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2021.09.10

【日本代表/WEB取材】“違い”を生み出すプレーメーカー・西谷良介、覚悟を持って臨む初のW杯

PHOTO BY高橋学

FIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021の開幕が迫るなか、14日に行われる初戦のアンゴラ代表戦を前に、フットサル日本代表がオンライン取材に応じた。

日本代表にとっては9年ぶりのW杯。多くの選手にとって初めての経験であり、チームを支えるベテラン選手である西谷良介にとっても、初の晴れ舞台となる。

キャリアの集大成ともいえるW杯に向けて「自分が脅威になることで、日本の攻撃の厚みや幅になる」と覚悟を持って挑む。攻撃を司る稀代のプレーメーカーが、本大会を前に現在のチーム状況を明かした。

「自分が脅威になることが攻撃の厚みや幅になる」

──リトアニアの空気感や雰囲気はいかがですか?

リトアニアは肌寒いと聞いていたので体調管理を気をつけていましたが、それほど寒くはありません。ここまでは、自分のなかでポジティブな感情を持っていて、スペインからいい感じできています。欧州に来てからは1回も雨が降っておらず、朝起きたら開放的で、良い天気、良い生活リズムを送ることができています。スペインでもリトアニアでも、良いサイクルを過ごせていると思います。

──気持ちも充実してきているところで、いよいよ初戦が4日後にやってきます。気持ちの高まりはいかがですか?

徐々に高まり出しています。試合感については、欧州遠征からの6試合をこなしたことで、十分に経験を得られています。今はワクワクしています。

──久しぶりに国際試合を経験し、感触やパフォーマンスは上がってきている?

(Fリーグとは)間合いが違って、スピードの違いに関するインパクトはありましたが、慣れてきました。また、国によって色々と違うので、事前に試合ができたことはポジティブです。フィット感は、自分の中でも出てきています。

──キャリアのなかで集大成になると思いますが、ようやくたどり着いた世界の舞台で個人的に見せたい思いが強いのでは?

アジアやいろいろな国との親善試合は経験してきましたが、世界大会は初めての経験です。まだ経験がなかった頃は、あっという間に試合が過ぎてしまう感覚があり、「何をしていたんだっけ?」というくらいの感覚でした。そういった経験を踏まえ、今は地に足をつけてプレーができていると感じます。やっとそういう場所に立てたんだなと実感しています。

以前にも言いましたが、自分が脅威になることで日本の攻撃の厚みや幅になると思っています。よく(自分の特徴は)バランスを取るプレーと言われますが、自分が脅威になるプレーをもっと増やしたいですし、そこを見てもらいたいと思っています。

──親善試合はセカンドセットで出られていました。ファーストセットは完成度が高く脅威を与えられるなか、そこと比べたときのセカンドセットの長所や役割は?

ファーストセットは、攻守ともに脅威的で個人の特徴が発揮できています。僕らセカンドセットが入る前に、良い流れを作ってくれています。ただ、ファーストセットは相手から研究をされていると思います。だからこそ自分たちのセットが大事になるかなと。

初めの頃よりは、セット間でコミュニケーションが増えていますし、自陣でプレーするよりも相手陣内でのプレーが増えています。セットとしてポジティブに捉えていますし、前進している感触があります。自分たちのセットが試合を動かせるようになると、日本代表の攻守の厚みは増してくるだろうと。

残り4日なので、そこの積み重ねや細かなディテールにこだわる。試合はうまくなるところではなく、勝つところ。そこを間違えずに練習でチャレンジして、攻守の厚みを増していきたいです。

──となると親善試合の段階で、定位置攻撃から点をとって本番を迎えたかったのが本音?

ちょっとずつ前進している感覚はあります。今から特別なことをする、何かを変えるより、これまでの積み重ねを信じる。そして攻撃はフィニッシュで終わることが大事です。進んでいる実感を得ながら、さらに前へと進んでいきたいと思います。

──事前の試合で強化された部分や、掴めてきたなと感じる部分は?

以前に比べて、落ち着いてプレーできている感触があります。セット間で自分がバランスをとることは必須で、そうすることで他の選手が生きる。普段のプレーを特別に変えることはないです。役割を全うしながら、より前進できるプレー、ゴールを目指すプレーが試合を重ねるごとに出ていると感じています。そこの完成度を突き詰めたいです。

相手陣内でプレーする回数については、ドリブラーのドリブルだけに任せるのではなく、チャレンジしたパスやリスクを冒すプレーを出していける感触があります。そこで脅威になれればと思います。

──ドリブラーに任せずゴールに向かうプレーの基準として、ゴール前に出ていくタイミングのビジョンはどう描いている?

パスを出して、さぁ1対1を仕掛けますよという時に、自分が見る側になるのではなく、自分のアクションによってドリブラーがドリブルしやすくなる。そういうプレーが、オプションとして攻撃の幅深さになると思います。

ドリブラーのドリブルだけではなくて、前進するパスを出した瞬間に自分が3人目の動きを出すことで、厚みを持ったゴールに直結するプレーが増えてくると思っています。そういったオプションの1つになれるように意識してやっていきたいです。

──そういったギアチェンジやゲームのなかでのリズム変化を行う上で、時間のコントロールをどのように考えていますか?

試合終盤でリスクを冒すかどうかは、自分たちの点差にもよります。点を動かしたい、ここは勝負に行きたいと思うところは必ずあるので、そこを見逃さないようにしたいですね。そういう場面で、ドリブルできる選手に任せるだけだと相手も慣れてきます。自分がサプライズのようなプレーを出せれば良いかなと思っています。

──今回のワールドカップ は日頃フットサルを見ていない人も見る可能性が高いです。彼らにどういうところを見せたいですか?

昔から言われていますが、攻守ともにスピーディーな展開、最後の残り1秒まで点が動く、そこに魅力があると思いますし、注目してもらいたいです。サッカーではGKがゴールするチャンスはあまりないですが、フットサルはコートが小さく、誰でも点を取れる状況はあります。迫力あるプレーを期待して、魅力に感じて見てもらえればと思います。

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