更新日時:2019.01.19
【F1第15節/名古屋×町田】プレーオフ進出を決めた名古屋が町田戦を制する!「今日の選手たちを讃えたい」(名古屋 ペドロ・コスタ監督)
PHOTO BY軍記ひろし
台風の影響で延期となっていたDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1の第15節名古屋オーシャンズ対ペスカドーラ町田がが12月26日(水)、武田テバオーシャンアリーナで行われ名古屋が5-2で勝利を収めた。
先日、早くもプレーオフ進出を決めた名古屋は町田の持ち味の堅いディフェンスに苦しめながらもチャンスメイクを重ねゴールに迫るがなかなかゴールが決まらない。しかし前半の11分、平田ネトアントニオマサノリの落としから西谷良介がシュートを決めて名古屋が先制する。その後もパスワークやセットプレー、カウンターでシュートを何本も放つが点が決まらず1-0で前半戦が終了。
そして迎えた後半戦のキックオフ直後、ロングボールに合わせたヴァルチーニョのジャンピングボレーが炸裂。いきなり町田のゴールネットを揺らす。さらに後半の22分にはヴァルチーニョがインターセプトし、自陣から独走。相手GKとの1対1をしっかり決めて3点差に。26分には高い位置でボールを奪った星翔太がゴールを決めてさらに町田を突き放す。その後、町田に2点返されるが後半39分に安藤良平がパワープレー返しを決めて勝負を決定づけた。
5-2で勝利した試合後、名古屋の選手たちはこの試合の前に決定したプレーオフ進出を勝利で祝った。
パワープレーをされる時間帯までは主導権を握れたゲームでした
ペドロ・コスタ監督(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
「完璧なゲーム」というのはないと思いますが、今日の選手たちを讃えたいです。ゲームプランニングの位置づけ方、ゲームの中での集中力や一人ひとりの個性を出してこのゲームに向けて100%を出し切ることができ、非常に良いゲームをしてくれたので選手たちに「お疲れ様です」と言いたいです。
今年最後のゲームにもかかわらず最後まで集中力を保って良いプレーができました。この延期したゲームを私たちは待ち遠しく待っていて、1試合少ない中でこのゲームが大事なゲームになることは選手一人ひとりが十分わかっていました。そんな中で次の目標に少し進めた一戦でした。年内にプレーオフへの進出を達成して今度はプレーオフに向けて準備ができることは非常に良い状況です。
まだ映像を見直して状況をしっかり把握した上での言葉ではありませんが、町田という強いチームをリスペクトし、このゲームに懸ける選手たちの思いや戦略を位置付けて戦うことができ、パワープレーをされる時間帯までは主導権を握れたゲームでした。私たちは簡単に勝ち点3を渡してもらえずパワープレーでも苦戦しましたがそれまでは私たちの求めていた流れを作ることができました。
──今日は星龍太選手がいない中、森岡薫選手を抑えていた安藤選手、酒井選手の守備での評価は。
そこも非常に大きなポイントでした。龍太選手が基本的には森岡選手のマークに付きますが龍太選手が(ピッチに)いない中でも次にマークに付いていた選手が安藤選手でした。基本的に今日は安藤選手が森岡選手に付く個人的な戦略を立てていました。統計を見ても、森岡選手は名古屋に非常にゴールを取っている選手なのでゴール前での得点力には十分気を付けないといけない選手で、私たちも対策を立てていました。
安藤選手もしっかりと役割を果たしたと思います。安藤選手がいない時間帯は他の選手で上手く補い、そこでも私たちが求めていた形をできました。なのでもしも安藤選手がいなくなった時、どうするか考えないといけない選手なのでそういう意味でもチームとして良い結果を得ることができました。
──星翔太選手、平田選手、ペピータ選手と攻撃的な選手3人を同じセットで起用した意図は。
相手のスピードのある[4-0]のセットに対してうまく組み立てていました。ですがそのセットには強いフィクソがいないので2人のピヴォを使って1枚が張っている状況からもう1枚のピヴォがそこに入ることでミスマッチを起きるようにしました。相手のフィクソを一番得意なポジションからずらし、攻撃面で有利な状況を作り出すために(起用)しました。
酒井ラファエル良男(名古屋オーシャンズ)
──試合を振り返って。
先ほどの監督の話にもあるように良い試合が今日はできたと思います。1週間半、この試合に向けた時間があったのでしっかりと準備ができました。今の町田の状況を優位に使うのも私たちの手だと思ったので、失点しないで先制点を取ることが非常に鍵になると思っていました。私たちは集中してゲームに入り、アグレッシブさもある中で最初の得点を取れたことで相手に大きな精神的なダメージを与えることができ、相手のゲームプランを崩せたことで差が出ました。
相手は勝たないといけない中、逆転しないといけない状況で今度は私たちは相手の焦りを上手く利用して良いタイミングで後半に2点奪えたため、私たちが優位にゲームを持ち運べた要因だと思います。なのでプランとしては良い運びができ、その後失点はしましたが点を取り返してチームを落ち着かすことができました。なので今日はゲームの流れは非常に上手くできたと思います。
──ダニエル・サカイ選手や森岡選手に仕事をさせていなかったが自身のプレーについての評価は。
薫選手は警戒しないといけない選手というのは誰もがわかっていますし、得点能力が高いのはディフェンダーとして十分わかっています。ゴールに貪欲な選手は非常に怖いので、彼の得意なプレーをやらせないように対応していました。
あと、弟の名前も挙がりましたが対戦していて非常に複雑な気持ちです。この世界では「どちらかが勝ってどちらかが負けて」なので応援している兄弟としては彼にとっては今日は負けた日なので複雑な気持ちではありますがチームとしては勝てて良かったなと思います。
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