更新日時:2019.01.24
【日本代表】ブルーノ・ガルシア監督がタイ遠征で見極めたい「新しい選手」とは?
PHOTO BY軍記ひろし
復帰組の森岡、仁部屋に期待
日本サッカー協会(JFA)は22日、今月29日から行われるタイ遠征に向けた日本代表メンバー16名を発表した。
会見に出席した日本代表を率いるブルーノ・ガルシア監督が、今回のメンバー選考の意図を語り、質疑応答を実施した。
◆ブルーノ・ガルシア監督(日本代表)
コンニチワ。すでにお知らせがあるように、今月末からタイ遠征を行います。その中で2月の1日と3日にタイ代表と対戦してくる予定になっています。これはFIFAが定める10日間のインターナショナルマッチデーの中の7日間を活用した強化活動です。ここ10年、アジアの中で強国という立場を作り上げたタイ代表との対戦です。
その遠征に向けたリストですが、GKは2名、FPは14名となっています。構成としては6割が新しい選手で4割が昨年のドイツ、ポルトガル遠征を戦った選手たちです。その4割にあたる7名は、GKはピレス・イゴール、FPはキャプテンの吉川智貴、フィクソの滝田学と皆本晃、アラの加藤未渚実と逸見勝利ラファエル、ピヴォの清水和也となっています。
それ以外の9名はこれまで、国際遠征をしたことがないメンバーです。ただ、森岡薫、仁部屋和弘の2人は、最近の活動で招集していませんでしたが、今回は復帰してもらいました。GKの檜山昇吾、白方秀和、田村龍太郎の3人は年齢の部分もありますが、最近の国内キャンプの適応ぶりから選出しています。それ以外の橋本優也、平田ネトアントニオマサノリ、宮崎岳、伊藤圭汰は年齢の部分。ここから中核に入り込んでもらいたい世代として招集しています。
そういうメンバー構成で、6割の選手はA代表としての国際マッチデビューとなります。ここ2年間、こういう意図を持って取り組み続けています。
いくつか重要な点があり、1つは良いパフォーマンスを発揮している選手にとって開かれた代表であるということ。2つ目は、開かれている代表チームであるために、いつでも準備ができている選手の層が厚くなっています。
3つ目は、特殊ポジションの充実です。特にフィクソとピヴォ。このポジションでプレーする選手の補強はずっと取り組んでいます。それに加えて左利きの選手です。4つ目は健全な年齢構成です。短期、中期、長期のプロジェクトがある中で、全てを網羅することが大事になります。
それらを考慮していますが、今はシーズンを戦っている最中です。シーズンの重要な時期に行われる代表活動であることも考慮しています。この遠征の後にはリーグ戦もファイナルを迎え、重要な時期です。その環境にいるクラブの状況にも配慮しています。
全ての要件を考慮した上で、今回計画したのは最近のAFF(ASEANサッカー連盟)の大会でチャンピオンになった強豪のタイと対戦することが最も良い選択で、強化活動をしていく上でのリストとなります。とても楽しみにしています。
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