14日、ペスカドーラ町田は甲斐稜人が名古屋オーシャンズへ移籍すると発表した。

「何度も話し合い、決めました」

クラブのレジェンドであり、前身クラブ・CASCAVEL（カスカヴェウ）の創設者の甲斐修侍を父に持つ甲斐稜人は、町田の育成組織の生え抜き。「スクールを合わせると人生の半分以上をペスカドーラ町田で過ごしてきました」とリリースで綴っているように、町田で育ち、町田のこれからを背負っていく存在だろうと思われていた。それだけに、名古屋への移籍はファンに衝撃を与えた。

だが、甲斐は町田の発表を通じて「この決断はすぐに決まったことではなく、前任のルイス監督から父に監督が変わるタイミングで2人で何度も話し合い、お互いのためにも別のチームに行くことを決めました」と、悩み、協議を重ねた結果での決断であることを明かし「僕のこの決断に賛否両論があるのは重々承知していますが、ご理解頂けるとありがたいです」とコメントを残している。

なお、甲斐は今年3月の全日本フットサル選手権大会で前十字靭帯を損傷。全治8カ月のリハビリを強いられ、リーグ戦での出場はなかった。名古屋へは1月末に合流し、今シーズンは名古屋オーシャンズサテライトへの登録となるそうだ。

大きな決断を下し、赤いユニフォームを身にまとう甲斐は得意の左足を武器に、王者の一員としてタイトル獲得に貢献できるか。彼の行く末にフットサル界全体から注目が集まる。

町田からのリリースは以下のとおり

No.20甲斐稜人選手 名古屋オーシャンズ移籍のお知らせ

この度、No.20甲斐稜人選手が名古屋オーシャンズに移籍することが決定しましたのでお知らせいたします。
甲斐選手の今後の活躍にもご期待ください。

なお、名古屋オーシャンズへの合流は1月末を予定しております。
※今シーズンは名古屋オーシャンズサテライトへの登録となります。

【甲斐 稜人（KAI Ryoto）】
2001年07月20日生
170cm／65kg
Fリーグ通算 ： 51試合／10得点

コメント：
この度、名古屋オーシャンズに移籍することとなりました。

スクールを合わせると人生の半分以上をペスカドーラ町田で過ごしてきました。
この決断はすぐに決まった事ではなく、前任のルイス監督から父に監督が変わるタイミングで2人で何度も話し合い、お互いの為にも別のチームに行くことを決めました。

ペスカドーラ町田に関わる全ての方に本当に大変お世話になりました。
特に今シーズンは大怪我でプレーができない中、選手、スタッフ、トレーナー、ファン、サポーターの方に支えてもらって苦しく、辛い時間をネガティブに感じることなく常に向上心を持って過ごすことが出来ました。
ペスカドーラ町田で過ごした時間は皆様のお陰で本当に楽しく濃い時間となり、関わった全ての方に心から感謝しています。
本当にありがとうございました。

僕のこの決断に賛否両論があるのは重々承知していますが、ご理解頂けるとありがたいです。

強くなってピッチに帰ってきたところをお見せ出来るよう日々精進していきます。
スクールから下部組織、そして現在に至るまで長い間、本当にありがとうございました。

これからもペスカドーラ町田と甲斐稜人の応援、よろしくお願い致します。

名古屋からのリリースは以下のとおり

甲斐稜人選手 加入のお知らせ

この度、ペスカドーラ町田より甲斐稜人選手が加入することが決定いたしましたのでお知らせいたします。
新戦力となる甲斐稜人選手の活躍に是非ご期待ください。
なお、名古屋オーシャンズへの合流は1月末を予定しております。
※今シーズンは名古屋オーシャンズサテライトへの登録となります。

選手名　 ：甲斐 稜人KAI Ryoto
生年月日 ：2001年07月20日生
身長 体重：170cm／65kg
Fリーグ通算 ： 51試合／10得点

■甲斐稜人選手コメント
名古屋オーシャンズに関わる全ての皆様、初めまして。
この度、ペスカドーラ町田から名古屋オーシャンズに移籍することになりました甲斐稜人です。
日本フットサル界を代表するチームに入団し、プレーできることを非常に嬉しく思います。
高い意識を持ち、チームの勝利の為に日々の練習から全力で取り組んでいきたいと思います。
応援よろしくお願いします。