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作成日時:2019.06.15
更新日時:2019.06.15

【F1第4節/すみだ×F選抜】U-20代表で5人が不在も熱い戦いを披露。「ロッカーで涙する選手がいるくらい、試合に懸けていた」(F選抜 金井一哉監督)

PHOTO BY軍記ひろし

6月15日(土)にFリーグ2019/2020 ディビジョン1第4節が行われ、Fリーグ選抜はアウェイでフウガドールすみだと対戦。先制したものの、2-5で敗戦を喫した。

試合同日にイランで開幕した「AFC U-20フットサル選手権イラン2019」にFリーグ選抜から5人の選手が参加しているため、登録メンバーは10人。U-20日本代表が19時にイランで、Fリーグ選抜は19時半に墨田で、それぞれの戦いに臨んだ。Fリーグ選抜はこの日、少数精鋭の戦いのなかで一人ひとりが強さを発揮。

序盤から何度も何度もゴール前でピンチを迎えたが、ゴレイロの上原拓也を中心にことごとく切り抜けていった。すると17分、キャプテンの磯村直樹がゴールをこじ開けて先制に成功した。しかし、スコアが動いたことで試合展開も変化。直後のプレーで、相手に同点ゴールを決められると、19分にも失点。逆転を許して試合を折り返すことになった。

迎えた後半、14秒でゴールを許すと、そこから2分でさらに2失点。1-5という厳しい状況を招いてしまう。25分に、相手シュートをキャッチした上原が自ら中央を持ち上がって、右の松原友博にパスを通す。カウンターの推進力を生かしたシュートで左隅に突き刺して1点を返したが、試合自体はその後、なかなかチャンスを作れないまま進んでいった。

35分から新田駿をゴレイロと交代してパワープレーを始めたがゴールを奪うことはできず。先に試合を終えたU-20日本代表はタジキスタンに3-1で勝利を収めたが、Fリーグ選抜はすみだに及ばず、前節に続いて勝ち点を得ることはできなかった。

自分たちの限界を超えて、この試合を戦うことを求めた

金井一哉監督(Fリーグ選抜)

──今日の試合を振り返って。

平日の夜のゲームというなかで、今日も試合に来ていただきありがとうございます。Fリーグ選抜が活動を始めて今回でリーグ戦4試合目。今節も、本気で勝ちにこだわったゲームをしようと選手と共有していたので、こういう結果は、素直に悔しい気持ちでいっぱいです。ロッカールームでも選手たちが涙を流すくらい、この試合に懸けていたところがありました。結果は残念ですが、これを糧にして、来週に向けて、課題に取り組んでいけたらと思います。

──1-2で折り返して、1点差で迎えた後半の立ち上がり2分で3失点。後半はどのように入りながら戦おうとしていましたか?

前半からピヴォ当てを多くやられていたので、ハーフタイムでは、それをされないようにという部分を重点的に確認して、相手の攻撃を抑えて自分たちの時間を作りたいというプランでした。

──そのプランが崩れて、試合のなかでどのように立て直そうとしていた?

連続失点をしてしまったときに、それまでできていたプレーや攻撃的なプレーが、少しマイナスになってしまいました。まずはそこを怖がらずにできるように。細かいところです。攻守の切り替えを早くするなど、できる部分から徹底していこうと話していました。

──それはできていた?

できていた部分もあっていったん流れがきた場面もありましたが、最終的に僕らは追加点、連続得点ができないというところが課題だなと思います。

──今日からU-20日本代表が戦う「AFC U-20フットサル選手権イラン2019」が行われていて、Fリーグ選抜から5人が参加しています。現実的にメンバーが少ない厳しさがあると思いますが、どのように取り組まれているのでしょうか?

もちろん、体力的なところの問題が出てくるだろうということは、選手とも共有はしていました。そのなかで、自分たちは何のためにFリーグ選抜で活動しているのか改めて残った選手と確認しました。それは、将来の日本代表を目指さないといけない。ということは、10人で戦える術を求めるよりも、自分たちの限界を超えて、この1試合を戦いたいということを僕からはオーダーとして伝えて今週、準備をしてきました。

──先ほど、U-20日本代表の初戦が終わりました。結果をお伝えしても大丈夫ですか?

あ、はい。ちょっと怖いですね……(笑)。

──3-1で、無事に勝利を収めたようです。

よかったぁ。

──改めて、イランで戦うメンバーにエールを送っていただけますか?

彼らが数年前からこのU-20アジア選手権に向けて準備をしてきたことも聞いていますし、そこに選ばれたからには、日本代表としての責任、誇りを持って、決勝戦まで戦ってきてほしいと思います。

──次節に向けて。

次は名古屋オーシャンズとの戦いになります。非常に厳しい戦いだと思いますし。代表組がいない中ですが、残された僕らにできることはまだまだ無限にあると思うので、そこを1週間取り組んで、名古屋との戦いを頑張りたいと思います。

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