更新日時:2025.01.18
“チームの心臓”が不在の今、主将・上村充哉がチームに求める気概「若い選手がより突き上げてほしい」【F1第22節|記者会見/立川vs北九州】
PHOTO BY
【Fリーグ】立川アスレティックFC 3-1 ボルクバレット北九州(1月18日/アリーナ立川立飛)
1月18日、アリーナ立川立飛にてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第22節が行われ、立川アスレティックFCとボルクバレット北九州が対戦。立川は3-1で勝利した。
試合後、立川の饗場健監督と上村充哉が記者会見に出席した。
求められた「選手と監督をつなぐ役割」
●饗場健監督|立川アスレティックFC
──今日の試合を振り返って。
シーズン最後のホームゲームで、これだけ多くのお客さんに来てもらって、絶対に勝たないといけないというのはチームの共通認識でありました。
試合開始直後に得点はできましたが、簡単な試合ではありませんでした。5ファールが溜まっていたなかでも、勝ち切れたことが今回のゲームにおいて大事だったと思います。
ただファイナルシーズンに向けては、チームとしてまだまだ課題があるので、一つでも上の順位を目指してやっていきたいと思います。
──今シーズン途中から予期しない形で監督に就任されましたが、サバスさんとはどのように役割分担をしていましたか?
試合を見ていただいたらわかるように、全体的な指揮や練習は変わらずサバスがやっています。そのなかで自分は、試合だけではなく普段の練習から、選手と監督をつなぐ役割を求められていると感じていました。監督だから選手たちと距離を取るのではなく、同じ目標に向かうチームの一員として、サバスや選手がやりやすいように状況を見てコントロールすることが一番の仕事だと感じています。
──サバスさんと選手をつなぐために、意識していたことは?
自分は、昨シーズンは比嘉さん(比嘉リカルド監督:現しながわシティ)、その前はマルコス(山田・マルコス・勇慈元GKコーチ)とスクールをするなど、外国人の日本語を聞いて他の人に伝えることは長く行っていました。またサバスが伝えようとしていることも、指導者をしているからこそわかる部分があります。
フットサルのレベルが上がって専門的な話になるほど、外国人監督が伝えたいニュアンスや目的は伝わりづらくなりますし、選手の質問に対してサバスが答える時にズレが生じてしまうこともあります。そういった時に「お互いが言いたいことはこういうことだ」というのを間に入って話すことはよくありますね。
──花田耀祐選手や内海礼斗選手の活躍は、監督という立場から見てどのように感じていますか?
本当によくやっていると思います。まだまだ足りない部分はありますし、試合に出てチャンスもあるなかで得点を決められていないのは彼らの課題です。それでも大学生が1年目からF1のチームで定着することは簡単ではないですし、これからさらに求めたことに対して応えてくれる選手になっていくと思います。
──残りのシーズンで“アスレらしさ”をどのように出していきたいですか?
今日の試合でも第2ピリオドは難しい展開になりましたし、ゲームコントロールはよりうまくやらないといけないと思っています。ファイナルシーズンは自分たちよりも上の順位と対戦することが多いので、準備したことを出して自分たちのリズムにすることが重要だと思います。
頑張って評価される世界ではない
●上村充哉|立川アスレティックFC
──今日の試合を振り返って。
ホームでたくさんのお客さんが来てくれたので、何が何でも勝つ気持ちで全員が臨みました。ただ、フットサルは興行なので、内容が良くないとお客さんは来てくれないですし、どちらも追い求められるように頑張りたいです。
──残りのシーズンで、どんな“アスレらしさ”を出していきたいですか?
今シーズンからサバスになって、最初から「オフェンスを強化していく」と言っていました。今日の第2ピリオドくらいプレスがかかっても、ボールを保持できるようにならないといけないと思います。
──サバスさんのやりたいことはどのくらい体現できていると感じますか?
具体的に何%かはわからないですが、先ほども言ったようにサバスはオフェンスに力を入れています。オフェンスは試合によって状況も変わるので、今日は良くても次の週は良くないといったサイクルが起きてしまいます。その波を小さくすることは常に意識していました。
──南雲颯太選手が前十字靭帯損傷で離脱したことについてはどのように感じていますか?
僕は彼からアシストしてもらうことも多かったですし、彼がいないのは痛いですね。南雲選手の穴はそう簡単に埋めることはできないと思っています。そのくらいチームにとって重要な存在です。
アスレはここ数年、毎シーズン主力選手が抜けていますが、内田(隼太)やジョーがいなくなった時に、颯太はすごく成長してきました。彼自身がすごくいい例を見せてくれているように、僕はこのタイミングで、より若い選手が突き上げてくるような気概を見せてくれるといいなと思っています。
もちろんみんな頑張っていますが、頑張っていて評価される世界ではありません。それだけではだめだと僕は思っているので、結果を追い求めて、全員で戦っていきたいと思っています。
▼ 関連リンク ▼
▼ 関連記事 ▼
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.17
-
2025.01.16
-
2025.01.15
-
2025.01.13