更新日時:2025.07.29
5戦未勝利のチームに、新キャプテンが問いかける姿勢。さいたま・小田友香「点差がつくことに恥を感じないのは、選手として良くない」【女子第5節|記者会見/立川vsさいたま】
PHOTO BY伊藤千梅
【メットライフ生命女子Fリーグ2025-26】立川アスレティックFC 5-0 さいたまサイコロ(7月25日/ひがしんアリーナ)
7月25日、メットライフ生命女子Fリーグ2025-26シーズンの第5節が行われ、立川アスレティックFCレディースとさいたまサイコロが対戦。さいたまは0-5で敗戦した。
試合後、小倉一幸監督と小田友香が記者会見に出席した。
もう一度気持ちをつくるべきだった
●小倉一幸監督|さいたまサイコロ
──試合を振り返って
第1ピリオドは立ち上がりに自分たちが相手のプレスに対してボールをつなぎながら回避しようとしていたので、予定よりも早くタイムアウトを取って、何が目的なのかを伝えてプレーしてもらいました。その後チャンスもありましたが、先に得点を奪われてしまいました。
第2ピリオドでは、GK活用での相手の守り方を見ながらこちらがチャンスをつくれる場面もありましたが、その後に同じ形からエラーが出て失点してしまいました。結果的には0-5と、アジアナンバーワンのGKの壁は厚かったですし、選手一人ひとりの実力も高く、完敗だと思います。
ただすぐに次の試合があるので、練習から全員で前向きに取り組んでいきたいです。
──第2ピリオド開始直後の連続失点の要因は?
第1ピリオドは、まず立ち上がりの10分間を全力で戦って、自分たちが試合を支配できるようにしようという話をして臨みました。
第2ピリオドはいくつか修正したなかで心残りなのが、マインドの部分の働きかけをもう少ししてあげられていたら、キックオフの時と同じようにもう一度気持ちをつくることができたかもしれません。そこの声かけができなかったことが、連続失点につながってしまったかなと思いっています。
GK活用での失点は、リスクがあるなかで行っている以上、選手たちは悪くありません。マインドへの働きかけができなかったことが自分のなかで反省点です。
──今節、山田亜柚選手の復帰されました。今まではピヴォでプレーされていましたが、復帰してもクワトロを続けていくのでしょうか?
自分たちは人数が少ないなかでシーズンがスタートしているので、グループでのトレーニングに時間を割けていません。今は現状のシステムに選手をはめ込むことを優先していて、そのなかで選手の良さをどう生かすかを考えながらやっています。
──次節への意気込み。
来週は土曜日に試合がありますし、多くのお客さんが来てくださると思うので。必ず勝ち点3をとって、勝てていなかった分まで喜ぶために全員で取り組んでいきたいと思います。
常に勝ちにこだわること
●小田友香|さいたまサイコロ
──試合を振り返って
なかなか勝ちが取れないなかで、そういう時こそ選手は下を向いてはだめだと思います。自分たちがどういうシステムで、どんなフットサルがしたいかを、そもそも体現できていません。
一人ひとりが何を目的としてボールを回しているのかが感じられないのが、自分もプレーをしていて伝わってきます。そういうところから修正しないと勝利にはつながりません。次の試合は待ってくれないので、練習から積み重ねて、次こそ必ず勝利を届けられるようにしていきたいです。
──キャプテンとして、重要だと思うことは?
負け癖ではないですけど、どうしても連敗していると、負けて当たり前のマインドになってしまいます。そういう姿勢になることは避けないといけないですし、点差がつくことに恥を感じないのは、選手として良くないと思います。
常に勝ちにこだわること、どんな相手にも勝ちにいくというのは、気持ちの部分ですが、キャプテンとしてまずは指摘し続けていきたいです。
──次節への意気込み。
連敗のなか、勝つことがチームに勢いをもたらすし、サポーターのみなさんへの恩返しになると思っています。次の試合まで時間は少ないですが、できることをすべてやり尽くして勝利を届けたいと思います。
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