【独占インタビュー】「攻撃的で勇気のある戦いをしたい」。ルイス・ベルナット新監督が描く、ペスカドーラ町田「Fリーグ王者」への未来図。
PHOTO BY川嶋正隆
代表選手たちにはさらなる成長を
──先ほど名前も上がりましたが、ホセ監督の他にもバルドラール浦安のアルベルト・リケル監督、名古屋オーシャンズのフアン・フランシスコ・フエンテス監督らスペイン人監督が日本で指揮を執っていますね?
今のところは彼らと連絡を取っていないですが、これから機会があれば試合などで会話をしていきたいと思っています。スペイン語で会話できるので、そういう機会を作りたいですね。
──ところで、ルイス・ベルナット監督はいつ来日されましたか?
4月1日に来ました。日本にくることは、私にとって初めての経験です。日本の街並みに関しては気に入っていますし、桜も満開で素晴らしい。今はとても落ち着いています。仕事をするために適切な環境ですし、クラブスタッフからの待遇にも満足しています。
──まだ1週間ほどですが、選手達とのコミュニケーションは?
U-18の練習や試合があり、そこにトップの選手が何人か混ざっていたので挨拶はしました。その他の選手とはメッセージでやりとりしました。
──まだ日も浅いので難しいかもしれませんが、町田というクラブの印象はいかがですか?
日本の中で最も重要なクラブの1つですし、アジアの中でも有力なクラブだと認識しています。
[通訳の原田瑠司(右)さんとも良好な関係の様子]
──その重要なクラブで、新シーズンはどんなフットサルを見せたいですか?
最初に、チームに所属する5名の日本代表選手(ピレス・イゴール、森岡薫、滝田学、室田祐希、伊藤圭汰)にはもっと成長して欲しいと思っています。これほど優秀な選手がいるクラブを率いることは、とても大きな責任が伴います。責任感を持って取り組んでいきます。
また、フットサルに関しては、攻撃的で勇気のある戦いをしたいと思っています。サポーターたちに喜んでもらえるような試合ができようにしたいですね。
──そんな中、新シーズンの目標は?
もちろん優勝が目標ですが、ステップを踏んで進めていきたいと思っています。まずはトレーニングをして、攻撃と守備の部分をしっかりしなければいけません。時間が経つにつれて、課題は見つかると思いますし、そこを修正して臨んでいきたいですね。ただ、最初の大事な目標は毎週の試合に勝つこと。そして優勝することを望んでいます。
──昨シーズンの町田の映像などを見られた印象は?
ディフェンスが安定しているチームですね。そして、勝つためのスピリッツが豊富だと思います。選手達も存在感があり、個々の能力も高いです。攻撃面も優秀な選手が豊富で、オプションがあります。ただ、去年はケガの影響もあり、終盤に落ちてしまった印象でした。
──その町田の何を変えれば目標に近づけると考えていますか?
守備でも攻撃でも、もっとバリエーションを増やすことが大事です。試合に関して言えば、チームが変則的に動くことが1つです。相手の形によって自分たちを変えながら、うまく試合を運べるようなチームを作りたいですね。選手のスキルも大事ですが、チームのスタイルもあります。私のやりたいフットサルにどう近づけるかですね。
──昨季の映像などを見て、気になる選手は?
それはたくさんいますよ(笑)。まずは先ほども言ったイゴール、森岡、滝田、室田、伊藤の代表選手ですね。(クレパウジ・)ヴィニシウスはたくさんゴールを挙げてくれますし、中村(充)は潜在能力が高く、U-20代表のプレーでとても気に入りました。
新倉(康明)も信頼していますし、宮崎(貴史)もそうです。ベテランの(金山)友紀やレオ(横江怜)も信頼しています。誰か一人が際立っているわけではなくて、みんなが良い選手ですね。
その中でも森岡は経験もあるし、それを証明しているので期待しています。彼に関しては、世界中のどの監督も欲しがる選手だと思っています。
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