【Fリーグ開幕記念対談】倉林啓士郎(株式会社イミオCEO)×須賀雄大(フウガドールすみだ監督)「アリーナに熱狂を生み出すために」
PHOTO BY北健一郎
「今シーズンの目標はプレーオフ優勝」(須賀雄大監督)
──倉林さんはJ2リーグのFC琉球の経営に関わられています。チームの強化や運営についても気になるところはありますか?
倉林 今年は新しい外国人選手が加わりますし、スポンサーもどんどん増えている。フウガにとっても勝負の年だと思うので、良い結果を出してほしいなとは思います。
──昨シーズンのJ3リーグでFC琉球は優勝しましたが、フウガドールすみだにも優勝を期待したい?
倉林 もちろんです。sfidaのユニフォームを着ているチームには、チャレンジャースピリットを持って戦ってほしいと思っています。Fリーグには無敵戦隊(昨シーズン優勝した名古屋オーシャンズのキャッチコピー)もいますけど、勇気を持って挑んでもらいたい。
──今シーズンは外国人選手を2人補強して、「すみだが本気になっている」という印象があります。
須賀 自分たちは常に身の丈に合った中で成長してきているチームだと思っています。「2028年までにアジア制覇する」というクラブが掲げている目標があるのですが、今回の補強もその中の一つです。外国人選手に注目が集まるかもしれませんが、下部組織出身の選手を含めた日本人選手がものすごく伸びているので、ぜひ期待してください。
──キックオフカンファレンスでは「プレーオフ」という目標を掲げていましたが。
須賀 昨シーズンは7位と不本意な結果になってしまいましたが、今シーズンはリーグ戦でプレーオフに出場できる3位に入って、プレーオフで優勝する。そこは今シーズンの目標として掲げるべきだと思っています。
倉林 地域とのつながりを強めて、練習環境を整備して、質の高い選手をとってくる。本当に王道を突き進んでいるというか、どこまで行くのか楽しみです。
──FC琉球も倉林さんが経営に関わってから、どんどん大きくなっているイメージがあります。
倉林 そうですね。毎年予算を上げているので。
──背伸びをすることもありますか?
倉林 今シーズンはJ2に上がったのでかなり(笑)。
──Fリーグの今後についてはどのように考えていますか。
倉林 オフィシャルスポンサーをやらせてもらって、ずっとFリーグ盛り上がってほしいなと思っていて応援しています。ただ、試合を見に行くと集客面で苦労しているなというのは正直感じます。選手のためにも、クラブのためにも、お客さんが来たくなる仕掛けをどれぐらい打てるか。でも、フウガドールすみだは2000人とか入っているじゃないですか。アリーナに2、3000人いるのは雰囲気も良いし、すごいと思います。
須賀 僕らは「ファン・ファースト」というのを掲げて、僕らを応援してくれるファンの方を一番大事にしています。Fリーグに上がって6年目ですが、自分たちができることをすればそこをぶらさずにやってきたことに手応えは感じます。そういう仕掛けをホームゲームでもたくさんしたいですし、同時に初めて来たくださる方が「また行きたいな」と思うような仕組みをしっかり作っていきたいです。
──フウガドールすみだのホームゲームで「sfidaプレゼンツマッチ」のようなものは毎年やっているんですか?
倉林 昨シーズンはできなかったんですけど、今シーズンはやります。
須賀 じゃあ、その時はクラさんにウチのゴレイロと本気でPK対決をしてもらいましょう。
倉林 新しいボールで練習しておきます(笑)。
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