更新日時:2026.03.13
“再就任”1年目でF2降格。横浜・鳥丸太作監督が指導者人生で最も苦しんだシーズンの感謝と懺悔「謝らずにはいられなかった」【Fリーグ第27節|記者会見/大分v横浜】

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3月1日、メットライフ生命Fリーグ2025-26シーズンの第27節が行われ、Y.S.C.C 横浜はバサジィ大分と対戦。1-1で試合を折り返すと、第2ピリオドに入り立て続けに失点を重ねてしまう。清水誠也が意地のハットトリックを見せたものの、3-5の黒星を喫した。
ファイナルシーズンに入り2連勝を挙げ、F1残留へ向けてラストスパートをかけた横浜。前日にライバルのボアルース長野が引き分けたことで、最終節は「引き分け以上で残留確定」という状況だったが、無情にもF2降格という結果となった。
試合後の記者会見には、鳥丸太作監督と矢澤大夢が出席。降格が決まったなか、絞り出すような言葉で胸中を語った。
これほど苦しかったシーズンはない

●鳥丸太作監督|Y.S.C.C 横浜
──試合を振り返って。
率直な試合の感想としては、選手が諦めずに100パーセントの力を出し切ってくれたことへの感謝があります。それに対して、結果を出してあげられなかった申し訳なさでいっぱいです。感謝と自分への不甲斐なさを感じた試合でした。
──試合後、選手たちにはどのような言葉をかけたのでしょうか。
試合後に選手たちに伝えたことは、今お話しした2つです。諦めずに戦ってくれたことへの感謝と、自分の力のなさへの謝罪。謝ってもしょうがないことはわかっているのですが、謝らずにはいられなかった。
自分がスッキリしたいだけだったのかもしれないですけど、それを率直な気持ちとして伝えました。あとは、「この経験を無駄にしないようにしよう」と話しました。
──残留は果たせませんでしたが、27試合を振り返っていかがでしょうか。
僕の監督人生はそんなに長くはないですけど、これほど苦しかったシーズンはないですね。本当に思った通りにいかないなという。
他のチームも一緒なので言い訳にはならないですが、(矢澤)大夢も含めて、戻ってくるはずだった選手の復帰が遅れたり、怪我のトラブルがあったりと、すごく難しかったですね。
ただ、振り返ってみて、後悔はありません。毎日の練習には緊張感をもっていましたし、選手よりもスイッチが入った状態で臨んできました。毎日、冷水を浴びてから練習に行ったり、ずっと選手のことを考えていました。夢の中でも彼らのいいシーンも悪いシーンも出てくる。負けが続くとネガティブな映像が頭をよぎりましたが、それさえも自分を成長させてくれたと思っています。
勝てない時こそ、より考えて、より気持ちを強くもっていたことで、新しいアイデアが浮かんでくる。それを使うか使わないか、その繰り返しでした。「弱小チームが美しい戦術をつくる」と言ったりしますが、なんとなくその言葉の意味がわかった気がします。指導者として、初めてその一歩を踏み出したようなシーズンでした。
──苦しい日々のなかでも得たものも大きかったということでしょうか。
今、こういう言葉を使うと勘違いされてしまうかもしれないが、僕は楽しかったです。
彼らと過ごした練習の時間が楽しかったですし、感謝もしています。毎回の練習はルーティンで決めるのではなく、最適な答えだと思って自分が考え出した練習に取り組んだので、後悔はありません。この試合に関しても後悔はありません。降格という経験が、すごく重要な時間だったと言えるようにしていきたいです。
終盤に復帰もチームを救えず
●矢澤大夢監督|Y.S.C.C 横浜
──試合を振り返って。
ファン・サポーターの方に対しても、トレーナーの石川(正紀)くんに対しても、申し訳ない気持ちです。
彼は(リハビリに際して)すごく調べてくれたりもしましたし、試合に出られる状態までサポートしてくれたりして、個人的には彼に残留をプレゼントしたかったんですけど、それができなくて。彼は今日で契約が終わりになってしまうので特にそういう気持ちがあります。
──監督は「選手は100パーセント出し切った」と。選手としてはどうでしたか?
選手は100パーセントの力を出していました。ただ、1点目と3点目は全部マイナスに出てしまいました。ついてなかったですね。「ついてなかった」という感じです。
──矢澤選手は怪我で離脱するなど難しいシーズンだったと思います。27試合を振り返っていかがですか?
手術をしなくてもやれる状態ではあったんですけど、手術の決断をしました。当初は10月に復帰する予定でしたが、リハビリ中にまた受傷してしまい、結果的には12月の復帰になってしまいました。
手術しないでプレーしたほうが良かったのかなとも思いましたが、最終的にコンディションを完全に戻せたことは良かったです。
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