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作成日時:2021.05.26
更新日時:2021.05.26

【緊急会見レポート】15年目のFリーグの開幕まであと10日!「ABEMAと協力し、新たな企画を盛り上げ、フットサルの普及・発展につなげていきたい」(福村景樹FリーグCOO)

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Fリーグは26日、緊急記者会見をオンラインで開催し、今シーズンもABEMAによる全試合生中継を発表。この会見には、選手を代表して、名古屋オーシャンズの星龍太、ペスカドーラ町田のクレパウジ・ヴィニシウス、エスポラーダ北海道の室田祐希も登場。一般公開後の、福村景樹FリーグCOOの質疑応答を含めてレポートする。

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今シーズンは新しい中継方式「アベマアリーナ」も!

記者会見では、今シーズンのABEMA中継の新しい取り組み「アベマアリーナ」も発表された。この企画の大枠としては、中継内で「両チーム出場選手の闘志むき出しの直前インタビュー」を流すことや、ABEMAで視聴するユーザーが「応援したいチームにクリック投票」を行い、投票数の多いチームをABEMAの実況が盛り上げるというもの。この取り組みは、“試合中継で一方のチームに偏る”という前代未聞の配信となりそうだ。

また、国内最大級のスポーツ観戦情報アプリ「スポカレ」との連携も合わせて発表され、試合当日、スポカレの試合情報画面から直接ABEMAへ遷移し、Fリーグを観戦することが可能となった。事前に「スポカレ」アプリをダウンロードし、「Fリーグ公式カレンダー」をコレクションに登録することで、試合情報やチケット発売情報をプッシュ通知で知らせる機能などもあるため、試合を見逃すことなくキャッチアップできるという。

こうして、開幕まで10日となったこの日、15年目のFリーグのポジティブなニュースが発表されたが、一般公開された選手の質疑応答タイムは、Fリーグで長く実況を担当してきたDJジャンボ氏の進行のもと、登場した3選手も笑顔で応答。ときどき、真剣な眼差しを見せながらの受け答えを含め、以下のようなやりとりが繰り広げられた。

「またタイトル獲っちゃうよ」(星龍太)

──ABEMAで全試合中継が決まりました。どうですか?

星龍太 率直にすごくうれしいです。コロナ禍で会場に足を運べないお客さんに見てもらえる機会はうれしいです。

ヴィニシウス すごくいいですね。フットサルのチームがない地域でも試合を見てもらい、もっと知ってもらえたらいいですね。どこでも見れるのがいいですね。

室田祐希 コロナ禍で会場に足を運べない人も見れますし、今年はワールドカップイヤーですし、たくさんの人に見てもらいたいです。

──今シーズンは「アベマアリーナ」という新しい中継方式もあるようです。どうアピールしますか?

星龍太 僕たちは、強いオーシャンズを見せるのが第一です。アピールですか……またタイトル獲っちゃうよ、とか(笑)。みんながそこに食らいついてきて、頂上決戦というか、毎試合激しい試合をABEMAで見せられたらいいですね。

──勝たなければいけないというプレッシャーはいつも感じている?もしくは、もう余裕?

星龍太 最初はプレッシャーを感じていましたけど、今はプレッシャーを楽しみながら力にできています。

──星龍太選手が、プレッシャーはない、と。どうですか室田選手。

室田祐希 いや、もう楽しんでいきます。

──名古屋戦への気込みは?

室田祐希 自分が得点を決めることもそうですけど、チームが勝つことが一番。それより僕は町田に負けたくない。

──それはなぜ?

室田祐希 5年間お世話になったチームですから。みんな知っていますし、負けたくない。でも、楽しみです。

──ヴィニシウス選手はどうですか?

ヴィニシウス 龍太選手の激しさは怖いです(笑)。でも、町田は昨シーズン3位ですが、もっとレベルアップして必ずタイトルを獲りたいので、もっと成長して名古屋と戦えるようにしたいです。

──では名古屋戦で何点取りますか?

