝負事なので、こうなっただけ」

PHOTO BY伊藤千梅

11月16日、サイデン化学アリーナさいたまにて日本女子フットサルリーグ(女子Fリーグ)2024-2025の第15節が行われ、SWHレディース西宮とバルドラール浦安ラス・ボニータスが対戦。浦安は4-5で敗戦した。

まさに、女子Fリーグの歴史に残るような“天王山”だった。試合前時点で首位・西宮が勝ち点30、2位・浦安が勝ち点29で迎えた一戦。浦安にとっては、残り2試合で逆転優勝=5連覇するために、絶対に負けられない戦いだった。

試合は開始3分、浦安は先制を許しながらも6分に江口未珂のゴールで追いつき、8分に勝ち越され、第1ピリオド終了間際の20分に澁川鈴菜が決めて再び追いつくという、一歩も譲らない展開になる。第2ピリオドは逆に、開始40秒で平井成美が決めて浦安が先行すると、24分に追いつかれるも、30分に江口が決めて4-3とリードして終盤を迎えた。

しかし、33分と35分に立て続けに失点。浦安は残り4分でパワープレーに踏み切ったが、西宮の守備を突破できず敗戦を喫した。直後、選手たちは悔しさにかられ、涙を見せていた。一方、試合中から立ち上がって指示を出し続け、最後まで厳しい表情を見せていた米川正夫監督は試合後、出し切った上での敗戦に対してなのか、あるいは一歩およばなかった苦笑いなのか、一瞬の微笑を浮かべた。いずれにせよ、その場には重苦しすぎる雰囲気が流れていた。

試合後、米川監督とキャプテン・伊藤果穂が記者会見に出席し、敗戦直後の思いを語った。

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直前まで戦い方を考えていた

●バルドラール浦安ラス・ボニータス|米川正夫監督

──試合を振り返って。

試合の直前まで戦い方を考えていました。結果的に優勝はなくなってしまったけれど、試合についてはそこまでネガティブには捉えていません。

──戦い方を決めたタイミングは?

今日の朝ですね。

──上回られてしまった部分はどういう部分になりますか?

内容が上回れなかったとは思っていません。勝負事なので、結果がこうなってしまっただけだと考えています。

──西宮との前回対戦との大きな違いは?

違いは、リーグの進んでいる状況とお互いの勝ち点が違う部分だと思います。

──それが勝敗に影響した?

勝敗というよりは、戦術の選択には関わってきたかなと思います。

──次節に向けて。

リーグ戦の残り1試合は、優勝がないなかでどう戦うかは考えようと思います。選手権まではまだ時間があるので、なにをしようかを考えたいです。



勝ち続けることの難しさを感じた

●バルドラール浦安ラス・ボニータス|伊藤果穂

──今日の試合にはどんな気持ちで臨みましたか?

試合前の時点で、残り2試合を勝つことしか、目指すところはないと思っていました。先週の試合後から今週の試合に向けて、数少ない練習でみんなが気持ちを込めて練習していました。試合前も試合中も、勝利を目指して戦えていたと思います。

──最後のあと一歩のところで、なにが必要だったと思いますか?

試合が終わった直後はすぐに見つけられない部分はありますが、勝ち続けることの難しさは感じています。この経験から、チームとして、そして選手たち自身が次に向けてどう気持ちをもてるかだと思います。これからにつなげていくしかないのかなと思っています。

──最後の試合をどのように戦っていきたいですか?

無駄な試合はないと思っています。タイトルの可能性はなくなってしまったけれど、浦安がより強くなるために、いままで以上に一つの試合、練習を重ねられるようにしていきたいです。今日の試合も、スタッフや選手たちが選んだ選択は間違っていなかったと思うので、自分たちを信じてさらに向上できるように取り組んでいきたいなと思っています。

最終戦までは1カ月あります。また気持ちを新たに、試合に向けて勝てるようにいい準備をしていきたいと思います。

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