更新日時:2019.01.19
【F1第26節/浦安×名古屋】貫禄勝ちで無敗記録は25に。「試合の立ち上がりが今日のポイントでした」(名古屋 ペドロ・コスタ監督)
PHOTO BY軍記ひろし
12月8日(土)、DUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1の第26節が行われ、名古屋オーシャンズは、アウェイでバルドラール浦安に4-2で勝利した。
名古屋は序盤からリズムをつかむと3分、右サイドのペピータからの落としを吉川智貴が決めて先制。さらに7分、左コーナーキックの浮き球を、角度のないところからヴァルチーニョが豪快に左隅にボレーで決めて2点の先取に成功した。その後、相手の勢いに押されるシーンが増えて16分にカウンターから失点したものの、なんとか持ちこたえて試合を折り返した。
後半はいつも通りの盤石な名古屋だった。様々なセットの組み合わせを駆使するペドロ・コスタ采配と、その意図を汲み取った選手のプレーが合致して試合を掌握していく。7分に右コーナーキックから中央の平田・ネト・アントニオ・マサノリが、8分には左コーナーキックからペピータのシュートがバーに弾かれたところで八木聖人がこぼれ球を落ち着いて決めて、リードを3点差と広げた。
終盤、34分にパワープレーから1点を返されたものの危なげない試合運びでフィニッシュ。名古屋はFリーグ選抜に6-0で勝利した前節に続く勝利で、今シーズンの開幕から続く無敗記録を25に伸ばした。
いいゴールのタイミング、流れを作れた試合
ペドロ・コスタ監督(名古屋オーシャンズ)
──今日の試合を振り返って。
今日は試合の入りが非常に良かったので、そこで攻撃面などのベースを作れました。先制して2-0まで持ち込めて、ゲームを有利に進められました。その立ち上がりが今日のポイントだったと思います。その後にも何度かのチャンスがありましたし非常に良かったと思います。
ただ0-2からペースダウンしてしまったのは、相手もその状況で戦略を立ててきたと思うのですが、浦安の方が上回っていた時間もありました。そこを我慢強く耐えて、自分たちのリズムを作れたことが良かったと思います。しっかりとコントロールできた試合でした。相手が上回っていた時間帯は、失点して相手が自信を持ったところでしたが、そこでも追加点を取られないという姿勢を見せて、そこからペースを作れました。ある程度は予想している形で試合を作れていたと思っています。
また、前半に苦戦した状況は、スピードのある選手がいるので、その裏への対応が曖昧になってしまいました。そこでハーフに下げて、裏への狙いをなくすような体制をとりました。そこでゲームを落ち着かせることができました。後半も苦しい時間はありましたが、選手も冷静に戦えていました。練習してきたセットプレーで点を取れましたし、いいゴールのタイミング、流れを作れた試合だったと思います。
その意味でも、ピッチで選手がしっかりとやってきたことを表現してくれたと思います。選手を讃えたいです。相手と自分たちにはゲーム中の駆け引きがありました。そのことについては、アルベルト・リケル監督が非常にいい役割を果たしていたと一言、お伝えしたいです。このゲームで、そのことを感じました。
──最近は2分〜2分半くらいの早いタイミングでの交代をするチームが多いなかで、名古屋は3分半〜4分くらいの長めに設定している印象です。試合をコントロールするという意味でも、交代時間には狙いがあるか。
最近、特に長くしている理由は、最初の5分で失点する試合が多かったことです。それも後半の立ち上がりですね。それを修正する意味で、戦術ではなく交代のところで、2分くらいで替えるのではなく最初の5分を耐えるというようにしています。セットを決めて、選手がしっかりとやれるように。あとは、フィジカルコンディションもいいので、長く引っ張っても集中力が切れずにやれるという自覚があるため、同じ選手で(長くプレーすることで)リズムを狂わさないで、失点しないで点を取って、リズムを作っていくということです。
──橋本優也選手の前半途中の起用法についてですが、1つのセットでは吉川智貴選手の代わりに、もう1つのセットでは西谷良介選手の代わりに1人だけ入るシーンがありました。試合のなかで特徴的な組み合わせだったのですが、その狙いを教えてください。
1つは、同じ右利きのアラなので、西谷、吉川との交代を考えました。その2人が、うまく(それ以降の)ローテーションに加われるように。それとゲーム展開を見て、彼はスピードに特徴がある選手で、そこに関しての面白い技術と身体能力があるため、スピードを生かして打開してもらい、少しムードを変えたいという狙いがありましたので、橋本をを間に挟んだということですね。
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