ヴィニシウス 2点です。各名古屋戦で。

星龍太 マジ、すごいね……。

──通算300点はヴィニシウス選手だけ。なんでそんなに取れる?

ヴィニシウス 周囲にうまい選手がいましたし、室田がたくさんアシストしてくれました。でも、自分はシュートだけではなく、タイミングやマーカーとの駆け引き、フットサルの予測が特徴です。周りの選手に合わせることで得点をたくさん取れるのかなと思います。

──あのハートマークをつくるゴールパフォーマンスは?

ヴィニシウス 娘さんの注文です。

──今シーズンは他のも?

ヴィニシウス あれをしないで家に帰ると「パパ、今日はやってなかった」と言われるので(笑)。新しいパフォーマンスができたらやります。

──名古屋は、14年で13回優勝。次の目標を決めるのが難しくないですか?

星龍太 僕たちは、1試合ずつ全力で戦って、その先にタイトルがあると思っています。維持するのも難しいですから、タイトルを獲り続けることが目標。町田や北海道に負けないことで優勝に近づくので、2人に点を取られないようにしたいです。全勝を目指して頑張るので、強いオーシャンズを見せたいと思います。

──室田選手、W杯への意気込みは?

室田祐希 (2016年の)前回大会は出場を逃して悔しい思いをしましたし、(出場権をかけたアジア選手権では)個人的には出場機会も少なく、何もできなかった印象があります。今回は出場が決まり、あとはメンバーに入れるように。頑張って1試合、1試合やっていきます。

──ABEMAで見ながら、そのプレーにワクワクする人はたくさんいます。ここを見てというのは?

室田祐希 見ている人が楽しんで見てもらえるようなプレーをしていきたいと思います。

──ヒールリフトのゴールなんかも。

室田祐希 そうですね。タイミングがあればやりたいと思います。

どういうふうにリーグが変わっていけるか、がんばっていきたい

以下、福村COOの質疑応答をお伝えする。

──昨シーズンは、コロナ禍でFリーグ史上初の全試合生中継が実現しました。Fリーグとしては、昨シーズンをどのように総括し、それを踏まえて、今シーズンはどのようなリーグにしたいと考えていますか?

ABEMAさんが、初めて全132試合を中継してくださいました。コロナ禍以前から、会場に足を運べなかったような地域の人たちにも見ていただき、多くの反響がありました。今シーズンは改めて、その輪を全国のフットサルの普及につなげていけたらと思いますし、ABEMAさんと協力し、新たな試みを企画し、盛り上げたい。みなさまにも、フットサルの発展のためにご協力いただきたいと思っております。

──世界的にも、全試合生中継するフットサルリーグは珍しいと思います。それができる背景は?

いわゆる「全試合生中継」をしているところは、ほとんど見当たらないと思います。ABEMAさんとは、(ABEMAが開局した2016年から中継を続けてもらい)最初は、集中開催(セントラル開催)でやろうというところから始まり、そこから特定の面白いチームを取り上げてもらう試みなどをしたり、その発展型として、ホーム&アウェイを中継しようというところにいたりました。これは大きなことで、今年はフットサルのW杯もありますから、それに向けては、ABEMAさんやみなさんと、これをテコとして、フットサルの発展へと進みたいと思っております。

──コロナ禍で各クラブもスポンサー獲得が難しいなか、露出が増えるメリットは大きいですよね。

実は、緊急記者会見とさせていただきましたが、ABEMAさんとのスポンサー契約についてはずっと詰めてきていて、5月5日のキックオフカンファレンスでは発表できませんでした。各チームでは、ABEMAさんが中継するかどうかでスポンサー契約を迷う企業さんがあり、今回の契約を受け、スポンサーが決定したところもあると聞いています。そうした意味でも、ABEMAさんに感謝しております。各チームが財政的に厳しい状況はたしかにありますが、新たなステップを踏んでいけるように、各チームがスポンサー獲得できるように、どういうふうにリーグが変わっていけるかも踏まえて、がんばってまいりたいと思います。

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