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作成日時:2024.12.29
更新日時:2024.12.29

【F1第20節|記者会見/名古屋vs浦安】背水の陣で見せた、“絶対王者”としての勝負強さ。名古屋・吉川智貴「今日の戦う姿勢を最低限にプレーをしていかないといけない」

PHOTO BY本田好伸/伊藤千梅

【Fリーグ】名古屋オーシャンズ 2-0 バルドラール浦安(12月29日/千種スポーツセンター)

12月29日、Fリーグ2024-2025 ディビジョン1の第20節が行われ、名古屋オーシャンズとバルドラール浦安が対戦。名古屋は2-0で勝利を収めた。

首位・浦安を勝ち点9差で追いかける名古屋。“絶対王者”のプライドに懸けて、8年連続17度目のリーグタイトルを手にするために負けられない一戦に臨んだ。

背水の陣の名古屋は立ち上がりからその強さを見せた。第1ピリオド3分、左サイド高い位置へ抜け出した水谷颯真が相手GKの股を抜く先制弾を挙げると、4分に右CKから清水和也が追加点を奪って2-0に。その後、浦安の攻撃を粘り強く守り、2点リードで試合を折り返した。

第2ピリオド、23分に甲斐稜人、37分に吉川智貴に決定機が訪れたが試合を決定づける3点目を奪うことができない。1失点でもすれば相手に戦況が傾いてしまうようなシチュエーションが続いたが、FPたちの泥臭い守備と田淵広史のビッグセーブがゴールを死守。残り1秒で与えてしまった第2PKは田淵がしっかりと止め、“らしさ”を発揮して浦安との大一番を制した。

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みんなで戦えたことが大きな勝因

●イマノル監督|名古屋オーシャンズ

──今日の試合を振り返って。

今日は先制点を取れたことが良かったと思います。よりいいプレーができたと思いますし、チームはしっかり戦いました。戦ったことで今まで見えていなかった部分が見えて、それが結果につながったと思っています。

──前節の立川アスレティックFCとは異なるスターティングメンバーで臨みましたが、どんな狙いをもってこの浦安戦に臨みましたか?

相手によって変えてはいますけど、スタートのメンバーはそこまで重要視していません。今日の試合に関しては、よりスピーディーな選手のモビリティを使って、より前にいかなければいけないという意図をもって臨みました。セットプレーの守備でメンバーを変えないといけない部分はありましたけど、出ていない選手、時間の短い選手も含めて、全員で戦えていました。今日よりいい内容の試合で勝ち点を落とした試合もありましたけど、みんなで戦えたことが大きな勝因だったと思っています。

──2点差がついて、相手はGKも含めた5人で攻めてきましたが田淵選手の好セーブやFPの身体を張った守備でゴールを守り、集中力がどんどん高まっているように見えましたが。

勝っている時の守備、自分たちがリスクをかけなければいけない時の守備も練習してきました。その意味では第1ピリオドもいい守備ができましたし、第2ピリオドのGKをより使ってこられた時間でも、ああいう(粘り強い)守備ができ、とても素晴らしかったと思っています。ボールを保持してプレーする時間が短かったことに関しては、そういったところが関係してくると思います。でも、守備であれだけしっかりと対応できたのはチームが素晴らしかったからで、準備をしてきたことを試合に出せたと感じています。



いい入りさえできれば一つになれると思っていた

●吉川智貴|名古屋オーシャンズ

──今日の試合を振り返って。

今日、負けたら本当に終わりだったので、首の皮一枚つながったと思っています。監督も言ったように、いいゲームができたとは思っていないですけど、勝ち点3を取ることが大事だったので、そのためにみんながしっかり戦えていたと思います。そこは良かった点だと思いますけど、状況はあまり変わっていません。今日の戦う姿勢を最低限にプレーをしていかないといけないと思います。

──4-4で引き分けた前節から今節の重要な試合へ向けて、この1週間はどんな気持ちで過ごして今日を迎えましたか?

正直、チームとしては今週1週間、いい雰囲気で練習ができたかと言われたら、そうではなかったと思います。ただ、自分はそういうのも必要だと思っていて、常にいい雰囲気でやる必要もありません。試合でも苦しい状況はいっぱい出てくるので、練習からピリついた部分も自分は必要だと思っていて、今週はそれが起きていました。今日、みんなが集まった時の顔や雰囲気を見て、「いい入りさえできれば一つになれるな」という感覚があって、それがいい方向にいったと思います。ただ、先ほども言ったようにこれが最低限なので。

──ここ2年苦しいシーズンが続いていますが、追い込まれた状況で迎えた今日の浦安戦は勝利への執着をいつも以上に感じた試合でした。ここまで苦しんだ要因と今日、勝ち切れた要因を教えてください。

勝ち切れた要因は全員が戦えたこと。苦しんでいる要因は、全員で戦えていなかったこと。それだけですね。

──全員で戦えていなかったのは、どんなところに理由がありましたか?

自分のなかで答えはありますけど、それはあまり言いたくないですね。

──メンタル的な部分でしょうか?

そういうところもあると思います。

──相手はGKを含めた5人で攻めてきましたが、名古屋は全員でゴールを守りながら集中力を高めていったように見えました。吉川選手自身はプレーしていて、どう感じましたか?

今日はボールを持ってどうこうする試合ではなかったと思います。GKが上がってきて、あれだけ相手がプレーする時間が長いと自分たちのボールを持つ時間は自然と減ってしまいます。今日はああやって身体を張って、ディフェンスしかしていないかもしれないですけど、今日に関しては、それで勢いに乗れていったと思います。遅いかもしれないですけど、こういう感じの乗り方をして試合に入っていけたことは良かった点でした。これを続けていくだけだと思います。

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