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作成日時:2025.02.10
更新日時:2025.02.10

もぎ取った勝ち点3。シーソーゲームを制し、運命の“頂上決戦”へ。名古屋・吉川智貴「なぜ勝てたのかは、どうでもいい」【F1第25節|記者会見/湘南vs名古屋】

PHOTO BY伊藤千梅

【Fリーグ】湘南ベルマーレ 4-5 名古屋オーシャンズ(2月9日/岸和田市総合体育館)

2月9日、岸和田市総合体育館にてFリーグ2024-2025 ディビジョン1の第25節が行われ、湘南ベルマーレと名古屋オーシャンズが対戦。名古屋は5-4で勝利した。

試合を終え、名古屋のイマノル監督とキャプテンの吉川智貴が記者会見に出席した。

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勝てたことがすべて

●名古屋オーシャンズ|吉川智貴

──試合を振り返って。

勝たなきゃいけない試合だったので、勝てたことがすべてです。とにかく勝ち点3を積むことだけが目標だったので、それを達成できて良かった。苦しんで勝てたことは、気持ち的な部分も含めて来週に向けていい状態で臨める材料になるはずですし、ポジティブに捉えていい準備をしたいです。

──前日に、首位の浦安と2位のしながわが負けたことで、メンタルが変わったことはありますか?

自分たちが勝たなければ話にならないので、変わらないといえば、変わらないですかね。ただ浦安やしながわが負けるという事実を、試合が始まる前にわかっている状態でできるのは一ついい点でしたし、モチベーションが上がる要因になったのかなとは思います。

──優勝を目の前にして空回ってしまう浦安やしながわと、勝ち切れる名古屋とではやはり「経験」が違うのか、勝てる要因をどう考えていますか?

昨シーズンは特に最後の優勝争いで苦しんで、今シーズンも同じようなシーズンになってしまっています。

苦しみながらも勝って優勝した経験はたしかにほかのチームにないもので、自分たちにはあるものだとは言えるのかな、と。ただ浦安やしながわが負けた要因は正直わからないですし、首位の浦安と比べて自分たちのほうが勝ち点ではまだ下なので、油断もできる状態ではまったくありません。ただ、その「昨シーズン苦しんだ経験」も最後に優勝して生かし切らなければ、なんの意味もない。

今日の試合に勝てた要因も……なんでしょうね。「みんなが諦めなかった」とか、そういう単純なことになるのかもしれません。ただもう正直、今日の試合になぜ勝てたのかということは、僕のなかではどうでもいい。次が大事なので、シーズンが終わって振り返りたいです。




「勝者」のチームとして、求めている結果は「勝ち」のみ

●名古屋オーシャンズ|イマノル監督

──試合を振り返って。

北九州ラウンドの2試合をトータルしたような内容になりました。第1ピリオドは自分たちのエラーでセットプレーから2失点をして、1分で2点追いついてハーフタイムを迎えることができました。第2ピリオドについては、自分たちもチャンスをつくっていたものの、相手のGKがすごくいいセーブをしていて止められてしまいました。そこからまたセットプレーで失点をして同点になり、3-4になってすごく苦しい状況にはなりましたが、そこから自分たちの勝者の気持ちをもって、やるべきことをやれたので逆転できたと思います。

──パワープレーで鬼塚祥慶選手を投入し、直後にアンドレシート選手のゴールが生まれました。起用の理由と評価を教えてください。

詳細はまだわかりませんが、ファビーニョが怪我をしてしまったのでそこで交代を決断しました。今日の試合のなかでは、(金澤)空ではなく祥慶のほうが状態がいいと判断し、ピッチに送り出しました。そのあとも両足を支えるダニエル(シライシ)を出したり、水谷(颯真)と交代させたりもしました。メンバー層が厚いからこそできることでもありますが、状況に合った選択ができたと考えています。

──残り8分でパワープレーに踏み切りましたが、逆転も見越した上での決断だったのでしょうか?

そうですね。そのくらいの時間があれば、少しエラーがあっても修正することができますし、選手が焦らずにプレーできるだろうと判断して、8分で始めることにしました。

──前日に浦安としながわが負けたことで、メンタルが変わったことはありますか?

特に変わらないです。自分たちは全部勝たないといけないということは変わらないですが、他力だったところから今は全部勝てば優勝できる状況なので、そこは何も変わりないです。

──名古屋オーシャンズは“常勝軍団”のチームですが、そのプレッシャーを監督自身はどう感じていますか?

レギュラーシーズンの最終節からこのファイナルシーズンにかけて、4チームに優勝の可能性がありましたが、ここまでし烈な優勝争いは今までなかったことです。それでも自分たちは勝たないといけないのは変わらない。もちろんプレッシャーは常にありますが、それは受け入れて戦えています。

──これまでの長い監督キャリアで、こうしたタイトルが懸かった状況や勝負所の試合を戦う上で、監督として大事にしていることは?

どう試合に臨むべきか、何が大事なのかといったことを、事前にどれだけ選手に伝えて、落とし込めるかですね。誰も監督を見に試合に来る人はいないので、選手に何をどう伝えるかを考えるようにしています。

──引き分けや敗戦だと、優勝の可能性が潰えるわけではないものの、限りなく難しくなってしまう状況でした。この難しい試合を勝ち切った想いや、選手たちに伝えたいことを教えてください。

相手の湘南は守備が固く、GKも素晴らしいチームです。ここ2試合も浦安に勝って、しながわにも接戦だったので、難しくなることは理解していました。そして、そういう相手に先制されてしまうと、まさに今日のような内容のゲームになってしまいます。それでも、自分たちは常に「勝者」のチームとして、求めている結果は「勝ち」しかありませんでした。

大差で勝てるのであればそれ以上のことはないですが、こういう難しい試合を逆転勝利という形で勝ち切れたことは、選手たちの自信にもつながります。結果的にこの試合は、自分たちにとってはすごくプラスになったと捉えています。



 

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