更新日時:2018.08.18
【バーモントカップ全日本U-12フットサル】世代最高峰の戦いが開幕! 連覇を狙うピヴォは早々にグループを突破!
PHOTO BY本田好伸
3000チームの頂点を目指して
U-12年代の日本一を決める大会「JFAバーモントカップ 第28回全日本U-12フットサル選手権大会」が17日、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館および屋内球技場で開幕。大会初日は各都道府県の予選を勝ち抜いた48チームが4チームずつ12グループに分かれてリーグ戦の2試合ずつを戦い、大会連覇を狙うピヴォ(静岡県)ら5チームが、最終戦を前に早くも決勝ラウンド進出を決めた。
今大会の予選には、3000を超えるチームが出場。そんな熾烈な戦いを勝ち上がって全国の舞台に到達した48チームの選手たちだけに、クラブや地元地域の代表としての自覚や責任、そしてプライドを胸に秘めると同時に、普段のトレーニングの成果を発揮する場として、いずれも熱戦を繰り広げた。
■大会1日目ダイジェスト(グループステージ第1節、第2節ゴール集)
7大会連続決勝ラウンド進出を決めたブリンカール
1日目の戦いを終え、グループリーグ最終戦を残しながら、早くも決勝ラウンド進出を決めたのは、グループAの旭丘フットボールクラブ(石川県)、グループHのブリンカールFC(愛知県)、グループIのピヴォ(静岡県)、グループJの大阪市ジュネッスFC(大阪府)、グループLの比屋根フットボールクラブ(沖縄県)の5チーム。特に、前回大会覇者のピヴォは日頃からフットサルに取り組むクラブであり、2試合で17得点・3失点と危なげない戦いぶりで、史上初の連覇に向けて好スタートを切った。
また、際立つ強さを示したのは、2015年大会で優勝したブリンカール。初戦を9-3、第2戦を7-2と、2試合ともにスコアでも内容でも相手を圧倒する戦いぶりが光った。「サッカーに生かすためのフットサル」を明確に掲げて、日頃からフットサルのトレーニングを取り入れる彼らは、2012年に初出場すると、以降は8大会連続出場中であり、しかも2013年大会から7大会連続で決勝ラウンド進出を果たしている。実際に今大会に出場するメンバーの多くは、キッズ年代からクラブのフットサルスクールに通い始めた選手であり、彼らは当時、バーモントカップで全国大会に出場する“先輩”たちをスタンドで応援している。
そうやって脈々と培われてきたものは確実にクラブの財産となり、選手は毎年(卒業して)入れ替わっても、チーム力が落ちることなく、フットサルの全国大会でいつも優勝候補に挙げられているのだ。
大会は18日に1次ラウンドの残り1試合と、グループ1位で勝ち上がった12チームとワイルドカードの4チームを加えた16チームによる決勝ラウンドの初戦が行われる。グループ最終戦は、突破を懸けた直接対決が5試合、三つ巴の争いが2グループあるため、大会はさらに激しさを増していきそうだ。
Jリーグの育成組織や街クラブ、日頃からフットサルに取り組むクラブなど、多様なバックグラウンドを持つチームが集まる今大会、第28代目の王者となるのは、果たしてどのチームだろうか。
※大会の試合結果は日本サッカー協会(JFA)の大会公式ページへ
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