更新日時:2026.02.10
優勝決定戦、尾川奈穂が”超アウェイ”で見せたメンタリティ「勝ったら最高やなと話していた」【女子第16節|インタビュー/浦安vs西宮】

PHOTO BY伊藤千梅
【メットライフ生命女子Fリーグ2025-26】バルドラール浦安ラス・ボニータス 2-3 SWHレディース西宮(2月8日/バルドラール浦安アリーナ)
2月8日、メットライフ生命女子Fリーグ2025-26シーズンの第8節が行われ、バルドラール浦安ラス・ボニータスとSWHレディース西宮が対戦。2点のビハインドをはね返し、3-2で勝利した西宮が2年連続2回目のFリーグ女王に輝いた。
1683人が詰めかけた完全アウェイの会場。それでも、その空気を楽しむ余裕すら見せていたのが尾川奈穂だ。
前向きな言葉をチームメイトと交わしながら大一番に臨むと、相手のパワープレーで押し込まれた試合終盤、残り8秒。ゴール前にこぼれたボールを迷いなくかき出し、勝利を手繰り寄せた。
楽しむ余裕と、勝ち切る覚悟。その両方をもって戦った尾川に、試合後の率直な思いを聞いた。
怖さはなしに、ボールに飛びついた

──率直に、今のお気持ちは?
もう、さいっこうにうれしいです!もうそれしか出てこない。最高にうれしいです。
──おめでとうございます!今日の試合は、どんな気持ちで臨みましたか?
相手もホームゲームですし、絶対に負けられない気持ちがあったと思うんですけど、こっちも逆にその環境を楽しんで「勝ったら最高やな」「絶対勝とう」という話をチームメイトとしていました。そういうモチベーションでみんないたと思います。でも優勝を目指すというよりは、この1戦を勝ち切る意識で戦っていました。
──前半で一度2点差をつけられましたが、その時に焦りなどは?
私はありませんでした。失点もすごく崩されていたわけではなく、セットプレーと自分たちのミスから流れが悪いところでポンポンと取られたので、そんなに焦りはなくて。第1ピリオドのうちに1点取り返したところから、自分たちのペースに戻せたかなとは思います。
──残り8秒、ゴール前でボールをかき出すシーンもありました。
もう、とりあえず外にボールを出そうと。怖さはなしに、ボールに飛びついていました。
──昨シーズンに引き続き「引き分けでも優勝」という状況でしたが、それを忘れさせられる感覚がありました。
引き分けで優勝しても、うれしさも半減しますし。積み上げてきたことは確かですけど、勝って優勝することが自分たちの中では目標だったので、本当に勝ち切れて良かったなと思います。優勝の瞬間は、自分らも「うぇえい」って、ビブス投げてましたもん(笑)。
──今シーズンからはキャプテンではなくなりましたが、何か変わったことはありましたか?
違う視点でチームを見られるようになったかなと、1年を通して感じました。チームとしてもベテランと若手の年齢差がある状態で、個人的な考えとしては世代交代じゃないですけど、下の子らがチームを引っ張って、上はサポートしてあげる形を理想としていました。
キャプテンを辞めた時も、下の子たちの育成といった視点で物事を見ていこうかなと考えていて、今のチームはすごくいいと思います。今シーズンは(高尾)茜利を中心としたチームで、自分はキャプテンじゃない立場でしたけど、キャプテンを経験したからこそ、みんなの姿や姿勢が見れました。キャプテンを引き継げて良かったなと感じますし、茜利はすごいキャプテンらしくて、素晴らしいです。
──それでは選手権に向けて意気込みをお願いします。
昨シーズンは負けちゃったので、もちろん優勝は目指していますが、まずは1戦1戦勝ちを積み重ねたいです。引退する選手や怪我で来れない選手も含めて、みんなで一緒に戦いたいなと思います。

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