【現役引退へ】ケガに泣いた12年間。「フットサルを好きだと思う気持ち」で歩み続けた(立川・府中 宮田義人)
PHOTO BY軍記ひろし
ケガに泣かされたキャリア
──オーシャンカップは本当に良い思い出だと思います。逆にこれだけ長いキャリアだと悔しい思いも多かったと思いますが、一番悔しい思い出はなんですか?
僕は本当にケガが多い選手でした。何度もプレーしたくてもできないほどのケガをしています。それも自分の能力だと思いますが、悔しかったですし、もっとできるのにという思いもありましたね。泣いたこともあったかもしれないですね。
──プレーしたくてもできない状況はとても辛いものだと思います。そういう落ち込むときにどうやって気持ちを切り替えてきましたか?
特にこれをしてというものはありません。時間が解決するものかなと思っています。ただ、プレーに対する気持ち、復帰に対する気持ちですね。ケガをしたときに「もっとフットサルがしたい」と思う気持ちが大事です。
確かに落ち込むんですが、復帰に向けて考える。まだまだプレーしたいんだっていう気持ちですね。自然にそう思えるので、自分はまだまだフットサルが好きなんだなって思いました。勝手に気持ちが上がってきていましたよ。ケガで落ち込むけど、まだプレーがしたい。復帰してプレーするんだっていう風に、徐々に気持ちが上がっていました。
──そういう気持ちのコントロールはこれからの選手たちも学んで欲しいですね。ところでリーグ戦最後となったフウガドールすみだ戦では久しぶりにキャプテンマークを巻かれてプレーしましたが、いかがでしたか?
(キャプテンマークを最後に巻いていたのは)谷本監督の1年目ですから6シーズン前ですね。引退を発表したこともあり、チームが気を遣って指名してくれたのですが、色々と思い出すことがありましましたね。キャプテンということで、チームを勝たせたい気持ちはいつも以上でしたし、みんなを引っ張る、盛り上げると考えてプレーしていました。
──前節では同じく引退を発表した岡山洋介選手もキャプテンマークを巻いてプレーされました。この2試合はお二人でセットを組んでプレーされましたが、何か話したことはありますか?
練習でも残り1カ月頑張ろうと話してきました。オカもキャプテンマークを巻いてプレーしましたが、その中で残りの試合を頑張ろうと話しましたね。
──あと現役としてプレーする時間は1カ月となった中、残された試合はプレーオフと全日本選手権です。そこでどういう姿を見せたいですか?
やはり全力で、がむしゃらに。ベテランですが、そこは手を抜かずにやりたいと思っています。一生懸命プレーしたいと思います。
──ファンやサポーターも宮田選手のプレーを見る最後の機会ですね。
本当に長い間、12年間をFリーグでプレーしてきて、辛い時も勝てない時も声を掛けてくれたサポーターの皆さんには感謝しています。これからも、僕がいなくてもアスレを応援してもらいたいと思います。
──ちなみに引退後は何か考えていらっしゃいますか?
今のところ、指導者になるなど具体的なものは考えていません。おそらく普通に働いていると思います(笑)。先のことはどうなるかわからないですが、もしかしたら気持ちが変わるかもしれませんね。
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