【Ｆリーグ】バルドラール浦安 5－1 立川アスレティックFC（11月17日／バルドラール浦安アリーナ）

11月17日、バルドラール浦安アリーナにてＦリーグ2024-2025 ディビジョン１の第15節が行われ、バルドラール浦安と立川アスレティックFCが対戦。立川は1－5で敗れた。

ファイナルシーズンの上位リーグ進出のために、一つでも勝ち点を重ねたい5位・立川は、中断明けの5試合を3分2敗と、未勝利で首位・浦安に挑むことになった。序盤からプレスを強め、ショートカウンターを狙う得意の形からチャンスを生む場面もあったもののスコアを動かせないなかで迎えた18分に、警戒していた浦安のGK攻撃から失点。その15秒後には、キックオフからすぐさまプレスを受けて連続失点して、後手に回ってしまった。

自分たちの狙いを逆に突かれるような失点でビハインドを負ったことで、第2ピリオドも巻き返すことができないまま、26分に3点目を許すと、28分には立て続けの失点で0－5に。31分に中村充の強烈なシュートで一矢報いたものの反撃はそこまでに終わりタイムアップ。白星が遠く、アウェイで手痛い3連敗を喫した。

試合後、立川の饗場健監督が記者会見に出席し、敗戦の弁を述べた。

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やってきたことの全部が間違っているわけではない

●饗場健監督｜立川アスレティックFC

──今日の試合を振り返って。

2失点目がキーだったと思います。（GKピレス・イゴールに決められた）1失点目は難しい状況でした。相手がGKを使ってくることへの対策をしていましたし、同時に、その想像とは違う形でもあったという、両方があります。そのなかであの場面は「打たせる」に近い選択をしたので仕方がない部分もあります。

ただその後にミスから失点し、浦安相手に2点差つくと難しいとわかっていたなかで、そういうプレーをしてしまいました。オフェンスは悪くないものの、2点差への焦りがあり、ゲームとしては難しくなったと思います。

──下位のチームが迫ってきているなか、上位リーグに残るには勝ち点を重ねる必要があります。若手に経験を積ませる部分と、メンバーを絞るところなど、勝ちに徹するためにやっていくことは？

まず前提として、若手を育成するために使っていることはありません。それぞれの試合、相手、選手、それがピヴォなのか、フィクソなのに対して、今チームにいる17名の中から誰をチョイスしているかという考えです。

結果が出ていない以上やり方を変えるアイデアもあると思います。それはセットだったり、選手だったりを十分に考えますが、チームとしてやってきたことの全部が間違っているわけではないのでバランスを見ながら判断します。

──お互いに点が決まらないなか、先に動いたのは立川でした。完山徹一選手を入れて、その後にタイムを取った。そこではどのような狙いがあったのでしょうか。

正直どちらのゲームになるかわからない展開でしたし、相手も同じような印象だったと思います。ただし、ピヴォを使っても、クワトロでもチャンスをつくれていながらゴールまで少し遠かったので完山を使いました。大きく変えるのではなく、選手を変えることでリズムの違いを生み出していきたいな、と。完山を使った時に相手がどんな反応になるか、あるいは自分たちがどれだけうまくいくのかという、リズムをつかむための意図がありました。

──花田耀祐選手は、10月の加入以降、一気に出場時間をつかんでいます。フィクソの選手としても、攻撃的な面でも、重要な場面でピッチに立っていますが、改めてどのように評価していますか？

試合時間はまさに評価の表れではあります。一番の強みである対人の能力はＦ１でも十分に通用するものですし、ピヴォに収まりそうなシーンでもマイボールにしたり、簡単にプレーさせないところは信頼しています。

もちろん、耀祐がフィクソの中で一番だという意味ではなく、皆本晃がいて、安藤大智がいるなかで、バランスであったり、オフェンスで出せるクオリティを見ながら使っています。特別な部分としては対人の強さを評価しています。

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