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2019.11.04

【F1第23節/湘南×大阪】6位・湘南がプレーオフ出場権を争う3位・大阪に完勝!「残りを全勝して食い込めるかどうかだが、必死に戦っていきたい」(湘南 奥村敬人監督)

PHOTO BY軍記ひろし

11月4日(月)、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第23節、湘南ベルマーレとシュライカー大阪の一戦が小田原アリーナで行われ、湘南が5-1で勝利を収めた。

立ち上がりボールをつないでくる大阪にリズムを作られたが、落ち着いた守備で対応していた湘南。8分、ロドリゴのパスに左サイドを抜けた内村俊太が右隅に決めて先制すると、一気にペースを手にしていった。

その後も、効果的な守備から攻撃チャンスを増やしていくと、16分、左サイドでボールを奪った林田フェリペ良孝がカウンターを開始。そのまま一人で相手陣内に持ち込むと、ゴレイロとの1対1を決めて、2-0とリードを広げて試合を折り返した。

後半も早々にチャンスを作った湘南は21分、左サイドでボールを持った本田真琉虎洲がゴレイロの股下を抜くシュートで追加点。24分に、FKからアルトゥールに直接ゴールを許したが、29分には、CKのチャンスで、中央のロドリゴから右の内村にダイレクトのパスが通り、これを左隅に決めて再び3点差に戻した。

残り6分から相手がパワープレーを始めたが、集中した守備で対応。逆に残り27秒、相手ボールを奪った刈込真人が無人のゴールに決めるパワープレー返しで勝負あり。攻守で最後まで運動量を落とさなかった6位・湘南は、プレーオフを争う3位・大阪から貴重な勝ち点3を獲得して4連勝を飾った。

全員が競争して、一つも隙のない状況を作る

奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)

──今日の試合を振り返って。

喉がちょっと、クラブのイベントでつぶれてしまい、今日も試合で叫んでしまったので、こんな声ですみません(苦笑)。

前回の仙台戦を終えてから約1カ月が空いて、大阪戦に向けての対策よりも、自分たちの向上に注力して、短い時間でも成長できたと思います。実際には、ケガ人も多くて、満足に練習できない日もありました。それと(先週の)水曜日は、練習を休みにして、先日の台風で被災した箱根町の芦ノ湖畔へチーム全員で行って清掃活動をしました。

いつもお世話になっている箱根町に恩返しをしたいという思いでしたが、1回の練習をするより何百倍も得るものがありました。そうやって地域の活動に参加して、元気を与えられたらいいですし、逆に自分たちは、今日もたくさんのお客さんが来てくれて、気持ち良かったです。ベルマーレのコンテンツで今後も地域を盛り上げていきたいと思います。

試合は、ドゥドゥ選手、相井忍選手という起点となる選手が不在で、ピヴォは堀内(迪弥)選手1人というなかで相手もキツかったと思いますが、こちらには守備で抑えられる選手がいますし、カウンターで崩して、効果的な攻めができたと思います。

ただ、GKが持っているクリアランスで(前線に走って)裏を取れているのはいいですが、投げすぎてしまい、前で取られて、また戻ってということでは体力的にキツいので、自陣でつないで、相手が食いついてきたところで裏を取るというように、もっと賢くできたらいいなと。そういう老獪さがあれば、今日の内容であればもっと点を取れたと思います。

それでも、大阪を相手に1失点の守備は素晴らしいですし、最近はあまり点を取れていなかったなかで5得点できました。勝っていることで信じられる部分はあると思いますし、選手も自信を持ってやれています。

今日、試合に出た選手も、少ししか出ていない選手も、出られなかった選手もいますが、このパフォーマンスで切磋琢磨してくれたらもっと危機感、競争が生まれると思います。今日は、中島孝も、ヒサ(久光重貴)も、野口(健吾)もいないですし、特別指定の籔内(涼也)も虎視淡々と狙っていると思うので、全員が競争して、一つも隙のない状況を練習から作れれば、もう2、3段、上がれると思います。

試合後に内村が、サポーターの前で「プレーオフを諦めていない」と話していました。現実的には、全勝して食い込めるかどうかというところですが、必死に戦って、今後につなげていきたいです。

──序盤はアルトゥールから何度もピヴォ当てを通されたが、前半途中からパタっと入らなくなった。効果的に修正できたと思うがどうか。

初めから、できれば当てさせたくないというのが本音です。持ち方もそうですし、股下や浮かせるボールを使ったり、コースを切っていても、自分でコースを作って当ててくるので、最初は当てられてしまいました。

ただ彼は、出ている時間が長いですし、足にきていた部分もあるので、後半は精度が落ちたのかなと思います。普段からもっと動いてきて怖いパスやシュートを打たれるシーンもありますが、今日は疲れも見えました。逆にうちは落ちなかった。そういうところで、今日は自分たちに転がってくれたのかなと。

アルトゥール はボールを持つだけで怖い選手ですし、戦っている選手もすごくやりづらいはずです。一方で、対峙していてすごく勉強になるだろうなと。いろんなものを盗んで成長してもらいたいですね。

──一般的には、左利きの選手は右サイドに置くことがセオリーですが、ロドリゴの定位置は左サイドで、右サイドに内村俊太という配置です。湘南の場合、そこに戦術的なメリットがかなりあるように感じるが。

通常、相手は(左利きの選手に)右から中に行かれるのが嫌だと思うが、ロドリゴは(右サイドでも左サイドでも)縦に突破もできるので、相手はすごく寄せることになります。突破してフリーになればセグンドのコースも作れますし、同じセットの(鍛代)元気や俊太、ジャッピ(本田真琉虎洲)にも余裕が生まれます。カバーリングが来ていれば、そこで止まって中を使ったり、パスで数的有利な状況を作れますし、自分たちの良さを出して、いい具合に機能しているのかなと思います。

今は、そのセットで練習をしていて、こちらから何も言わなくても細かい調整をしてくれていますし、どんな相手でも怖がらずにやれるメンタリティーとコンビネーションが生まれています。実際には(ロドリゴは右サイドと左サイドの)どちらでもいい。どっちにいてもいいところを出せるようなボール回しを目指しているので、相手からすると守りづらいのかなと。完成度はまだまだですが、そういう展開にはなっています。

鍛代元気(湘南ベルマーレ)

──今日の試合を振り返って。

試合展開は悪くなかったなと、プレーしていて感じました。点もスムーズに重ねられたのでチームとしてパワーを出せて、やりやすい展開に持ち込めたことがこの結果につながりました。

僕らはたまに、試合開始直後や後半直後に失点シーンがあったのですが、よかったのは、後半が始まるときに、選手自らが「入りを締めていこう」と声をかけられていたことです。監督が注意するのではなく、選手自身が考えて声を出せていました。それで後半の入りはよかったですね。実際に、相手のFKから失点しないで、逆にジャッピが(3-0と突き放す)ゴールを決めてくれました。あれですごく助かりましたし、試合展開としては、勝ちゲームができたと思います。試合以外のところはすべて監督が話してくれたので以上です。

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