更新日時:2025.04.29
【移籍情報】引退から2カ月後に電撃復帰!奥直仁がヴィンセドール白山に入団。地元・北信越の古巣で再出発へ|4月29日発表
PHOTO BY本田好伸
ヴィンセドール白山は4月29日、奥直仁の入団を発表した。昨シーズン限りでの現役を退いた奥が、引退発表から2カ月後に古巣の一員として復帰する決断をした。
自分ではなく、誰かのためにフットサルを
福井県出身の奥は、アルビレックス新潟ユース、関東学院大学を経て、JFLのヴィアティン三重や北信越リーグの福井ユナイテッドFCでプレー。2023年にフットサルに転向し、ヴィンセドール白山でフットサルキャリアをスタートさせた。転向1年目にF2で16試合19得点と活躍し、昨シーズンはF1・バサジィ大分に移籍。リーグ戦21試合に出場し6得点を記録した。
しかし、今年2月21日に昨シーズン限りでの現役引退を表明。「悔いや未練は一切ありません」とコメントし、20年間の競技人生に一区切りをつけたばかりだった。
そんな奥が再びピッチに戻る決断を下した背景には、地元・北信越での新たな生活と、白山在籍時代の関係者や能登半島地震の被災者たちの存在があった。
「僕がヴィンセドール白山でプレーすることでチームのため、復興のために出来ることがあると思いました。これまで自分のためにやっていたフットサルから、誰かのためにやるフットサルをやろうと決意しました」と白山の公式HPで思いを綴り、「F1に昇格することで微力かもしれませんが石川県に元気や勇気を与えることが出来るのではないかと思っています」と復興支援への想いも込めての復帰を表明。
そして、「バサジィ大分で培った物を活かして闘います。色んな意見があると思いますが、また応援してもらえると嬉しいです!」という強い意志を表明した。
昇格を目指す上で、F1を経験した奥の加入は技術面だけでなく精神的支柱としても大きな存在となりそうだ。
■奥 直仁選手 加入のお知らせ
いつもヴィンセドール白山への温かいご声援、誠にありがとうございます。
このたび、2025-2026シーズンの新戦力として、2024シーズンまでバサジィ大分に所属しておりました、奥直仁選手の加入が決定しましたのでお知らせいたします。
[ 奥 直仁 ] OKU Naohito
□ポジション|FP
□生年月日|1997年6月18日(27歳)
□出身地|福井県
□所属歴|波松FCスポーツ少年団(S)→芦原中学校サッカー部(S)→アルビレックス新潟ユース(S)→関東学院大学サッカー部(S)→ヴィアティン三重(S)→福井ユナイテッドFC(S)→ヴィンセドール白山→バサジィ大分
□コメント|この度ヴィンセドール白山で現役復帰することを決意しました。バサジィ大分で引退を決めた時はフットサルをやり切った、もう思い残すことはないと思って引退を決めました。そこから新しい仕事で石川に住み始め、僕をフットサルの世界に入れてくれたヴィンセドール白山の存在、白山で共に戦ったチームメイトの存在、鈴木代表、杉木監督、チームスタッフの存在、そして能登半島地震で被災された石川県民の皆様の存在を考える時間がありました。
僕がヴィンセドール白山でプレーすることでチームのため、復興のために出来ることがあると思いました。これまでの自分のためにやっていたフットサルから、誰かのためにやるフットサルをやろうと決意して現役復帰することを決断しました。僕を迎え入れてくれたチームのために今シーズンF1に昇格することは僕の使命だと思っています。そして、F1に昇格することで微力かもしれませんが石川県に元気や勇気を与えることが出来るのではないかと思っています。バサジィ大分で培った物を活かして闘います。色んな意見があると思いますが、また応援してもらえると嬉しいです!※奥選手の今シーズン背番号は18番となります。