更新日時:2025.03.22
しながわシティが4年ぶり通算2度目の日本一!カイオの3得点を含む5発で立川アスレティックFCに大勝【全日本選手権 決勝|試合結果】
PHOTO BY伊藤千梅
3月22日、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で、JFA第30回全日本フットサル選手権大会の決勝が開催された。立川アスレティックFCvsしながわシティは、5ー2でしながわが勝利し、タイトルを手にした。
【フルマッチ】決勝 立川アスレティックFC vs しながわシティ|JFA 第30回全日本フットサル選手権大会
立ち上がりから終始高強度の第1ピリオド
前日の準決勝でボルクバレット北九州と延長戦の末、8ー4で大勝を収めた立川と前年度王者・名古屋オーシャンズを4ー2で下したしながわが、日本一を懸けて激闘を演じた。
3日間で3連戦目となった両者は、キックオフから高強度の走りを見せ、一進一退の攻防を繰り返す。そんな中、試合が動いたのは第1ピリオド9分だった。自陣でボールを奪ったしながわのカイオが中央のレーンをドリブルで持ち上がっていく。左サイドから駆け上がり、パスを受けた山田凱斗がシュートを放つと、これは相手GK檜山昇吾に弾かれたが、逆サイドで溢れたボールに反応した新井裕生がクロスを上げ、ゴール前のカイオが頭で合わせ、ネットを揺らした。
しかし11分、立川が反撃に出る。右サイドでCKを得ると、キッカーの中村充がゴール前へ素早くボールを送り、走り込んだ大澤将士が詰めてスコアを振り出しに戻した。
その後も変わらず、両者が積極的にゴールを目指したが1-1のまま第1ピリオドが終了した。
パワープレーも退け、貫禄の勝利
第2ピリオドの立ち上がりも、両ゴール前を行き来する高強度の締まった戦いが繰り広げられたが、次のゴールが生まれたのは29分だった。
しながわの新井が敵陣右奥でボールを受けると、皆本晃を突破しゴールラインギリギリから中央へ折り返す。このボールにカイオが合わせ、しながわが勝ち越しの1点を決めた。
再び均衡が破れた1分後、しながわがさらにゴールを重ねる。前線で田村龍太郎のロングキックを収めた平田ネトアントニオマサノリが、左サイドに流れながら前を向き、ファーへラストパス。笠篤史がスライディングで詰め、スコアを3-1とした。
2点差を追いかける立川は、残り6分を切ろうかというタイミングでパワープレーを開始。GKのシャツを身に纏う完山徹一と上村充哉、中村充、酒井遼太郎、湯浅拓斗の5人が数的優位を生かして攻め立てる。
35分、立川のパワープレーに押し込まれるしながわだったが、自陣でボールを奪うと、カイオが無人のゴールへロングシュートを流し込み、4-1に。カイオはこれでハットトリックを達成した。
しかし直後の36分、パワープレーを継続する立川は左サイドの酒井がファーポストを目掛けパスを送り、これに上村が合わせて再び点差を2に縮める。
しながわはその後も相手の勢いに呑まれることなく戦い、残り2分18秒に平田がダメ押しの追加点を決めて5-2に。強さを見せつけ、勝負を制したしながわが前身のトルエーラ柏時代を合わせ、4年ぶりに通算2度目の日本一に輝いた。
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2025.03.31