【メットライフ生命女子Ｆリーグ2025-26】立川アスレティックFCレディース 1－1 SWHレディース西宮（8月9日／ニューライフアリーナ龍ケ崎）

8月9日、メットライフ生命女子Ｆリーグ2025-26シーズンの第7節が行われ、立川アスレティックFCレディースとSWHレディース西宮が対戦。立川は1－1で引き分けた。

試合後、小野直樹監督と藤田実桜が記者会見に出席した。

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チャンスは我々のほうがつくっていた

●小野直樹監督｜立川アスレティックFCレディース

──試合を振り返って。

今日の試合は、首位争いをする上で重要なゲームでした。過去の対戦成績を見ると分が良くない相手ではあったのですが、今シーズンの我々は違うぞということを見せようと話してトレーニングからやってきました。

細かい戦い方については、もう一度試合があるのであまり言いたくないのですが、私がオーダーした以上のプレーを選手たちはしてくれたと思います。

守備は球際含め互角にできているなと感じました。ただ、ピヴォに入った後のフリーランニングの距離やスピードが、西宮のほうが秀でているなと感じました。そこをまた練習で改善していきたいと思います。

──昨年女王との対戦でしたが、この引き分けの印象は？

喜ばしいわけではないですし、納得がいっているわけでもありません。チャンスは我々のほうがつくっていたのではないかなと思います。逆に私は、選手たちにそこまでできるんだ、互角以上に戦えるという印象をもった試合ではありました。

試合数の関係はあれど、ここで負けてしまうと1位から脱落してしまうので、そういう意味ではなんとかギリ踏みとどまれたと思っています。また、あくまでこれは前半戦ですし、もう一度西宮との対戦はあるので、そこで決着をつける。そのための内容としては、ポジティブ捉えたいと思っています。

──これまでセカンドセットは選手を入れ替えていましたが、今節はある程度固定して試合に臨んでいました。その意図は？

今回試合に出た猪又（紅音）以外の選択肢もありました。ただフィクソが中村みづき1枚だと攻撃に偏ってしまい、そうすると西宮のカウンターを食らうケースも増えてしまうので、そこは避けたいと考えました。猪又は粘り強い守備ができて、相手のスピードに対応できるので、守備でいい奪い方をしてカウンターにつなげたいという意図がありました。

意地でも決めてやると思った

●藤田実桜｜立川アスレティックFCレディース

──試合を振り返って。

勝つために準備していたので、すごく悔しいです。チャンスがあったなかで決めきれないところが多くありました。また西宮とは試合ができるので、それまでに互角の戦いではダメで、互角以上に、より主導権をにぎった試合ができるようにレベルを上げていかないといけないと思います。

ただ、昨シーズンは西宮に勝ち点が取れていなかったので、勝ち点1を取れたことはポジティブなことでもあります。ここからさらに士気を挙げて次の試合に向けて準備していきたいと思います。

──自身の同点ゴールを振り返っていかがですか？

コーナーのセットプレーで、第1ピリオドから何度か同じ形は使っていました。なかなかコースが空かなかったのですが、それでもそのセットプレーは使っていて、あのシーンも難しいボールではあったのですが、いいボールが来たので意地でも決めてやると思って足を伸ばしたら入りました（笑）。

──昨季勝ち点を奪えていない相手との対戦でしたが、今節の引き分けという結果に対して悔しさを見せていました。

そうですね。試合が終わった後も、すぐにそれぞれのセットで「もっとこうしたら良かったよね」と話していました。今日の試合ですべて出し切ったわけではなく「なんかうまくいかなかったよね」と感じるシーンがけっこうあったなかでの引き分けでした。まだ次に戦う機会があるので、そこまでにはもっともっと良くなれると思います。

もちろん今日メンバーに入らなかった選手や試合に絡めていない選手のなかにも、今日のような試合でいい流れをつくれる選手がいるかもしれないことは、今のアスレの強みです。出られていないから良くない選手だというわけではなく、試合ごとにうまくフィットする選手がいると思います。今日試合に出た選手は体感したことを、出ていない選手にも伝えながらコミュニケーションをとっていきたいです。

チームや個人の向上心は、試合直後からチーム全体の雰囲気としてあったので、すごくいいことだなと思います。

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